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トガオシ。Vol.285進化を続けるフランク ミュラーの魅力

2023.10.19

クレイジー アワーズ、シークレット アワーズなど、フランク ミュラーの名品の数々は皆さんもご存知かと。トノウ カーベックスとよばれる曲線で腕にフィットする樽型のケースに複雑機構を収めた名品の数々は、時計師フランク ミュラーの理想と思想を追求したもの。デザインと技術に通じる、ファッションとビジネス。戸賀さんが心酔するのも頷けます。


センタートゥールビヨンと進化したトノウ カーベックス

フランク ミュラー / グランド セントラル トゥールビヨン

「クルマ好きは時計好き」と言われますが、ご多分に漏れず、ご自身が編集長を務めるWEBメディアで愛車遍歴を語られている戸賀さんの時計好きは、これまでも何度かご紹介してきたとおり。今日の腕元にキラリと輝くのはフランク ミュラーのグランド セントラル トゥールビヨン。センターにトゥールビヨンを搭載したことで話題となったモデルですね。

「フランクミュラーはそのデザイン性から注目されることが多いんだけど、なんといってもグランドコンプリケーションに造詣が深いことは業界随一。デザイン性が立っているようで、じつは技術面がそれを上回っている。ビザン数字の文字盤は芸術的で実用的。一見派手なんだけど、じつは中身が凄いっていうのは、カッコいいと思うんだよね。」

クレイジーアワーズ、シークレット アワーズ、ロングアイランドなど、代表モデルを多く抱えるフランク ミュラーは、一見遊びが効いているデザイナー風と思わせて、じつは切れ者の技術師。ん、それって、戸賀さんに通じるような?

フランク ミュラーはスイス有数の時計学校を首席で卒業。在学中から飛び級するほど、時計師としてその才能を遺憾なく発揮します。ブランドは1992年に設立されますが、それ以前から独創的な時計を創りだしてきたことで知られ、代表的なモデルこそは曲線を帯びた樽型のトノウ カーベックス。いま戸賀さんがされているのがその進化系として登場したグランド カーベックスです。従来、ムーブメントの形状に合わせてケースを制作する時計製作が一般的ですが、デザインを確立してから、それにあったムーブメントを製作するというのは他の高級機械式時計ブランドの作り方とは対照的で、この逆転の発想こそフランク ミュラーの魅力です。

「いま注目したいのは、このグランド セントラル トゥールビヨンから始まる大型ケース。風防をストラップ位置まで拡張したデザインは、2021年のこのモデルが最初なんだ。見た目はカジュアルだけど、ダイヤルにはドレス感を感じさせる。この顔をあえて大型ケースに入れて、このエレガントな表情でいられるのは卓越したセンス。技術者であってデザイナーであってコンセプターでもある、ファッションの世界でいうなら有能なクリエイティブディレクターの仕事なんだよね。」

理想のために新しく設計されたケース&ムーブメント

2021年に発表されたグランド セントラル トゥールビヨン。トゥールビヨンをセンター位置に置き、時分表示はその外周上にセットするという崇高な理想を追求するために機構そのものを設計。大型の縦50ミリを超えるケースに合わせて、文字盤の視認性を高めるためサファイアクリスタルガラスをストラップの取り付け位置ぎりぎりまで拡大しました。

このトゥールビヨン、実用的とはいえお値段もそれなり。そこで戸賀さんが更に注目したのは、このビッグフェイスを継承する3針の「グランド カーベックス」。以下でご紹介しましょう。

現代的なシンプルスタイルを格上げしてくれる腕時計

フランク ミュラー / グランド カーベックス<Japan Limited>

グランド カーベックスは今年登場したフランク ミュラーの新たなシリーズ。360度どこから見ても曲線を描くトノウ型ケースは、先のトゥールビヨン同様、ストラップの取り付け位置までサファイアガラスで覆われています。そのため曲線を描く文字盤の上下にスペースがあるので視認性が高く、渦巻きのような模様のギョシェ文字盤に乗ったビザン数字も立体的なアプライドインデックスとなっているうえ、文字盤同様、曲面の角度にあわせて一点ずつ職人の手作業によって曲げられている芸の細かさです。

「ベゼルがケースから独立していて、ガラスとケースの内側にセット。インナーカーベックスと呼ばれる内側ケースを別パーツで組み合わせた構造だから、ケースが芸術的に美しいんだ。時計に詳しい人なら、これだけでも語れると思うよ。それほど時計に詳しくない人でも、アクセサリーとして超絶なデザインだってことが伝わると思う。だからこそ着こなしがシンプルなときに圧倒的な存在感を発揮してスタイリングを引き上げてくれるんだよね。」

ニットジャケットのシンプルなコーデにグランドカーベックスが腕元でギラリ。たしかに目を引くワンポイントですね。

スーツを着なくても似合うドレス顔のビッグフェイス

フランク ミュラー / グランド カーベックス<Japan Limited>

白ニットにはホワイトフェイス。ブラックデニムのカジュアルなスタイリングにも、グランドカーベックスは存在感を発揮します。先程、戸賀さんはドレスからカジュアルまでと仰っていましたが、なるほど普段着で使える高級時計として、あえてラグスポ顔じゃないデザインっていうのは新鮮かもしれません。

「大きめカジュアル時計なのにエレガントな顔つきってところがいいよね。それに今、カジュアルダイヤルのビッグフェイスはアウトオブトレンド。スーツを着なくても、エレガントなビッグフェイスっていうのが新しい選択肢だね。まさに、+モードなBRのスタイルに似合う時計だと思うよ。」

時計のデザインが次の時代のファッショントレンドを予感させる

フランク ミュラー / グランド カーベックス<Japan Limited>

Vネックニット1枚にホワイトデニム、そしてネイビーフェイスのグランドカーベックス。ごくシンプルな着こなしに、腕時計がまるで最初からそこにあったかのように溶け込んでいます。ネイビーフェイス&ストラップはニットの色と、SSケースはホワイトデニム、そしてゴールドインデックスは日焼けした戸賀さんの肌色と呼応して、完璧なマッチングとなっていました。

「時計のトレンドっていうのは意外と目まぐるしくて、小径、薄型、デカ厚と2~3年周期で回ってる。薄い時計が流行ると、カフスに収まるスーツが着たくなるし、デカ厚が流行るとカジュアルなスタイルに傾いたり。いま世の中がカジュアル化してるってことは、大きい時計が流行ってるっていうこと。それなのにグランドカーベックスは腕元に収まりがいいものだから、ついついジャケットを着たくなる。これってなんとなく、次のドレスクローズトレンドを予感させてるんじゃないかな。」

現代の富裕層のために進化したフランク ミュラーの伝統技術

▲ フランク ミュラー / グランド カーベックス<Japan Limited>
ホワイトブラックブルー

2021年のグランド セントラル トゥールビヨンのDNAを継承するグランド カーベックスは、フランク ミュラー伝統のケース形状をさらに進化させたモデル。アイコニックなビザン数字と、立体的なギョシェ文字盤が収まるインナーカーベックス構造は、縦53.1ミリ、横36ミリというビッグケースなのに、ドレッシーでモダンな現代的スタイルにしっかりとハマります。

「80年代からずっと信じてやってきた強い思いを感じさせるモデルだよね。いま多くのブランドが行き過ぎてしまった自分たちのアイデンティティを見直している時代だけど、フランク ミュラーの真面目な姿勢がこのモデルから伺える。だからこそ現代の知的富裕層の実用的でラグジュアリーなカジュアルスタイルに、絶対的にハマる時計なんだと思うし、そういう人たちに憧れる人にも着けてほしい時計と言えるんじゃないかな。」


フランク ミュラー
https://franckmuller-japan.com/

ショップインフォメーション
フランク ミュラー ウォッチランド東京: 03-3549-1949
フランク ミュラー ジュネーブ(GINZA SIX): 03-3569-0660
フランク ミュラー ウォッチランド大阪: 06-6251-4101

SNS
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INFORMATION


オフィス戸賀のオフィシャルサイトがオープン !

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戸賀さん曰く「トガの発信(メディア)集積サイト」。

戸賀さんご自身の日常が垣間見れる「トガブロ。」はもちろん、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSを含めた
【オウンドメディア】、そして『B.R.CAHNNEL』や『J PRIME』といった【監修メディア】それらの最新記事に、
気軽にタッチできるハブ的な役割を担う。

特徴としては、トークショーやイベントが簡単に確認できる「カウントタイマー」や、このオフィシャルサイトだけの連載なども掲載する。

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https://www.toganari.com/

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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