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giab's ARCHIVIO STYLING / 2017AW vol.2今までの2プリーツパンツを覆す! ジャブス アルキヴィオの新モデル

2017.09.21

大ヒットモデル“VERDI(ヴェルディ)”から
進化した2プリーツパンツ

今やドレスクロージング界のボトムズ地図を書き換える存在となった、イタリアはフィレンツェ発のトラウザーズブランド「giab’s ARCHIVIO(ジャブス アルキヴィオ)」。その魅力のひとつには、いち早くナイロン素材を取り入れる、スポーティな着こなしへの圧倒的な対応力、といった先見性が挙げられます。この2017秋冬シーズンに満を持してリリースされる2プリーツモデル“VERDI- W(ヴェルディダブル)”にもその先見性がいかんなく発揮されているのです。

ジャブス アルキヴィオが牽引し、もはや定番化したプリーツパンツ。この流れは1アウトプリーツから始まり、今やクラシカルなインプリーツまで、さまざまなパンツブランドがリリースするに至ります。そして、プリーツパンツを手に入れた方は誰しもが思ったのではないでしょうか ? 腰廻りにプリーツが入るだけで何てリラックス感ある穿き心地になるのだろうか、と。そして、物足りなくなったのではないでしょうか。2プリーツになったらどれほどラクに穿けるのだろうか、と。しかし、ココに盲点が存在します。一言でいえば、2プリーツは腰廻りがモタつき古臭く見えてしまうんです。この点を実に見事にクリアしたのが、ジャブス アルキヴィオの2プリーツモデル“VERDI- W”なのです。

それではスタイリングとともに解説していきましょう。〔Settefili Cashmere〕のラグジュアリーなカシミアクルーネックに、注目アイテムであるロング丈のレザーコート〔SICAS〕をバサッと羽織ったこのスタイリング。適度なリラックス感はそのままにボリュームが抑えられた腰廻りのライン、それに続くワタリからスソまでのシルエットは極めてシャープ。人気の1プリーツモデル“VERDI”の膝よりも高い位置からテーパードするシルエットを踏襲しています。いま大人が穿くべきプリーツパンツは、このグッと絞ったテーパード具合が生命線です。しかし、2プリーツにすると構造上どうしても発生してしまうのが腰廻りのボリュームなのです。では、ジャブス アルキヴィオの2プリーツモデル“VERDI- W”はいかにしてこの点を解消したのでしょうか ?


2本目のプリーツに秘密が…

1本目(内側)のプリーツは確かに開いており、ゆとりを持たせる役割を果たしていますね。でも、2本目(外側)のプリーツはどうでしょうか ? これこそが腰廻りのモタつき解消の秘密。2本目のプリーツ内側のキワにステッチを入れることで、モタつきの原因であるボリュームを抑えたのです。これは1950年代に実在していた2プリーツのテクニックを採用したもの。60年以上にわたり、トラウザーズ生産一筋ならでのアイデアであり、2プリーツパンツの腰廻りモタつき問題を見事に解消したジャブス アルキヴィオの先見性なのです。

カシミアニットのキレイな色合いを際立たせるため、アウターとボトムズはベーシックカラーで合わせています。ボトムズの生地はジャブス アルキヴィオ定番のグレーサキソニー。程よい色合いは合わせるアイテムを選びません。また、スッキリとしたシルエットゆえ、シューズ〔Paraboot〕のほんのりボリュームあるフォルムが活きてくるというもの。絶妙な抜け感が漂います。


派手色攻略にはブラックを

〔Settefili Cashmere〕のカシミアVネックニットに〔giab’s ARCHIVIO〕の“VERDI- W”ブラックサキソニーをコーディネートしたこちらは、ニットの赤が実に鮮やか。でも、白Tを挟んでブラックパンツを合わせれば、強い色同士ゆえ調和が生まれます。そして、“VERDI- W”のゆったりと、でもスッキリとしたシルエットがさらに全体を整えてくれるのです。このようなシンプルコーデには、時計やアクセサリー〔D’AMICO〕でアクセントを付けるのをお忘れなく。


人気モデルに革新的素材が登場 !

トラウザーズというジャンルに真の意味で“スポーティ”なムードをもたらしたジャブス アルキヴィオ。もう一つの看板モデルが、両サイドウェストにシャーリングゴムを入れたリラックスパンツの“MASACCIO(マサッチョ)”です。生地はイタリアンフリース(裏起毛スウェット)。ほっこりとした生地感は寒い時期にもピッタリで保温性抜群です。縫い付けのセンタークリースライン入りなので縦のラインが強調され、大人が穿くに相応しいリラックスパンツの決定版と言えるでしょう。着こなしはスポーティでも手抜きはNGです。〔Cruciani〕のジップアップニットに〔EMMETI〕のムートンダウンベスト。足元は白スニ〔Pantofola d’Oro〕を合わせ、上品なワントーンコーデに。白T以外のトップスは羽織モノなので脱ぎ着がラク。体温調整も簡単で、且つラグジュアリーな“大人スポーティ”の完成です。


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 川田有二 (Riverta) / Hair&Make : Takuya Baba (SEPT) / Designer : 中野慎一郎 / Model : EDUARD BADALITA (Donna) / Text : 佐々木利浩
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