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トガオシ。Vol.429戸賀敬城が太鼓判を押す
「AKIRA & SONS」

2026.07.09

今年2月の記事でもご紹介しましたが、アイウェアを知り尽くした戸賀さんが「これは久々に惚れた」と太鼓判を押した「AKIRA & SONS」。夏本番を迎えるにあたり、BRではPOP UPを開催中です。そこで戸賀さんに、いまあらためて注目モデルを選定していただきました。本記事の後半には戸賀さんが“メガネの師匠”と慕う名優についても語っています。ぜひ最後までご覧ください。


この夏掛けたい大人の鯖江フレーム

アキラアンドサンズ / 《 POP UP 限定商品 》セルフレーム サングラス/NORMAN ¥47,300 (ネイビー×ミドルグレー)

前回の記事でもご紹介した「AKIRA & SONS」。元美容師という異色の経歴を持つデザイナー・石川明氏が手掛けるアイウェアブランドは、国内有数の眼鏡産地・福井県鯖江で熟練職人が一本ずつ丁寧に仕上げられています。

鯖江メイドと聞くと、高い品質や掛け心地の良さを思い浮かべる方も多いでしょう。世界トップレベルの研磨技術、精密なフィッティング技術によって生まれる快適な掛け心地は世界中で高く支持されていて欧米のラグジュアリーブランドが自社製品のOEMを依頼しています。その一方で、国産ブランドはどこか実直で、デザイン面は少し控えめという印象も。でも、戸賀さんは「AKIRA & SONS」に惹かれたといいます。

「鯖江とは長い付き合いだから、モノ作りの良さはよく知ってる。でも、昔は少し垢抜けないブランドも少なくなかった。そのなかでAKIRA & SONSは、抜群にセンスがいいと思わせてくれる。そんなブランドをBRがちゃんと見つけてくるところもいいよね」

戸賀さんは雑誌『メンズクラブ』編集長時代、国際メガネ展「IOFT」で日本メガネ大賞の審査員を務めた経験もおありです。だからこそ品質だけでなく、デザインとのバランスにも厳しい目をお持ちなんです。

一本目に手にしたのは「NORMAN」のクリアネイビーのフレーム。1960年代のアメリカンヴィンテージをベースにしたウェリントン型で、クラシックなのに今っぽい絶妙なバランスが魅力的。クラシカルな雰囲気ながら、目尻に少しボリュームを持たせて、ほんのりモードでエレガントな印象です。フレームも大きすぎず自然なワイド感ゆえに、顔幅のある人でも掛けやすいモデルとなっています。

「ほんのりネイビーだけどクリアなので、黒セルよりも軽快さがある。海外ブランドのアイウェアもいろいろ試してきてわかったんだけど、国産フレームはずり落ちてこないし、耳の上が痛くならないし、圧倒的に掛け心地がいいんだよね。このNORMANも、掛け心地がすごく軽くて、フィット感がめちゃくちゃいい。一見クラシックなんだけど、ちゃんとモード感も備わっていていいんだよね。うん、これ、ちょっとキープしておいてもらえるかな」

職人こだわりの作り込みと掛け心地も両立

アキラアンドサンズ / 《 POP UP 限定商品 》セルフレーム サングラス/NORMAN[6colors]¥47,300

素材は国産アセテートを採用。艶やかな質感と発色の美しさはもちろん、湿度や温度の変化にも強く、歪みや変形が起こりにくい素材です。さらに広めのブリッジ幅と、細かな調整ができるクリングスタイプの鼻パッドを組み合わせることで、セルフレームとは思えない軽快な掛け心地を実現しました。耳に掛かるテンプルも厚みを持たせながら細身に設計され、包み込むようなフィット感。サイドにはサハラ砂漠に暮らす青の民・トゥアレグ族の伝統的な彫金模様をモチーフにしたメタル装飾を配置することで、横顔にさりげない個性を添えています。

「いま一番気分なのはネイビーフレーム。ここにブルー系のレンズを入れて、トーン・オン・トーンで掛けたいんだよね。大人には真っ黒より、ほんのり色が入ったセルフレームのほうがモードっぽく見えるしね。ネイビーの深みとブルーレンズの透明感っていう組み合わせが、夏の軽やかな装いを洗練させてくれそうじゃない?」

30'sクラシックなクラウンパントにも注目

アキラアンドサンズ / 《 POP UP 限定商品 》セルフレーム サングラス/RENZO ¥47,300 (ブラウン×ターコイズグリーン)

続いて試着したモデルは「RENZO」。1930年代に流行したクラウンパントをベースに、ややティアドロップのニュアンスを加えたデザインで、戸賀さんが手に取ったのは、ほんのりべっ甲風のダークブラウンに、笹柄入りのべっ甲風モデルでした。

「昔はべっ甲って、オジサンとかトラッドのイメージだったけど、このフレームは、一見ダークブラウンで、よくみると笹柄が入ってるという。そこがすごくモダンな印象なんだよね。若い人にも掛けやすいと思うし、オトナも洒落て見える。昔からべっ甲フレームが愛されてきた理由もなんとなく伝わるし、これなら笹柄に抵抗のあった人が挑戦したときに意外としっくりくることを感じられるんじゃないかな。」

日本人顔に似合う伝統工芸とデザインの融合

アキラアンドサンズ / 《 POP UP 限定商品 》セルフレーム サングラス/RENZO[6colors]¥47,300

クラウンパントは丸みのある逆三角形(ボストン型)のレンズ上部を、王冠(クラウン)のように一直線にカットしたフレームデザイン。そこへRENZOは目尻を少し落とすことで、ほどよく力の抜けた表情とともに、どこか知的でナードな雰囲気も漂わせました。日本人の顔にもなじみやすい絶妙なバランスに、素材や作りはNORMAN同様、鯖江の熟練職人によるハンドメイドです。

「RENZOの良さはフレーム幅のちょうど良さ。細すぎず太すぎないから、誰が掛けても違和感がない。丸顔の人にも似合うし、日本人の顔をよくわかってる感じがする。少し透け感のあるアセテートの発色もいいね。伝統工芸って、ともするとクラシックに寄りがちなんだけど、これはちゃんとモダンでカッコよく仕上がってる。気を衒いすぎない、このバランスにセンスを感じさせるんだよね。」

軽量でモダンな印象のコンビフレームも

アキラアンドサンズ / 《 POP UP 限定商品 》コンビフレーム サングラス/ARNE[6colors]¥52,800

3本目はワイヤーテンプル仕様の「ARNE」。フロントはブリティッシュヴィンテージに見られるラウンドリムを細くライトに仕上げ、テンプルにはワイヤーを使ったコンビネーションフレームです。ワイヤーテンプルは軽やかな掛け心地を生むオリジナルのβチタン。ヒンジは耳の高さの違いに対応できるアジャスターヒンジを搭載しているので傾斜角の微調整も可能です。これが掛け心地の良さをとことん追求できるポイントですね。やや広めのブリッジにクリングスタイプのパッドを組み合わせ、ずり落ちにくく長時間の着用でも快適に保てるように設計されています。

「いろいろ悩んだけど、今回はNORMANを2本いっちゃいました。最近、気に入っていたネイビーのフレームをなくしちゃったのと、クリアオリーブが新鮮味だったので。学芸大学にある直営店・旗艦店の“SEESAW SPECTACLES”なら、フィッティング調整や度付きレンズの相談までしてもらえるそうだから、足を運んでみようと思ってます。」

購入を決めた後、しばし撮影スタッフとメガネ談義。記事にできないオフレコ話もありますが、さりげなく戸賀さんがレンズカラーと、自身の“メガネの先生”についてお話しされていた話が印象に残りました。戸賀さんに許可をいただきましたので、そちらを本稿の結びとさせていただきます。

「目線がわからないほど濃いレンズのサングラスは相手と場所を選ぶ。新幹線の移動中、寝てるときに濃いレンズは便利だけど(笑)、打ち合わせの席や、夜の会食でもかけるのは薄いカラー。人と会うときは、視線がわかるくらいの濃さのを掛けるようにしてる。服もアイウェアも相手に合わせて選ぶべきだし。そういう気遣いができる方だったのが、雑誌の取材でお会いした緒形拳さんと奥田瑛二さん。このお二人のメガネ顔は本当にカッコよかった。お二人に憧れて30代からずっと薄いカラーレンズを愛用してる。特に緒形さんが掛けてたベージュフレーム&イエローレンズは忘れられないね。真似して買ってみたけど、あの頃のトガにはまだ早かった(笑)。」

現在、B.R.SHOP実店舗とB.R.ONLINEでは2026年7月20日(月・祝)まで「AKIRA & SONS」のPOP UPを開催中です。気になる方はぜひ実際に掛け比べにいらしてください。

INFORMATION


B.R.ONLINE & B.R.SHOP にて POP UP 開催


この特集に合わせて、 AKIRA & SONS のサングラス POP UP を B.R.ONLINE と B.R.SHOPで同時開催。 “最後の一手”にも“最初の一手”にもなる一本を、ぜひ実際に手に取って選んでください。

POP UP展開商品が一同に見られる特集ページはこちらから

CREDIT

Photo : 鈴木泰之 / Styling : 堀内亮志 / Text : 池田保行 (ゼロヨン) / Design : 中野慎一郎 / Produce : 大和一彦

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