2019.12.19
冬でも重たいコートは不要な戸賀さんが愛用するのは、もっぱらカシミヤのニットです。なかでもローゲージのカーディガンは、ジャケット代わりに着るのにも最高なんだとか。そんな戸賀さんには、このカーディガンを着ていくべき場所があるそうです。
▲ セッテフィーリカシミア / ケーブル ショールカラー カーディガン ( カシミア )
▲ フェデーリ / タートルネック ニット ( CASHMERE )
▲ ジャブスアルキヴィオ / giabs_GOLD VERDI
戸賀さんが「俺の冬ジャケット代わり」と認めているのがショールカラーのカーディガンです。昨年も愛用していたセッテフィーリカシミアから、新色のレッドが登場したとあって、さっそく感触を確かめ中。ケーブル編みのローゲージで、素材はもちろん最上級のカシミヤですから、ご満悦はいうまでもありません。『この冬、ベージュの差し色は「レッド」で決まり!』でもご紹介したとおり、いま注目している色ということもあって、赤、白、ベージュの3色でうまい具合いにまとまっています。
「上質なカシミヤは量感があって、しっかり温かく、しかも軽いので、ハイゲージタートルと合わせたニット・オン・ニットスタイルなら、都内のクルマ移動で十分外出できるよね。もちろん職種によるけど、打ち合わせぐらいならジャケット代わりに使える人もいるのでは。僕みたいな仕事なら内輪のミーティングぐらいなら、これで行けるし。テーラードジャケットより気軽に見えるので、女性や気兼ねない相手ならこちらのほうが打ち解けて話せるんじゃないかな。」
この日は戸賀さんの冬の定番、ウィンターホワイトのタートルニットに、ベージュのパンツはジャブスアルキヴィオのゴールドライン。ここにカシミアカーディガンを軽く羽織ったら、上から下までカシミヤでまとめた品のいい大人のカジュアルスタイル。ラグジュアリーなムードを漂わせています。足元は素足にスリッポンというのも、いつもの戸賀さんスタイル。それでいて、しっかりあったかそうに見えるのは、ニットのトップスならではと同時に赤という暖色の為せる技といってもいいでしょう。
「レザージャケットやニットジャケットも好きだけど、ローゲージのニットカーディガンにしか出せない色気とか雰囲気ってあるよね。肩の力が抜けた絶妙なユルさとか、自宅にいるかのようなリラックス感とか、打ち解けた空気を醸すところとか。」
そう話す戸賀さんが、「このカーディガンで行きたいところがある」のだそうです。そのお話は、続きをぜひご覧ください。
季節柄、会食が続きますが、クルマを置きに帰ったついでに、同席する相手に合わせて自宅で着替えることもあるという戸賀さん。長い付き合いの仕事仲間や、気の置けない友人たち、女性のクライアントと食事のときは、堅苦しいスタイルは不要という気遣いです。
「冬場のホームパーティや、ミシュランホルダーのレストランでも、カシミヤのカーディガンは最強です。堅苦しい格好でテーブル囲んで、会話がぎこちなかったり、酔っ払ってネクタイ緩めて、カウンターでだらしなくなることもない。それに隣の席で高級時計してるオヤジにも勝てるオーラを醸せまるんです。お店の雰囲気を壊すことなく、食事が美味しく楽しめますよ!」
食事の席にこそカシミヤカーディガンとは、遊び慣れたリッチな大人ならでは。今夜のパーティスタイルの参考にしたいと思います。
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎