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1点差し色使いが映えるサフィアーノのトートバッグ

・クラッチ付き トートバッグ (サフィアーノ) / MASSIMO
・クルーネック ニット(リネン・コットン) / Settefili Cashmere
・1プリーツ パンツ / NUMBER M

大容量でなんでも放り込んで持ち歩けるトートバッグは確かに便利ですが、仕事や休日に大人が選ぶべきは、キャンバスやナイロンのトートではなく、レザーのトートと相場が決まっています。しかもレザーなら、なんでも良いというわけではありません。やはりここは上質な艶のあるレザーを選ぶべきで、エイジングを愉しむベジタブルタンニングのナチュラルレザーは休日用にはともかく、仕事で持つには少々ワイルドすぎるというもの。知的でクリエイティブな若いビジネスマンや、クラス感ある休日の買い物に連れて歩くレザートートには、端正な銀面が不可欠なのです。

多くの高級ブランドでも採用されている銀面に細かなシボを型押ししたサフィアーノレザーは、ビジネスレザーとしての一級品です。上品な艶を湛えながらもシボのように入る微細なシワは、手にとったときに滑り落ちにくく、多少ぶつけたり引っ掻いたりしても傷がつきにくいため扱いやすいのが特徴です。そのうえ雨に濡れても乾いた布でさっと拭き取れば、染みにもなりにくいので通年で持ち歩けますし。イタリアの某ラグジュアリーメゾンが開発したレザーが原型とされていますが、いまでは世界中のメーカーが採用することができる名品レザーなのです。

「MASSIMO (マッシモ)」は、イタリア北部の街モデナで2007年に誕生しました。デザインは日本のデザインチームによって考えられ、1964年創業のバッグ専業ファクトリーにて熟練された職人の手で作られています。イタリアのファクトリーですから、イタリアのレザーに精通しているのはモチロンのこと、上質な素材を買い付けるルートをもっているので、サフィアーノのクオリティもとても上質です。内側と外側のバイカラーは上品なコントラストで、このコンビネーションはB.R.SHOPの別注カラーです。

サイドの縫い合わせ部分を外側にした舟形トートは、遠くから見てもひと目で分かる特徴的なデザイン。ハンドルは肩掛けして男持ちできる使いやすい長さに設定されています。上質なサフィアーノは発色も美しく、レッドは男性が持ってもサマになりますので、ご覧のようにモノトーンスタイルに一点、挿し色的に使うのにもおすすめです。スーツやジャケットのときは、タイやポケットチーフのように使ってみてもいいと思いますよ。

「アズーロ・エ・マローネ」がきまるネイビー

・クラッチ付き トートバッグ (サフィアーノ) / MASSIMO
・コットン 3B スーツ / De Petrillo
・Vネックニット(リネン・コットン) / Settefili Cashmere
・サングラス / Persol
・スウェードコンビローファー / PARABOOT

こちらはネイビーサフィアーノ。ブラウンのコットンスーツに合わせれば、お洒落なイタリア男の定番的な配色「アズーロ・エ・マローネ(紺と茶)」を楽しめます。少しグレーがかったスーツの発色に合わせたかのように、バッグのネイビーもやや落ち着いたトーンになっていますので、相性は抜群。タイドアップしてきっちり持つのもいいですが、トートバッグの気軽な雰囲気は、インナーにニットを一枚で合わせるような、気軽なスーチングにぴったりです。

白さが長持ちするのもサフィアーノならでは

・クラッチ付き トートバッグ (サフィアーノ) / MASSIMO
・2Bスーツ SUPER 110'S トロピカル / TAGLIATORE
・リネン ワイドカラー シャツ / Maria Santangelo
・ニットカーディガン / Cruciani
・カーフタッセルスリッポン / F.LLI Giacometti

こちらはフレッシュなピュアホワイト。「白って汚れやすいのでは?」と思われるかもしれませんが、サフィアーノならご安心ください。女性にも持ちやすいので、パートナーと共用したり、プレゼントにしてもいいかもしれません。クルマの助手席に置いておくなどしても便利だと思います。ドレッシーな白シャツを合わせて持てば、上品で品格あるコーディネートの仕上げアイテムに。このまま星付きレストランにもいけますし、海外のラグジュアリーホテルなどでもきっと丁寧なサービスを受けられることでしょう。

ビジネス向きのカラーバリエーションも

・ネイビー:クラッチ付き トートバッグ (サフィアーノ) / MASSIMO
・ブラウン:クラッチ付き トートバッグ (サフィアーノ) / MASSIMO

上掲のレッド、ネイビー、ホワイトの他に、ブラック、ブラウン、あともう一色カーキのカラーバリエーションがラインナップされています。カジュアルの差し色使いだけでなく、渋色系はビジネス用トートとしてもつかえますよね。それと、最後に触れておきたいのは、上掲写真のクラッチバッグです。これ、じつはトートバッグの間仕切りとして付属しているものなのですが、取り外してクラッチとして持ち歩けるようになっているんです。出勤時はトートに、勤務時間中に会議や客先に向かう際、鞄はオフィスのロッカーに置いておいて、クラッチひとつで身軽かつスタイリッシュに外出することができます。

もちろんクラッチ単体で使う事もできますよ。バッグと接続するスナップボタンにはカバーが付属していますので、いかにもとりはずした風に見えないところも考えらている仕様です。上質な素材を使いながら、シンプルで美しく飽きのこないデザイン性と、使いやすさも考えられた機能性、そしてリーズナブルな価格という4つの要素を備えたインポートブランドのバッグはなかなか貴重な存在です。自信をもっておすすめできる逸品です。