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トガオシ。Vol.268戸賀敬城が再評価するボリオリのDOVER

2023.06.22

クラシックなメンズスタイルに「アンコン仕立て」を定着させ、今日のメンズスタイルの基礎を築いたボリオリ。昨秋から日本での展開をリスタートして、いま改めて注目されています。「当時はちょっと距離をおいていた」という戸賀さんも、あらためて再評価しているという、その理由を伺ってきました。


誕生から15年、今こそDOVERを着る理由

ボリオリ / バスケット織り 4B メタルボタン ジャケット / DOVER
セッテフィーリカシミア / BR別注 半袖クルーネック ニット (コットン)
▲ ピーティートリノデニム / BR別注 ゴールドパーツ&ホワイトパッチ ストレッチ ホワイトデニム パンツ

戸賀さんが雑誌『MEN’S CLUB』の編集長だった頃、メンズファッション界のイノベーターとして話題をさらっていたのがボリオリでした。当時の戸賀さんはクラシックなスーツか、ラグジュアリーなモード系カジュアルか、どちらかに振り切ったスタイルが好みだったため、とりあえず買ってはみたものの袖を通すことは少なかったそう。でも、今、あらためてボリオリのDOVERには、注目しているのだそうです。

「ボリオリのDOVERが誕生してから15年経って、メンズスタイルは大きく変わったよね。あの頃のボリオリは服マニアのイメージが強くて、なんとなく距離をおいていたんだけど、今の時代、主流になっているのは、クラシックとモードのボーダーレスなスタイル。それこそボリオリがずっと貫いてきたスタイルなんだよね。この10年ぐらい、フォロワーがたくさん出てきたけど、変わらないスタイルを貫いているところはきちんと再評価すべきだと思っているんだ。」

流行に左右されることなく、一途なメンズスタイルを貫いてきたボリオリ。そのスタンスに共感した戸賀さんも最新のDOVERを着用。テーラード仕立てを採用しながら、まるでニットカーディガンにように軽く羽織れてしかも端正に見えるうえ、デニムもグレスラも似合うのがDOVERの魅力。色柄選びも巧みで、今日みたいなグレージュのバスケット織り生地は、じつにニュアンスのある大人色。じつに絶妙なセレクトがされていました。

「ここ最近のダブルは4ボタンが旬。そこのところもボリオリは、よくわかっているよね。以前のDOVERはシングル段返り3ボタンと決まっていたけど、いまはシリーズとしていろんなデザインがあるから選びやすくなっている。しかも素材や色柄のピックアップの上手さは抜群!ジャケット選びに迷ったら、DOVERに手を出すのもいいんじゃないかな。」

当時から素材&色柄選びは秀逸でした

▲ ボリオリ / バスケット織り 4B メタルボタン ジャケット / DOVER
グレージュ / ワイン / ネイビー

ブレザー風のメタルボタン仕様となっている4ボタンダブルのDOVER。ざっくりとした風合いのバスケット織り生地を採用し、裏地のない一枚仕立ては風を通すので、夏でも清涼に着こなせます。

「以前から素材選びに定評あるボリオリ。だからこそジャケットなのにシャツやカーディガンみたいな薄軽素材の羽織り感と、テーラード譲りの仕立て映えが両立しているんだ。前開きで着たときのこなれ具合はさすがだよね。長いことこの手のアンコンジャケットを手掛けてきたブランドだけあって、自然にキマるんだから。」

今日みたいなホワイトデニム&クルーネックのニットも似合うDOVER。戸賀さんのいつものスタイルに、これほど簡単に似合うジャケットが意外と近くにあったことにあらためて気付かれたようです。

「それになんとなく以前よりも、”いかにも服マニア”感が薄まっていて着やすくなっている気がする。BRの+モードなスタイリングを着慣れたっていうのもあるかもしれないけど、あの頃よりも確実に今のほうが合わせやすくなっているんじゃないかな。これからもっと着るシーンが増えそうだね。」

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