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トガオシ。Vol.10一流のオトコが着る夏スーツは ナポリ仕立てのシアサッカーに限ります

2018.06.14



今、スーツもシャツも
サルトリアナポレターノにハマってます !

▲ デ・ペトリロ / ストレッチ シアサッカー 3B スーツ
▲ アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ / ジーロイングレーゼ ワイドカラー シャツ
▲ B.R.SHOP / シルク ニットタイ

季節はクールビズ真っ只中ですが、B.R.ONLINEのスーパーバイザーも務める戸賀さんのクールビズは?と申しますと、さすがはファッション誌の編集長を長年務めてきただけのことはあります。今日はシアサッカーのスーツをタイドアップして、じつにスマートに着こなしていらっしゃいます。

「シアサッカーのスーツは、今から100年ほど前、ブルックスブラザーズが世界で初めて作ったといわれる男の名品です。凹凸のある軽い生地感は清涼感があって、着ている本人はもちろん、周りの人に暑苦しさを感じさせないところが良いんですよね。それにどんな遊び人でも、シアサッカーを着ていると真面目で誠実ないい人に見せてくれる効果もあると思うんです。いや、僕が遊び人かどうかは置いといて(笑)」

もちろん仕事に遊びにいつでも全力投球の戸賀さんですから、シアサッカーを着ていてもネイビースーツを着ていても、同じぐらいビジネスエリートな顔つきです。しかしながら確かにシアサッカーを着ていると、いつもより余裕を感じさせるといいますか、爽やかな頼れるオトコといった雰囲気が漂っているようです。「じつはここ数年、毎年シアサッカーを買っている」という戸賀さん。老舗ブランドからラグジュアリーメゾンのシアサッカーまで、ありとあらゆるシアサッカーを着てきたそうですが、今日のシアサッカーは、いま戸賀さんがハマっているというデ・ペトリロです。

「初めてデ・ペトリロを着たのは、トガオシのVol.3。自分の手がけてきた雑誌でも紹介しておきながら、個人的には距離を置いていたナポリのブランドだったのですが、これが食わず嫌いだったことを猛省しました。やはり、みんなが“良い”というブランドは間違いがないですね。あれからすっかりデ・ペトリロファンで、先日もビームスで買っちゃいました ! 」

戸賀さんがデ・ペトリロを個人的に愛用されるようになってから、ご自身がディレクターを務めるナノ・ユニバースでもデ・ペトリロをこの2018年秋冬から取り扱うようになるのだとか。自分が気にっているものしか人に薦めない戸賀さんが、自信をもって薦めるので、戸賀さんの周りでもファンが伝播しているのだそうです。

「ここまで肩の収まりがよくて、しかも窮屈さがまったく無いのはサルトリアナポレターノの系譜ならでは。単品使いも出来るから、デニムと合わせてジャケットだけ着たりもします。素材もこれはストレッチを混紡しているので伸縮性があって快適です。とくにパンツは細身でもノンストレスで、立ったり座ったりが楽ちん。コットン100のシアサッカーは、軽いけど汗ばむ季節にはちょっと突っ張ったりしますから。それに素材にストレッチを混紡していると、しわになりにくいところがいいんです。シアサッカーって長く座ってたりすると、意外とシワになります。もともと凹凸のシボがある素材がシワになると、ちょっと情けない見え方になっちゃうので、断然ストレッチ混が安心ですよね。クラシックな服って肩肘張って着ているよりも、現代的な快適機能を取り入れるほうが、ずっと健康的で自然だと思うので」


夏のビジネスマンこそ、タイドアップを

デ・ペトリロのシアサッカースーツの他、この日の戸賀さんのコーディネートは、アヴィーノのシャツにアスコットのニットタイといったラインナップ。どれも、最近のB.R.ONLINEで知って愛用しはじめたものだとか。

「アヴィーノのシャツも、トガオシVol.6でご紹介したカーキのシャツからハマってまして。これは夏に快適なジーロイングレーゼ、日本名でカラミ織りの生地を使っています。カラミ織りというのはメッシュ状の織り生地で、通気性と吸汗性、速乾性にそこそこ優れているんです。さすがに化繊系の機能性素材には勝てないかもしれませんが、いいオトナが化繊のシャツを着る気にはならないじゃないですか。夏素材として選ぶならリネンかカラミぐらいしか選ばないですね。それに夏場はアンダーウェアを着るので、わりとドライなまま着られますし、多少汗で湿ってもブロードのシャツみたいに張り付かないし。編集長時代は、シャツは素肌に着るもの、なんて企画をさんざんやってきましたし、僕も空気の乾燥した海外ではシャイチでも過ごしますが、高温多湿な日本の夏はアンダーウェア必携ですからね。それと最後に一言、このB.R.SHOPオリジナルのニットタイはフランスのトップメゾンも使っているファクトリー(アスコット社製)ですので品質はお墨付きです。この時季あえてタイドアップすると、周りと差もつくし、印象的じゃないですか。暑苦しいのはダメですが、ビジネスするうえで一歩差をつけるためにも、夏こそタイをしたほうがいいと思います。僕がいま編集長なら、夏こそタイの企画をやりますね」




戸賀 敬城 さん

1967年、東京生まれ。編集者。ハースト メンズ メディア ブランド アンバサダー。その他、多くのメディアや、ファッション、車、時計、ビューティー用品など、様々な有名ブランドのディレクターやアンバサダーを兼任している。 学生時代からBegin編集部(世界文化社)でアルバイト、大学卒業後にそのまま配属となる。1994年Men’s Ex(世界文化社)の創刊スタッフ、2002年Men’s Ex編集長に。2005年時計Begin(世界文化社)編集長、及びメルセデスマガジン編集長兼任。2006年UOMO(集英社)エディトリアル・ディレクター就任。10代目MEN'S CLUB編集長。エスクァイアBBB日本創刊編集長。レクサスマガジン「ビヨンド」元編集長(ハースト婦人画報社)

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