2020.05.14
あえて申し上げるまでもなく、世の中はこの1〜2ヶ月で大きく変わりました。戸賀敬城も自宅からテレワークされています。そんなときにちょうどいいスタイルについて、お話を伺ってきました。
▲ マリア・サンタンジェロ / リネン ワンピースカラー シャツ
時節柄、Web会議が増えましたね。自宅から参加する場合、オンタイムに部屋着というわけにはいきません。かといってスーツにネクタイ姿というのもヘンだし。戸賀さんは、そのあたりどのようにされているのでしょうか。
「親しい相手だけでなく、いろいろな人が参加するWeb会議で、あまりラフ過ぎる格好はよくないよね、とくに初対面の人がいる場合、画面から見える服装が印象を左右することもあるから気をつけたほうがいいと思う。室内では衿付きのドレスシャツ姿なら品もあるし、ちょうどいいんじゃないかな。」
自宅でもオフィスと同じように仕事している風を装うならノータイのシャツ姿で、ジャケットを羽織って出かけられそうなスタイルぐらいがいいのかもしれないですね。
「前にも、普通のドレスシャツの時にはネクタイをしたいと話したけど、自宅でシャツを着るなら、ノータイでもこなれて見えるワンピースカラーのシャツがいいよね。去年気に入ったマリア・サンタンジェロのワンピースカラーシャツを、今年もリピート買いしたんだ。衿元がすっきりと切れ上がって、顔つきもシャープに見える。素材もカラーもバリエーションが増えてるのでね。」
昨年、夏にご紹介したマリア・サンタンジェロのワンピースカラーシャツ「マルチェッロ」は、タイドアップもノータイもこなせるダブルユース。今年はリネンのバリエーションが増えています。戸賀さんが選んだのはベージュリネン。グレスラと合わせたときも、ホワイトリネンよりリラックスした印象です。オフィスではもちろん、デイリーカジュアルとしても大人の品格が十分漂います。
「台襟がきれいにロールするワンピースカラーの衿元は、シャツ襟が妙に横開きしないから貧相に見えることもないし、ジャケットを羽織ったときもサマになる。ボディは細身だけどタイトすぎないし、ジャケットを脱いでもヘンにもたつかずスマートでしょ。袖はぐいっとまくって男っぽく着こなしたいよね。本当はこういうシャツがクールビズに流行らないといけないと思うんだ。」
左から
▲ マリア・サンタンジェロ / リネン ワンピースカラー シャツ
▲ マリア・サンタンジェロ / ジーロイングレーゼ ワンピースカラー シャツ
▲ マリア・サンタンジェロ / ジーロイングレーゼ ワンピースカラー シャツ
リネンのほかにもマリアサンタンジェロの「マルチェッロ」には、お馴染みのジーロイングレーゼ(コットンメッシュ)もラインナップ。平日はグレスラ、休日は白パンとどちらにも合わせやすいカラーとして、オン&オフ、どちらのシーンにも着やすいブルー系のカラーも揃っています。じつは去年より価格がぐっと下がって買いやすくなっています。
「通常よりも生地量を使うワンピースカラーが、この価格は良心的。この機会にまとめ買いしておこうかな。外出自粛要請でスーツやジャケットを着る機会が減っているけど、ドレスアップする気持ちは忘れたくないからね。それに家でじっとしていると気持ちも滅入るもの。ときには散歩に出たり、レストランのテイクアウトを買いに行ったり、そういうときのスタイルとしても通用するシャツなんじゃないかな。」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎