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トガオシ。Vol.68ラグカジを簡単にするデ・ペトリロのスーツ

2019.08.22

今季、ブランド設立10周年を迎えたデ・ペトリロ。なかでも戸賀敬城に刺さったのは、これから紹介する2着のスーツ。着こなし方をご紹介すると共に、このブランドの魅力について語ってくれました。


一目惚れしたブラウンスーツ

デ・ペトリロ / スーツ

気軽にスーツをこなすなら、Tシャツ代わりにクルーネックニットをあわせるのが戸賀敬城流です。もちろんキメるときに選ぶブランドは、愛用しているデ・ペトリロ。普段はネイビースーツを愛用する戸賀さんも、このブランドに出会ってからは様々な色柄を着ています。2019秋冬で、目にとまったのは発色が綺麗なブラウンスーツでした。

「このテの色味はツイル系、もしくはコットンなんかのカジュアル素材になりがちですが、ウール100%で、ほんのり毛足感あるサキソニーを選んだら、絶妙なラグジュアリーカジュアルでしょ。僕自身あまり着たことない色なんだけど、新鮮だし、それでいてお洒落すぎず、程よく肩の力が抜けた感じがしませんか。ブラウンという色がもつイメージをスーツにしたことで、いい塩梅のカジュアル感になったと思います。」

編集長時代はネイビー一辺倒だった戸賀さんも、デ・ペトリロのカシミヤジャケットで、トガベージュに目覚めました。以来、カジュアルな色味も着こなすようになったそうです。

このスーツ、モデル名はハーフキャンバス仕立ての定番「ポジリポ」。ジャケットは、タイドアップはもちろんのこと、戸賀さんのようにラグカジにハマるのは、パッチポケットのスポーティなデザインでからこそ。パンツもデ・ペトリロの中ではスリムなワンプリーツテーパードというモダンなシルエット。ジャケット、パンツ共にBRがリクエストした組み合わせ。

「ラグカジのスーツとして、デ・ペトリロは最&高なブランド。スリムなシルエットなのに適度にゆとりもあって、スーツなのにリラックスできるし、仕事にも遊びにも着ていける。なんか得した気分になれるんです。」

デ・ペトリロ×イセタンメンズ×B.R.ONLINEの
トリプルネームモデルも登場!

デ・ペトリロ / BR×イセタンメンズ 別注スーツ(8月29日より販売予定)
フェデーリ / タートルネックニット

こちらは着慣れたネイビースーツ。デ・ペトリロの10周年を記念して、デ・ペトリロとイセタンメンズ、B.R.ONLINEがトリプルコラボで実現した特別モデルです。

「デ・ペトリロは旧ネームであるガイオラのスタートから、今年で10年になります。これを記念したトリプルコラボには業界も騒然です。ちゃんとトリプルネームがタグになっているんですよ。これまでデ・ペトリロを取り扱う、どこの店もダブルネームすらできなかったのに、ホントB.R.ってすごいよね。」

ネイビースーツにネイビーのタートルネックニット。オールネイビーは、メンクラ時代から戸賀さんの定番スタイルです。それだけに堂に入った着こなしぶりは、見習いたいポイントが随所にあります。

「一見無地のネイビーだけど、近くで見ると、じつはこれ太幅ピッチのヘリンボーン、杉綾状の織り縞柄なんです。光の加減でストライプが立ち上がるので、スポットライトや夜の照明に映えること請け合いです。もちろんスーツでもパンツは、くるぶし丈が今風。足元はレースアップシューズよりスリッポンでキマりですよね。」

トレンド20%でいいと言い切る戸賀敬城の真意

今日は2着とも、戸賀さんのお眼鏡に叶ったカジュアルに着られるスーツでしたが、スーツならなんでも、ラグカジになるわけじゃありません。素材も仕立ても、デ・ペトリロなればこそ。ドレスアップクラシックもラグジュアリーカジュアルもこなせるハイブリッドスーツとして、リッチでモダン、大人の様々なライフスタイル&シーンにも相応しいブランドと言える所以です。そのあたりが不動の人気の秘密なのかもしれません。

「たとえば、流行りのモダンインテリアなレストランだったら、トレンドど真ん中のファッションも映えると思いますが、誰もが最先端のハイファッションを着こなせるわけでもない。それに、星付きのレストランや老舗の寿司屋では、あまり奇抜なファッションは店の雰囲気に合わないし、店のインテリアや常連のお客様と合わずに浮いていたら、お店の方にはもちろん、連れていった友人たちにも申し訳ない。だから僕はデ・ペトリロのような、奇をてらっていないのに新鮮に見える服を選ぶんです。」

戸賀さんは確かにおしゃれ上手ですが、決して自らをファッショニスタとは言いません。長年、有名ファッション誌の編集長を務めてきたのに、ファッショナブル過ぎる装いを自身はなされません。むしろ流行ってないし、一見普通なのに、よく見るとしっかりトレンドを押さえている服選びと着こなしこそが戸賀さんのお洒落の極意です。大人のファッションには、センスよく流行と付き合うために絶妙な距離感が必要だってことを、身をもって教えてくれているようです。

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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