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トガオシ。Vol.67リッチで感度が高い大人が注目する 「ポール&シャーク」

2019.08.15

今秋、「ポール&シャーク」が日本に本格上陸を果たしました。ご存じの方もいるかも知れませんが、イタリアの富裕層に絶大な人気を誇るビッグネームです。戸賀敬城も、さっそくチェック済みです。


久々にイタリアからビッグネームが本格上陸です!

ポール&シャーク / フーデッド コンビ ダウン ブルゾン (Loro Piana STORM SYSTEM)
PT01 / ノープリーツパンツ (スキニーフィット)

8月になるとファッション業界では合言葉のように「そろそろダウンいっとく?」と囁かれるようになります。「このクソ暑いのに、なに言ってんの?」と訝しがられるかもしれませんが、人気ブランドのダウンは、秋口までに予約でほぼ完売してしまうからなんです。セレクトショップや百貨店では、春夏モノのセールが終わり、秋冬の商品が店頭に並ぶ頃になると、ダウンの予約を受け付け始めるところがでてきます。そんな状況は百も承知の戸賀さんに、今季のダウン状況を聞いてみました。

「じつは今注目しているブランドがあるんです。それがこのポール&シャーク。ダウン専業ではないですが、高品質なラグジュアリースポーツ&カジュアルブランドとして、本国イタリアではとても人気のあるビッグネームです。ピッティ ウォモ会場でも巨大ブースを展開していて、かなりブイブイ言わせてるんです。この秋、いよいよ日本に本格上陸するとあって、これは見逃せないブランドです!」

ニットファクトリーとして錚々たるメゾンのOEMを手掛けてきたメーカーが、1975年からヨットで遊ぶイタリアの富裕層のために、マリンウェアのコレクションに転じて誕生したという「ポール&シャーク」。いまやスポーツ&ラグジュアリーのトータルブランドに成長しました。オリジナルの機能素材の開発にも積極的で、リッチでモダンな大人のラグスポにぴったりなアイテムが揃うメゾンですが、今季日本では、アウターを中心としたコレクションが展開されることが少し前に話題となっていましたね。

「このダウンがそうなんですが、これはかなりストイックなデザインで気に入りました。ダウンの封入量はたっぷりなのにシルエットはスマート。ウールとナイロンのコンビネーションシェルに、ボアもフードも着脱可能なユーティリティ性を備えています。そしてなんといってもダウンのクオリティがすごいんです。900フィルパワーって本気の極地仕様だから、インナーは薄手のニット1枚で十分温かいよね。」

一般的なラグジュアリーダウンが600~750ぐらいですから、ワンランク上なことは明らか。本気仕様なのにモノトーンのモダンなコーデなら、街着としてもスタイリッシュ。シンプルな着こなしが似合いますね。

「最近また細身のパンツに回帰してきたので、ボリュームトップス&スリムボトムズのコーデが良さそう。今日はPT01のスキニーシルエットですが、こんな着方なら大人のダウンとして、うまく着こなせるのではないでしょうか。」

冬の週末、大人旅に必携のダウンです。

「僕自身、街中でダウンジャケットを着ることはあまりないのですが、週末のドライブで郊外の温泉宿に泊まるときなんかには必携。だから街着というより老舗の旅館に着ていけるような落ち着いたデザインのものを選びます。」

なるほど、そうなるとリアルにアウトドアなナイロンシェルは選択肢から外れるし、ショート丈のスポーティなブルゾンタイプも違いますよね。アウトドア系の本気ダウンとまではいかずとも、ラグジュアリー系ダウンは、リッチな大人のオーラが出せるだけにブランド選びは重要そうです。

「ポール&シャークは、イタリアでは超がつくビッグネーム。平日は都市で働いて、夏は自家用ヨットでカプリ島やイスキア島へ、週末はコモ湖周辺やアルプスのスキーリゾートに遊びに行く富裕層の遊び着として愛されているんです。日本に正式上陸していなかったのが不思議なくらい。それだけに、人とカブらないダウン選びにはもってこいじゃないでしょうか。」

デザインは今日戸賀さんが着ているシンプルなものから、アイコンデザインが使われたよりアトラクティブなものもあります。戸賀さんが選ぶなら、どういうタイプでしょう?

「大人のダウンは腰丈のジャケットタイプが絶対に便利。中にジャケットを着ても裾が覗かないし、なんといっても腰回りが冷えないし。じつは毎年冬になると奥さんに一着プレゼントするんだけど、今年はポール&シャークにしようかな。これ、レディスあるのかな?」

残念ながら、ポール&シャークは今シーズン、メンズアウターのみの展開だそうです。まだまだ奥深いブランドです。

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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