2019.04.19
モノトーンスタイルは誰にでも簡単にコーディネートできるだけに、ブランド&アイテム選びが差のつくポイント。実力と個性を備えたセレクトが話題の菅原靴店なら、新鮮なモノトーンコーディネートがスタイリングできます。
・カルセ / イントレチャート スリッポン (ホールカット)
・ティートアッレグレット / 6Bジャケット
・クルチアーニ / クルーネックニット
・PT01 / 1プリーツ スラックス (ブラック)
都会的なモノトーンコーデは、白と黒のコントラストを利かせて着ることでモダンな印象に仕上がります。清涼感をともなうピュアホワイトに、あえてグレーを使わず黒で引き締めれば、リッチな大人のカジュアルスタイルの出来上がり……なのですが、ここでスタンダードなアイテムでまとめてしまうと、今までどおり。黒いブルゾンに白シャツを合わせ、白パン&白スニでは、なんら新鮮味のない80年代的なモノトーンスタイルとなってしまいます。
ここで、こだわりある新進ブランドやデザインアイテムを選んで組み合わせれば、いままでとはひと味もふた味も違うモノトーンコーデが仕上がります。クラシックをベースにしながら、どこかモードを意識したセンスでセレクトされた菅原靴店のワードローブには、そんなモダンなブラック&ホワイトのコレクションが揃っていました。
ダブルブレストにシルバーボタンをあしらったラグジュアリーな白ジャケは、ナポリの粋を知り尽くしたティト アレグレット。クルチアーノのコットンニットはカシミヤタッチで、素肌に着たときの着心地が格別です。パンツはPT01から、いまどきなワンプリーツのジェントルマンフィットを。そして注目したいのが足元。カルセのスリッポンはホールカットイントレチャート。昨年、大人気となったモデルを、今季は編み込みのピッチを部分ごとに変えることで立体感ある表情に仕上げました。
左から
・オフィチーネ クリエイティブ / タッセル ローファー
・カルセ / イントレチャート スリッポン (ホールカット)
・ダニエル レポリ / ビットローファー
上掲のカルセはスペインのシューズブランド。スペインはいまやイギリスを抜いて、イタリアに次ぐシューズ大国です。ボロネーゼ製法を得意としているファクトリーなので、包み込むようにやわらかな履き心地と、スマートなフォルムでスタイリッシュな足元を演出できる靴が揃っています。
右のビットローファーは、モカシンシューズに定評のあるダニエル・レポリ。トスカーナ州ポンテ・ブッジャネーゼにあるファクトリーで、かの有名メゾンのビットシューズは、ここのファクトリーが手がけていたものですので、そのクオリティは推して知るべしといったところでしょう。
左のタッセルローファーはオフィーチーネクリエイティブ。イタリア靴の聖地・マルケ州モンテグラナーロのファクトリーは、イタリアでもトップクラスの規模を誇ります。マッケイ製法とグッドイヤー製法をかけ合わせたブラックラピドと呼ばれる製法を得意としていて、履き心地と耐久性を備えたスリッポンは素足履きに適しています。
左上から
・パラブーツ / グルカサンダル
・チャーチ / グルカサンダル
・フラテッリ ジャコメッティ / グルカサンダル
中上から
・フィナモレ / オープンカラー シャツ
・ストーンアイランド / ポロシャツ
・フェデーリ / カットソー
右上から
・PT01 / KULT
・リチャード ジェイ ブラウン / デニム
ブラック&ホワイトのコレクションは、まだほかにもあります。夏のリゾートからタウンユースまで人気のグルカサンダルはイタリアのフラテッリ ジャコメッティをはじめ、フランスのパラブーツ、イギリスのチャーチをセレクト。さらりと一枚で着られるオープンカラーシャツはナポリのフィナモレ、ストーンアイランドのポロシャツや、フェデーリのカットソーも白と黒からセレクトしました。ボトムズはPT01のユーティリティライン「クルト」から機能性素材の黒スラ、リチャード ジェイ ブラウンのホワイトデニムも、クラシックの枠に収まらないセレクトがされています。
大人のモノトーンカジュアルに相応しいアイテムを取り揃えた菅原靴店のコレクションは、B.R.CHANNELでもお馴染みです。トータルセレクトショップとしてのトレンド提案ができる実力のほどは、ブラック&ホワイトのセレクトのなかにも、しっかりと表れているのでした。
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 川田有二 (Riverta Inc.) / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Lucas (Bravo)