
2018.11.07
PAGE 4 / 5オリジナルの別注を施したエンツォ ボナフェ
都内でも有名セレクトショップがこぞって扱うエンツォ・ボナフェ。イタリア、ボローニャを代表する高級シューズブランドです。しかしながらアルト エ デリットのボナフェはひと味もふた味も違うエクスクルーシヴモデルです。
「右のチャッカはモデル「ART.3722 」。本国のみで展開されているモデルのチャッカブーツですが、 日本では当店のみの完全別注アイテムとして展開させて頂いています。素材はホーウィン社のコードバン。いわゆるナンバー8と呼ばれるバーガンディカラーです。ライニングにはフランスの名門タンナー、デュプイ社の最高級カーフを採用して、ノルベジェーゼ製法を採用しています。
中底は約4mmと厚口で、コルクの役割も果たしており、非常にしなやかなショルダー部分を使うことで屈曲性も良く、足馴染みが早いのも特徴です。真ん中はダブルモンクのモデル「ART.EB-27」。日本人の足に合うように作られたラスト「シドニー」を採用し、ドレスからカジュアルまで幅広く合わせられる汎用性の高いニューモデルです。 定番のダブルモンク「ART.EB-02」に比べると、トゥがやや丸くモディファイされているんです。アッパーホーウィン社のシェルコードバンのなかでもレアカラーの「バーボン」。製法はグッドイヤーマッケイです。
そして左は定番ダブルモンクの「ART.EB-02」。ボナフェと当店、シューズデザイナー坪内浩氏とのトリプルネームのシューズです。ベースの「ART.EB-02」は、日本にボナフェを広めた坪内氏が、最初に国内で展開した思入れのある1足。製法はノルベジェーゼ製法で、アッパーにはイタリアの名門タンナー、ボナウド社の最高品質のミュージアムカーフを採用しました。職人の手作業で何度も染色を繰り返した独特なムラ模様を施されています。ストラップのバックルは、坪内氏の地元でもある名古屋カラーのゴールドバックルなんです」。
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Editor : 森大樹 (B.R.ONLINE)