2019.09.06
カジュアル化が加速する現代において、テーラードジャケットと同じくらいマストなアイテムとなったライダース。大人カジュアルを簡単にするライダースがサイレンスにありました。
・サイレンス / ライダーズ ブルゾン
・セッテフィーリ カシミア / クルーネックニット
・PT01 / BR別注1プリーツパンツ (ジェントルマンフィット)
・フラテッリ ジャコメッティ / ローファー
テーラードジャケット、グレースラックス、ストレートチップシューズといった定番アイテムは、大人の男がクロゼットに持っておくべきワードローブですが、カジュアル化が進む昨今、ライダースジャケット(ブルゾン)もワードローブに加えるアイテムの一つとなりました。
ライダース選びで重要なのは、いわゆるアメリカテイストの本気ライダースだと新品のうちは硬くて重く、着込んでカラダに馴染むのに時間がかかるので、選ぶなら新品のうちから柔らかい革に限ります。それに本気のライダース系レザーブランドは、シルエットもデザインもバイカー気分が強過ぎるので、街着にするならデザイナーズメゾン系のライダースが最適で、サイレンスのライダースはきっと納得いく選択となるはずです。
サイレンスはラグジュアリーメゾンのレザーアイテムを生産してきたファクトリーのオリジナルブランド。それゆえシルエットはモダンな細身で、素材も上質なものを買い付けるルートを持っています。そこで選ばれたのはゴート(山羊)レザーのスウェードです。ほどよい男らしさを残しながら、軽くて丈夫で、新品のうちから体に馴染みます。ひと目見でわかるシルエットもコンパクトでスリムですし、ハイクオリティでモダンなライダースであることがわかるはずです。いま着たいレザーとは、羽織るように着たときに、さらりと軽く、しかもモダンなこんなタイプだってことが納得できることでしょう。
しかもこの色、ダークネイビーは、洒脱な色気が漂うカラー。カシミアのクルーネックニット、スリムテーパードのプリーツパンツを合わせてみました。足元はスリッポンにして大人のレザーの着こなしに。こんなにさらりとシンプルなのに、ここまで洗練された着方ができるのも、サイレンスならでは。
・サイレンス / ライダーズ ブルゾン
・グランサッソ / クルーネックニット 近日公開予定
・PT01 / BR別注1プリーツパンツ (ジェントルマンフィット)
・エンツォ ボナフェ / ビット ローファー
ベージュの表革ライダースは、ライダースの常識を超える、まさに現代ならではのエレガンスを放つアイテム。エレガントなレザーとして、かつてなかったカラーパレットといえるものです。
当然着方もエレガントに。ニットにグレスラ、足元はスウェードのビットローファーという大人のカジュアル。このままジャケットを着たら上品な大人の休日着となりますが、表革のライダースにしたことで、品格をキープしたまま、男らしさもプラスします。この淡いニュアンスベージュと、トレンドカラーのグリーンのカラーリングもラグジュアリーなムードを誘います。
・サイレンス / ライダーズ ブルゾン
・フェデーリ / タートルネックニット
・PT05 / ブラックデニム
・フラテッリ ジャコメッティ / ローファー
よりモードなイメージをお好みでしたら、黒の表革という選択肢もサイレンスには用意されています。こちらもカーフではなくゴートスキンゆえ、マットな仕上げもきめ細かく、9ミリ厚のレザーとは思えないほど軽くソフトです。
コーディネートは全身黒で統一することでモードな雰囲気に仕上がります。黒のタートルニットにブラックデニム、足元は黒のスリッポン。あえて白を差さず、すべてのアイテムを異素材で合わせるのもコツです。それぞれの素材感が引き立って、立体感あるスタイリングです。こんなフレンチシックなスタイルなら、インテリジェンスを感じさせる大人のライダースタイルが仕上がりそうです。
サイレンスのシングルライダースは、スタンドカラーと袖口のジップといった、ライダースジャケットとしてのアイコンデザインを残しながら、ボタンやタブ、ベルトなどの装飾を排してミニマルに仕上げています。そのためライダーステイストを残しながら、新鮮なスタイリングが出来るのです。
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 川田有二 (Riverta Inc.) / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Eduard Badaluta (Donnna)