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トガオシ。Vol.29無地タイ or レジメン
戸賀流、男の正装

2018.11.28

PAGE 3 / 3意外なところにもタイドアップの効果が

「編集長時代に、タイドアップマンデーを企画したことがあるんです。月曜はビシッとキメて、社内のほかの部署にアピールしようぜって。普段カジュアルな編集部員は最初のうち面喰らったようですが、正装することで気持ちが切り替わって、結果的によい効果を生みました。」

当時、部数を大幅に落としていた雑誌『メンズクラブ』をV字回復した戸賀さんの手腕はあまりに有名ですが、その裏には、そんなことがあったとは。それまで迷走していた雑誌の方向性を確かなものにして、30代男性の上品なファッションスタイルを提案するメディアとしての地位を築いたのは、編集部員一丸となってタイドアップした効果もあったのでしょう。タイひとつで、その人も周りの人も気持ちが変わりますからね。

「それに男のスーツは七難隠すと言いように、誰にも失礼のない安心できるスタイルです。それに普段ラフな人ほど、いざというとききっちりタイドアップができると評価が加速度的に高まるように思います。長くファッションを見てきた立場からすると、スーツをきちんと着られない人のカジュアルはルールがなくて、どこか品のないものになりがちですが、スーツを正統に着ることができる人のカジュアルは礼節ある大人の品格を保ったスタイルになるように思います。僕は相手を思えばこそ、スーツをきちんと着られる大人でありたいし、僕の周りのひともそうあってほしいと思っています。」

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CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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