2020.05.28
久しぶりにスーツの袖を通したという戸賀敬城。季節はもう初夏。そこで夏でもスーツを楽しむために、リネン混ブラックスーツをスポーティなスタイリングで着こなすことにしました。
▲ デ・ペトリロ / ウール&リネン 3B スーツ
▲ マリア・サンタンジェロ / リネン ワンピースカラー シャツ
例年なら春のスーツを楽しむはずだった戸賀さんも、今年はスーツを楽しむ機会が少なくなりました。
「もう夏はすぐそこ。これじゃタイドアップしてスーツを楽しむ時間はほとんどない。それならむしろ、夏場のドレスアップを楽しみたいので、ノータイで楽しめるリネン混のスーツを着ようと思ってるんだ。」
愛用するデ ペトリロのウール×リネンのスーツは人気の「POSILIPO」。ジャケットはハーフキャンバス仕立てのドロップ8と絞り気味にしてあって、パッチポケットでスポーティな雰囲気ゆえ、ノータイ姿はもちろんジャケットの単品使いもキマります。パンツは細過ぎないワンプリーツで、大人が着るのにちょうどいいシルエット。ここでノータイがキマるワンピースカラーのマリアサンタンジェロのリネンシャツ「MARCELLO」をあわせたら、夏のフォーマルスーチングが完成です。
「ブラックスーツにベージュシャツという組み合わせがBRっぽいところ。急に白シャツでフォーマル感を出すよりも、気軽にスーツを着流してる感が出せるので、ベージュのドレスシャツはいい塩梅だよね。ときにはリネン混のタイもしたいよね。」
キメすぎずに、ほどよくキメる。そのあたりのさじ加減が上手な戸賀さんのスタイリングは、足元もレースアップシューズではなくローファーです。スーツにローファーの組み合わせも、かつては異端児扱いでしたが、いまではすっかり主流ですからね。
「もちろん細心の注意を払うけど、しばらく営業できてなかった馴染みのレストランや、箱根の老舗旅館とか、ちょっとお洒落して訪れたいところがたくさんあるんだ。今年の夏はスーツで、行くから待っててくださいね!」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎