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トガオシ。Vol.18戸賀さんが毎シーズン新調する 上質だけど買いやすいニットとは?

2018.08.15



秋冬の白いニットはリッチに見せてくれるキーカラー

▲ナノ・ライブラリー / シルクカシミヤターンナップカフスVネックニット

上質ニットは余裕あるリッチでモダンな大人の証。戸賀さんがディレクターを務めるナノ・ユニバースでもカシミヤ×シルクのVネックニットは人気が高く、今季も定番としてリリースされています。

「定番とはいえ、少しアップデートもしています。たとえば今季は、Vネックのボトムを重ねにしたり、袖リブをターンナップ仕様にしました。去年買った人に今季はいらないな、と思われないように(笑)。ディテールがほんの少し違うだけで、着たときに印象も変わりますし、今季はよりデザインが入ったことでモダンな気分が高まっていると思います」。

昨年のベーシックなVネックニットより、ワンランク上のモダンな香りが漂う今季のモデル。戸賀さんが自信を持ってオススメするもうひとつの理由は素材にあリます。

「シルクの光沢感とカシミヤのとろけるような柔らかさ。これ、某高級メゾンのカシミヤを手がける世界有数のカシミヤメーカーが手がけているんです。裾リブがきつすぎない点も、オジサンぽく見えないポイント。大人が着てサマになるように、タイト過ぎず、お腹周りがダブつかないようシルエットにもこだわっています」。

なるほどシンプルなニットはシルエットが命。裾リブがきついと、クラシック過ぎて老けて見えがちですが、これならカットソー感覚で着られそうです。実際、戸賀さんはニットもカットソー風に一枚で着こなします。

「大人のトップス1枚は、Tシャツだとモノ足りないことがありますが、ハイゲージのニットなら上品だしリッチな印象がするのでオススメしています。クルーネックでは見た目がTシャツっぽいと思われるならVネックなら大人の男のセクシーさも醸せます。極上のシルクカシミヤなら誰が見てもラグジュアリーですし、なにより着ている本人が一番気分が良いんです」。

3色展開のカラーバリエーションは、上質な素材ならではの自然な発色がいかにもリッチな雰囲気を漂わせます。それぞれの展開色も、今回戸賀さん自らご紹介してくれました。

「大人こそ白を着ましょうと言い続けているように、ドレスでもカジュアルでも、ホワイトは大人をリッチに見せてくれる色。ピュアホワイトより落ち着いた印象の淡いトーンは、上質素材だからこそのニュアンスカラーです。ボトムズはスーパーライトグレーのパンツに、ブラウンのローファー。ここで黒靴は絶対ナシ ! 誰が着ても上品に見せてくれるはずです」。


大人の余裕を表すキャメルは素材の良さが引き立ちます

▲ナノ・ライブラリー / シルクカシミヤターンナップカフスVネックニット

「キャメルは、大人にこそ似合う色。しかも素材が上質なほど美しい発色になります。カシミヤもシルクも上質素材だからこそ、ほんのり光沢がある品の良いキャメルカラーとなら大人の余裕を表してくれます。肌の色とのマッチングは、ちょっとゴルフ焼けしてるぐらいがちょうどいいと思いますよ」。


ヘビロテしがちな黒こそ毎シーズン新調したい

▲ナノ・ライブラリー / シルクカシミヤターンナップカフスVネックニット

「黒はオールマイティなカラーなので使い方も自由自在。クラシックに合わせればモダンな気分だし、カジュアルに着れば引き締まって見えるのでヘビロテしてしまいがち。だからこそ毎シーズン新調しておきたいアイテムです。レザーやデニムと違って、着込んで味の出たニットはみすぼらしいので、シーズン初めにまとめ買いするんですが、このVネックニットも各色揃えられるようにプライスも抑えているんです」。


ニットは1シーズンで買い換えるのがデキる大人の流儀です

ニットは毎シーズン新調するという戸賀さん。ラグジュアリーブランドの上質なニットでも、1シーズン着たら多少毛羽立ってくるだけに、何年も着るよりも秋に新品を購入したほうが、コストパフォーマンス的にもおすすめとか。クロゼットに何年も前に買ったニットが眠っているという方は、見直してみてはいかがでしょうか。

「でも毎シーズン、高額なニットを買うのは現実的じゃないですよね。かといって安価過ぎるニットだと、1回着ただけで毛羽立ちます。そのあたりナノ・ユニバースは、品質と価格のバランスがとても上手いんです。このカシミヤ×シルクのニットは昨年使ってとても評判が良かったもの。他のブランドで同じ素材を使っていても。絶対にこの価格ではあり得ません ! 」。

昨年買ってくれた方のため、今年はディテールでマイナーチェンジしたことは先程伺いましたが、戸賀さんももちろん今秋のために3色とも購入済み。しかし、ちょっと困った問題が出てきてしまったとか。

「ホワイトとベージュをいたく気に入ってしまって、間違いなくヘビーローテーションすると思うんです。そうなるとこのニットに合うベージュの鞄が欲しくなってしまいました。エルメスのバーキンもオータクロアも、そう簡単には手に入らないし、ヌメ革なんて良いかな、と思うんだけど雨が降ったら一発で終わっちゃうし (笑) 。女性のベージュのバッグは豊富なのに、男性向けのベージュのバッグって、なんで無いのかな。いやぁ、本当に困ったなー」。

そう言いながら楽しそうに困っている戸賀さん。いま鞄の本を編集中とのことで、もしかすると、そこで答えが出ているかもしれません。



戸賀 敬城 さん

1967年、東京生まれ。編集者。ハースト メンズ メディア ブランド アンバサダー。その他、多くのメディアや、ファッション、車、時計、ビューティー用品など、様々な有名ブランドのディレクターやアンバサダーを兼任している。 学生時代からBegin編集部(世界文化社)でアルバイト、大学卒業後にそのまま配属となる。1994年Men’s Ex(世界文化社)の創刊スタッフ、2002年Men’s Ex編集長に。2005年時計Begin(世界文化社)編集長、及びメルセデスマガジン編集長兼任。2006年UOMO(集英社)エディトリアル・ディレクター就任。10代目MEN'S CLUB編集長。エスクァイアBBB日本創刊編集長。レクサスマガジン「ビヨンド」元編集長(ハースト婦人画報社)

>>「トガブロ。」


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 /
Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎
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