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ASTILE house THINGS WE PICKS Recommend Style / 2017AW Vol.6多彩なモデルで時代を牽引する BERWICHのプリーツパンツ百花繚乱

2017.10.21

大人の腰ばきベルトレステーパード

毎シーズン長くなったり短くなったり、タイトになったりルーズになったり、コロコロ変わるトップスの流行に比べて、ボトムズシルエットの流行は結構長いこと定着するものです。ここ1~2年はノープリーツ&膝下ストレートの美脚・脚長シルエットから、プリーツ入りの腰回り&膝下テーパードというクラシックなスタイルへと大きく転換している真っ最中でしたが、今季でほぼ入れ替わったところではないかと思われます。

「プリーツ入りのパンツなんて新鮮 ! 」という若い人もいらっしゃいますが、じつはクラシックの歴史のなかでみるとノープリーツのほうが歴史が浅く、たまたまここ10年ほどノープリーツ時代があっただけで、プリーツパンツへと復権したのが正しい見方。ここ最近のクラシック回帰の一部だったりします。ご参考までに。

そんなプリーツパンツを大々的にリリースしているのが、南イタリアの音楽都市、マルティナフランカのパンツ専業ファクトリーが手がけるBERWICHです。ちなみにこの街は毎年、オペラの音楽祭が開かられていることで有名です。BERWICHは、そんな優雅で美しい街で生まれたパンツブランドですから、ドレスもカジュアルもイタリアらしい情熱的なコレクションを展開しています。シルエットやデザインを様々に、日本で展開しているBERWICHのモデルは10種類以上。そのなかから今シーズン特に注目の4モデルをご紹介しましょう。

まずはこちらの「スコッチ」。ベルトレスでサイドアジャスター付きの2プリーツパンツで、ご覧の通りのカジュアルなスタイリングも似合うタイプです。ベルトレス仕様は本来、きちんと採寸して仕立てるも伝統的なサルトリアーレの仕様ですが、こちらはヒップハングではけばリラックスしたシルエットには仕上がりますので、カットソーやスニーカーと組み合わせれば、こんな感じで大人のカジュアルな腰パンスタイルとなります。モードの影響もあって、いまやボトムズシルエットは、このぐらい余裕あるのが主流です。ピタピタタイトな腰回りの艶っぽいスタイリングより、肩の力の抜けた余裕ある大人の雰囲気が人気の秘密でもあります。


グルカ風の九分丈インプリーツ

グルカ型の細身テーパードシルエットは「ジン」というモデルです。デニム風ですが素材はコットンギャバ。デニムよりやわらかいので穿き心地はふんわりやわらか。持ち出しが長く、こちらもサイドアジャスター付きのベルトレス仕様です。ツープリーツですが、タックが内側を向いたインプリーツになっていまして、パンツの視覚的にもシルエット的にも内向きに絞る効果が見られ、ルーズな印象にならないメリットがあります。確かに、これでアウトプリーツだったら、一昔前のワイドジーンズですよね。

コットンギャバゆえカットソーやニットでデイリーな雰囲気に着るのがよさそうなカジュアルな雰囲気ですが、ジャケットやブレザーにデニムを合わせる感覚でコーディネートすれば、デニムよりずっと新鮮な印象です。くるぶしがのぞく丈感も今風でスリッポンやスニーカーに素足履きが似合いそうです。


優雅なボトムズラインを描くワンピーステーパード

こちらは「テキーラ」。ウェスト部分の切り替えしのないワンピース仕様の2アウトプリーツパンツです。素材がコットンツイルゆえ、チノパン風ではありますが、ワークなチノとは一線を画す美しいラインは、流れるように入ったクリースの入り方からもよくわかります。裾はあえてダブルにせずシングルで、最上級のテーラードジャケットと合わせれば、トラッドなスタイリングも上品かつエレガントに着こなせるのではないでしょうか。

ちなみにここまで見てきて、「スコッチ」「ジン」「テキーラ」と、共通するキーワードに気づかれているかと。はい、それはお酒です。BERWICHの人気モデルには、どれもお酒の名前が付けられているんですね。その名もズバリ「サケ」というモデルも有るほどなんです。デザイナーの遊び心なのですが、なんとなく親近感がわくところでもあります。


モードでクラシックな深股上テーパード

そんなお酒の名前シリーズ以外にもBERWICHのコレクションはありまして、こちら股上の深いツープリーツパンツは「ハバナ」といいます。サルエルパンツ風のゆったりリラックスしたシルエットで、腰回りはストンと落ちて裾までテーパードしていきます。このぐらい太いとスタイリングは思いっきり正統派のクラシックでまとめるのも結構ですが、逆にモードな雰囲気も似合います。ドロップショルダーのニットに膝下ロング丈のコートを羽織ってもサマになるのでは。細く絞られた裾にはアンクル丈のブーツを合わせてモダンを気取るのも悪くないと思われます。想像力とコーディネートのバリエーションを様々に考えるのが楽しくなるようなモデルと言えるでしょう。

BERWICHの注目どころを4モデルご紹介しましたが、東京・南青山のアスティーレ・ハウスにはその他のモデルも含めて、素材を様々に11モデルを取り揃えています。今週末から始まるPANTALONE FAIRで、その全貌が明らかに。期間中にお買上げ頂いたお客様には裾上げ料金を無料でご利用できたり、限定ノベルティのプレゼントも予定しています。ぜひ、この機会をお見逃しなく !


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 鈴木泰之 / Hair&Make : Takuya Baba (SEPT) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : PAUL JEAN (EXILES)
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