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ASTILE house Recommend Style / 2017AW Vol.8シャツ生地の宝石を纏って 新ボディになったドレスシャツ

2017.11.26

日常からフォーマルまで着られる最上級のドレスシャツ

洗いのかかった緑タグのスポーツシャツで一世を風靡したフィナモレですが、もちろん元々はドレスシャツをメインとするナポリのシャツブランド。1925年から続く、老舗のカミチェリア(シャツ屋)です。そんなフィナモレがここ最近、再びドレスシャツに注力しています。

こちらのシャツはカルロリーバ社の生地を用いたアスティーレハウスの別注モデル。「シャツ地の宝石」と謳われるカルロリーバ社は、170番手以上の細い糸しか使わないことで知られており、「カルロリーバイズカルロリーバ」の名言が示すように、何者にも代えがたい唯一無二のシャツ地を生み出します。糸の状態で最低でも半年以上は倉庫に寝かせることで、糸撚りを安定させたり、織り上がった生地をこれまた半年以上、特別な倉庫で寝かせて風合いを高めてから出荷します。織機をすべて低速で稼働させているため、空気をたっぷりと織り込んだやわらかく肌触りの良い生地が仕上がるのも特徴です。

糸や生地を寝かせる期間も考慮すると大量生産は不可能。そのため高品質で稀少な生地ブランドといわれるのです。フィナモレはカルロリーバ社が絶大な信頼を寄せるシャツ屋のひとつですので、最高のコレクションの中から、とくに優れたものを買い付けることができるシャツブランド。コットンなのに、まるでシルクのように極上のタッチは、ぜひ手にとって確かめてみてください。

さて今回、アスティーレハウスが別注したフィナモレのシャツも、カルロリーバの最高級生地を使っています。こちらのサックスブルーのシャツは、ほんのりピンチェック風の質感で、まっさらな無地よりも表面にニュアンスがあり、肌触りは極上なうえに見た目にも高級感があります。フォーマルシーンにも着用できる白も用意してあり、こちらもほんのり光沢のあるロイヤルオックス調の生地が使われています。

衿型は「ZANTE(ザンテ)」。これまでフィナモレの定番とされてきたシモーネとルイジの中間ぐらいの襟開きで、両方のいいとこどりをしたエレガントな衿型です。タイドアップはもちろん、ノータイでも衿元が開きすぎずシーズン問わずビジネス&ドレススタイルに着用いただけます。


アスティーレハウスでしか買えない特別なボディとは

このアスティーレハウス別注フィナモレには、ここでしか手に入らない特別な仕様が採用されています。それは身幅に余裕のある「MILANO(ミラノ)」というボディの採用です。

通常、国内で展開しているフィナモレのは日本人の体型に合わせて、ネックサイズに対してワンサイズ小さい「FIRENZE(フィレンツェ)」というボディを組み合わせています。そのため体育会系で体格のよい方や恰幅がよい方には難しいと思われていたことも。そこでアスティーレハウスでは今回、通常の海外仕様と同じモデルを展開します。

実際のところ、ナポリの男たちはモッツァレラチーズにたとえられるほど恰幅の良い人が多く、しかも皆ぽっこりお腹に、ぴったりサイズのシャツを着ていまして、これがじつに堂々としていてカッコ良いんです。フィナモレは、そんなナポリ人のためのシャツですから、日本のミドルエイジに似合わないはずがないのです。これまでフィナモレを諦めていた方も、安心して袖を通せますので、ナポリシャツの実力を知るよい機会になればと思います。


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 鈴木泰之 / Hair&Make : Takuya Baba (SEPT) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Sasha (Bravo)
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