2022.07.21
夏のショーツ、つい、いつものパンツ選びと同じく、ベーシックカラーを選んでしまいがちな方は、戸賀さん流の派手な色柄選びが参考になるのではないでしょうか。白ショーツはもとより、派手色、プリント柄と今夏はバリエーションも豊富です。トップスと違って、一枚で気分が変わるアイテムだけに、大人のお洒落に最高のスパイスになってくれるはず!
▲ ピーティートリノ / プリント ストレッチコットン ノープリーツ ショーツ / BERMUDA
夏に限らず、春から秋まで3シーズン、ショーツを愛用している戸賀さんですが、今年は久々大ヒットの一本に出会った様子。それが、こちらのピーティートリノのプリント柄ショーツなんです。
「これは展示会で一目惚れ。シンプルなニットやカットソーと合わせるだけで、普段の着こなしと差別化できる極上ショーツだと思う。実際、手にとって見ると、かなり派手かなって一瞬思うけど、穿いてみると意外と気にならない。それって、ショーツは面積が小さいから、上モノとは違って色柄のインパクトが弱まるからなんだよね。だからこそ、あえての派手選びが功を奏するんじゃないかな。」
数年前、海外で仲良しのスタイリストに勧められ、真っ青なブルーを購入してからというもの、カラフルショーツにハマってしまった戸賀さん。今回は柄までも80年代風な、まるでラグジュアリーブランドのスカーフのようですね。
「うん、柄だけ見ると少し悪ノリしている風だけど、同系色のトップスと合わせて見たら意外とシックに見えるよね。」
たしかにそう言われてみれば、見慣れてくると、こういう着方はかなりお洒落かも、って思えてきました。
「最初は清水の舞台から飛び降りるつもりでも、慣れちゃうとこれナシではいられなくなるのが派手ショーツ(笑)。ミシュランホルダーのレストランとか、ちょっと行きにくそうな店も、こんな色柄ショーツで着たら、ちゃんとお洒落してきてくれたんだなって、受け入れられるんじゃないかな。」
▲ ピーティートリノ / ストレッチ コットンギャバ ノープリーツ ショーツ / BERMUDA
こちらは定番のコットンショーツ。ノープリーツで細身仕様。ジャケットと合わせるのはもちろん、戸賀さんのようにリネンのGジャンにローファーを合わせれば、大人の上品なショーツスタイルのお手本です。
「この手のタイプのコットンショーツって、チノっぽいベージュカラーが多いと思うんだ。でもチノカラーだと、ちょっとおじさん見えすることもあるよね。だから赤やオレンジ、ブルーなんかの明るい色がおすすめなんだけど、もうちょっと抑えたいっていう人には、こんなピンク系がいいんじゃないかな。合わせるトップスを選ばないし、ほんのり色気もありつつ品もいいよね。」
膝上丈ながら子供っぽく見えないところも、大人のカラーならでは。白シャツはもちろん、ネイビージャケットも似合いそうですね。
▲ ピーティートリノ / ストレッチ コットンギャバ ノープリーツ ショーツ / BERMUDA
ライトピンク/レッド、ブラック/ネイビー/カーキ、ラベンダー
ストレッチを効かせたコットンギャバのショーツは、ピーティートリノの大定番。カラーバリエーションはシーズンごとに変わりますが、白、黒、紺のベーシックカラーに加えて、挿し色のシーズンカラーにも注目です。フロントにほんのりクリースが入るところも、上品見えするポイントですね。
「戸賀の定番は白を筆頭に、黒や紺。真っ赤なショーツは、以前BRでも紹介しているけど、今も全然OKで穿けるし、カーキもカジュアルな気分がアがる色。気分に合わせて選べるように、カラバリを揃えておきたいよね。」
▲ ジャブスアルキヴィオ / ガーメントダイ ストレッチ リヨセル&コットン 1プリーツ リラックスショーツ / MAGNIFICO
もう一点、戸賀さんオススメなのが、ジャブスアルキヴィオのワンプリーツリラックスショーツ。こちらはウエストゴムにドローコードも付いていて、アクティブなスポーツショーツの趣です。戸賀さんもリラックスした穿き心地と、薄手で軽い素材感は「真夏の海辺が似合いそう」とご満悦。
「ジャブスアルキヴィオの定番モデル”マサッチョ”をイメージして、ウエストサイドにシャーリングゴムを施しているワンプリーツショーツ。フロントもプリーツ入りで、めっちゃ楽ちん。個人的には、裾のタタキ幅が細身なところがわかってるなって印象。ここが太いとカジュアル過ぎるのでね。」
今日イチ、楽ちんパンツとのことで、このまま穿いて帰ろうかなという声。たしかに清涼感もいっぱいで、真夏のリゾートにもぴったりですね。
▲ ジャブスアルキヴィオ / ガーメントダイ ストレッチ リヨセル&コットン 1プリーツ リラックスショーツ / MAGNIFICO
カーキ/エメラルドグリーン、ブラック/ネイビー
カラーはネイビー、ブラック、カーキというベーシック系のバリエーションに、今季はエメラルドグリーンを挿し色使い。この色も一見すると派手っぽいですが、先程の戸賀さんの言葉を借りれば、面積が小さいぶん、上モノと違い色柄のインパクトが弱まって、派手見えしなさそうです。
「リゾートに行くなら、むしろこのぐらいの派手色じゃないと、気分的にもいつもと同じ。派手色ショーツで楽しんだほうが、リゾート慣れしている印象だしね。むしろ派手色ショーツなら遊び慣れたリッチな大人っぽく見せられるから、ぜひ穿きこなしたいよね!」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎