2020.11.05
ウィンターホワイトの伝道師、戸賀敬城が着るサキソニーホワイトのジャケットは、気負わない紺ブレ感覚の一着です。クルーネックの白ニットと合わせるカーディガンのように、アンサンブル感覚で気負わず着る「白」の魅力、今季もしっかり推していきます。
▲ デ・ペトリロ / サキソニー 3B ジャケット
▲ セッテフィーリカシミア / クルーネック ニット (カシミア&シルク)
▲ ピーティートリノ / BR別注 テクノ ウォッシャブル ウール 1プリーツ パンツ
やはり白を着せたら戸賀さんの右に出るものはいません。この日の白ジャケはホワイトサキソニーを使った、いつも愛用しているデ・ペトリロ。Tシャツ代わりの白ニットにグレスラ&ローファーを合わせたら、まるで白のニット&カーディガンをアンサンブルで着ているかのようです。シンプルかつベーシックなアイテムの組み合わせなのに、さりげなく新鮮味が溢れています。
「このジャケットは、ベニーが俺のために作ってくれたんじゃないかと思うぐらいハマったウィンターホワイト。最近ロゴものが流行りだけど、ブランドアピールしてないぶん、むしろこっちのほうが大人しく見えるんじゃないかな。実際白はトレンドカラーなので、差し色的に着るのが今年っぽい。シャツやニット、デニムも白が気になるよね。」
「そう簡単に白ジャケなんて…」と言う人に、戸賀さんからカジュアルに白を着る極意を伝授。
「白ジャケを着るときの一番のポイントは、キザにならないように抜きどころを作ること。今日はシャツじゃなくて、クルーネックニットにしたのがポイント。それに、梳毛より紡毛系の起毛素材ならニット感覚で着られるし、純白よりほんのり黄味掛かったオフ白ならカジュアルな雰囲気も出せる。デザイン的にはパッチポケットってところはハズせないよね。グレスラやブラックジーンズなんかと合わせて、モノトーンに着れば厭らしくなることもない。ポケットチーフなんて小細工もいらないし、意外と昼でも夜でもイケる流行りの白。今年白着なかったらいつ着るの? っていうぐらい。紺ブレ感覚で着てみたら、これ1枚で戸賀になれます! って言いすぎかな(笑)」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎