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「イタリア美脚パンツの雄」として、あまりにも有名なインコテックス。じつは最近、戸賀さんもあらためてそのシルエットを再評価して愛用されています。そんなインコテックスに、特別な限定モデルが登場しました。先日、YouTubeでも公開された67番モデルを、トガオシ。でも再オシ。です！

あらためて今、グレスラが穿きたい気分じゃないですか？

▲ ザノーネ / カシミア ニット ブルゾン/CHIOTO
▲ インコテックス / 【限定販売モデル】1プリーツ テクノフランネル パンツ(ダークグレー)

外出を控えていた頃と打って変わって、ガンガン外に出るようになったことで、ドレスパンツを穿く機会が増えました。人前に出ることも多くなったし、12月はレセプションやパーティの招待状が何枚も来ています。そうなると、ドレスパンツ、グレスラの登板機会は増えるもの。

「今年後半は、グレスラを穿くことが多くなったね。いままでは、グレスラじゃなくてもいいかなと思うことが多かったんだけど、最近はグレスラのほうがいいよねって思う場所へ出席することが多くなったからね。」

新しいプロジェクトのキックオフ会議や、店頭イベント、その後の食事会など、2019年レベルに戻ってきた感のある今日この頃、スタイル的にも2019年レベルへ回帰しているところなのでしょう。

「これまでだったらニットにはリラックス系のジョガーパンツ、あるいは進化系パンツって感じだったけど、今年はグレスラで上品に合わせるほうが、ワンマイルを越えて行き先の幅が増えるよね。銀座や丸の内で打ち合わせするなら、やっぱり進化系パンツよりグレスラのほうがしっくりくるかな。気持ちの問題だけど、男って、こういうところ大事だよね。」

ザノーネのCHIOTOに合わせたインコテックスは、さすがの美脚シルエットですが、モデルはなんと「67」とのこと。聞いたことのないモデルナンバーですが、その詳細についても語ってくれました。

あのインコテックスが抜群の伸縮性をもつ機能素材を採用

▲ ザノーネ / ミラノリブ シャツ型ニットジャケット
▲ インコテックス / 【限定販売モデル】1プリーツ テクノフランネル パンツ(グレー)

「やはりドレスパンツはこうでなくっちゃということでインコテックスを愛用しているんだけど、最近よく穿くのは30番とか35番とか、定番のナンバーが多かった。そこへこの秋、BRがとんでもない別注モデルをリリースしたんだ。」

それがこの67番。偶然にも戸賀さんの誕生年である'67年に合わせたかのようなナンバリングに親近感も湧きつつ、シルエットもおなじみの35モデルをベースにしながら、プリーツを入れることでリラックス感ある今風の腰回りとし、膝下を絞ったテーパードラインは30、35のスリムフィットよりモダンなテーパードフィットという真シルエットです。

「カジュアルに合わせたときのドレスアップ感が半端ないとこが、今っぽいよね。これは今までインコテックスを穿いてきた人には絶対わかってもらえるし、これまでインコテックスを穿いたことなかった人にも新鮮なはず。しっかり裾をダブルにしてジャストレングスで穿いたら、ONもOFFも着回し抜群。しかもこれは素材がヤバい。インコテックスから機能素材のドレスパンツは、ほぼ初じゃないなか？」

素材に驚愕するその素材は「テクノフランネル」ストレッチ混でシワになりにくく、しかも撥水性も備えているうえ、ドレスにもカジュアルにも穿ける秘密がありました。その詳細は以下にて御覧ください。

ドレスもカジュアルも似合う理由は見えないところにありました

▲ ボリオリ / ウール 4B ジャケット/DOVER
▲ ザノーネ / Vネック ニット
▲ インコテックス / 【限定販売モデル】1プリーツ テクノフランネル パンツ(グレー)

ジャケット合わせがお手の物なのはインコテックスの真骨頂。上掲のニットブルゾンと、ダブルのアンコンジャケットの両方をこなせるグレスラには、仕立ての段階から大きな秘密があるんです。

「じつはこの67番、膝裏を省いた仕立てなんだ。インコテックスといえば膝裏がしっかり付けられたサルトリア仕様が代名詞だったんだけど、これはかなり思い切ったね。そのおかげでシルエットがほどよくスポーティになっているんじゃないかな。」

そうなんです。この67モデルは膝裏のないカジュアルな仕立てで、ドレスパンツのシルエットを実現しているので、テーラードジャケットもブルゾンもニットも、こなれて見えるみたいなんです。そもそも膝裏はフロントから太腿裏、膝部分まで充てがわれる裏地のこと。これがあるとパンツ内の滑りがよくなるとともに、パリッとハリのあるシルエットが保てるんです。

インコテックスのドレスパンツのシリーズでは、かなりこだわっていた仕様ですが、今回思い切ってなくしたうえに、さらなる機能も付加されていました。

「このインコテックス、自宅で洗えるんだって！インコテックスのグレスラを家で洗濯するのってかなり勇気がいること。だって、洗い上がりのアイロンプレスが素人じゃ手に負えないもの。それが、67番では解消されているのは、仕立て技術とテクノフランネルのおかげなんだろうね。ほら、ポケットの袋布も洗って乾きやすい素材になっている。今までのインコテックスの概念を覆しにきたね！」

シングルで合わせたいモダンな黒スラもラインナップ

▲ エンメティ / BR別注 ナッパレザー シングルライダース
▲ ザノーネ / Vネック ニット
▲ インコテックス / 【限定販売モデル】1プリーツ テクノフランネル パンツ(ブラック)
▲ シーキューピー / スウェード スリッポンタイプ スニーカー

最後にライダースと合わせてみたのはブラックの67番。最初のダークグレーとグレーはクラシックカラーですが、ブラックはクラシックなスラックスには稀有な色。

「ブラックをラインナップしてる時点で、これまでのインコテックスとは違うんだっていう意識を感じさせるよね。これなら＋モードな着方もできるし、スニーカーだって合わせやすそう。個人的にブラックは裾をダブルにしないでカジュアルにタタキにして穿きたいね。このまま食事にも遊びにも行けるし、なんならその前にゴルフの練習にも行けちゃいそうだしね。」

黒のライダースに黒のインコテックスの組み合わせはグレスラよりも、シャープでモダンな印象が漂います。まるで進化系パンツのようなルックスですが、細身でテーパードする美脚シルエットと直線的なクリースの落ち方は明らかにドレスパンツのもの。戸賀さんも「こういうパンツって、言うは易し、作るは難しなんだよね」と言っていましたが、老舗のイタリアパンツの名門が本気を出した感がありますね。

BRと伊勢丹新宿店メンズ館5階でのみ販売されます

今回のインコテックスBR別注67番モデルは、ブラック、ダークグレー、グレーの３色展開。戸賀さん曰く「サイズ感はこれまでと一緒なのに、穿いたらシルエットが全然違う！」と太鼓判で、おもわず３本まとめ買いしてしまったほど。ダークグレーとグレーはダブル4cm、ブラックはタタキでお直しされていたことも添えておきます。

このインコテックス67番モデルは、B.R.SHOPの店頭とB.R.ONLINEだけでなく、伊勢丹新宿店メンズ館５階でも販売しています。まだインコテックスを穿いた事ない方はもちろん、これまでインコテックスばかり穿いてきた人も納得の新作ですので、ぜひお試しください。きっと、開眼するはずです。

B.R.CHANNEL Fashion College Special Lesson.58 INCOTEX
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