• TOP
  • FEATURE
  • 冬のモノトーンを抜け出す挿し色はブルー

トガオシ。Vol.293冬のモノトーンを抜け出す挿し色はブルー

2023.12.14

冬の挿し色事情について、戸賀さんに相談してみました。無理やりテーマカラーを決めなくても、簡単に1点加えるだけで新鮮なスタイリングができるのは定番カラーのニットでした。冬になるとついつい、暗いトーンのアイテムばかりになってしまうという方、必聴です!


冬気分を一新する、戸賀流の冬カラーはブルー

セッテフィーリカシミア / BR別注 タートルネック ニット(カシミア)
タリアトーレ / ウール&ナイロン 4B ジャケット

冬になると、黒ずくめのコーディネートが多くなってしまうという方は少なくないかと思いますが、戸賀さんはいつも上手な大人のカラーリングをされています。

「挿し色って、大人に必要なテクニックだと思うんだ。ベーシックカラーを大事にしながら、その年ごとに自分なりのテーマをもった色のアイテムを挿すってことを心がけるだけで、大分違って見えるんじゃないかな。それじゃ、何色にすればいいの? って思われるかもしれないけど、簡単で誰にでも似合う色となると爽やかなブルー系のニットじゃないかな。」

そう言えば、なぜか冬になるとブルー系のアイテムを着ること、なんとなく控えてしまっていたのかも…。ネイビージャケットやサックスブルーのシャツなら通年アイテムなので、誰もが持っていますが、ブルーのニットというのは盲点でした。

「寒くなると、ついつい黒い冬アウターを引っ張り出してきがち。そこへ黒いニットやブラックデニムを合わせちゃうと、全身真っ黒になっちゃう。それはそれでカッコいいけど、そこをあえて白パンやグレスラでグラデーションにして、一点ブルーのニットを挿してみる。これだけでも違って見えるし、冬のスタイルに軽さがプラスできる。寒色だけどアクティブ感もあって好印象じゃないかな。」

たしかに白・黒・グレーにブルーを挿すことを心がけるだけで冬のコーディネートが新鮮です。意外とこんな簡単なスタイリングを忘れがちでした。今日の戸賀さんはセッテフィーリカシミアのタートルネックニット。ボディスペックをBRが別注した、リラックス感あるシルエットが特長ですが、ここに戸賀さんは時計をブルーフェイスで合わせているあたりも見習いたいですね。

「ブルーは白黒グレーといったモノトーンの挿し色として使えるだけでなく、ネイビーを活かしてくれる色でもあるんだ。ネイビーブレザー、ネイビージャケット、それからインディゴブルーのデニムも新鮮にしてくれる。最近ちょっと飽き気味だったネイビーも、また新たな気持ちで着こなせるよね。」

今冬着たい! 代表的なブルーカラーアイテム

セッテフィーリカシミア / BR別注 カシミアニット プルオーバーパーカー
グランサッソ / ミドルゲージ クルーネック ニット
フェデリ / クルーネック ニット(re-cashmere)

戸賀さんがピックアップした冬のブルーのニットは、水色、サックス、ターコイズ、etc.、明るいトーンが決め手の大人のブルーです。

「どれもイタリアブランドならではのブルーの発色がきれい。右から、ちょっとくすんだ色目のパーカーは戸賀も所有しているセッテフィーリカシミア。さりげなくラグジュアリーな肉厚カシミアだね。真ん中は鮮やかなターコイズブルーのグランサッソ。ミドルゲージのヴィンテージフィニッシュ(製品染め)は、シームやリブのアタリ感がこなれ見えするポイントです。左のフェデリは「Re-cashmere」と名付けれられたブークレ調のカシミア混。製造工程で抜け落ちたカシミアを採取したリサイクルカシミアは、SDG'sに取り組む企業姿勢を示してるんだ。」

それぞれに個性あるブルーのニット。戸賀さん風に1点使いで着こなすだけ、この冬、心持ちまで暖かく過ごせそうです。

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

TAGS

関連特集記事

LOAD MORE

loading

最新記事

LOAD MORE

loading

franckmuller BOGLIOLI ROY ROGER'S
RakutenPay

*当サイトの税込価格表示は、掲載時の消費税率に応じた価格で記載しております。 お間違えになりませんようご注意ください。

arrow