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今年のダウンジャケットは
ビッグシルエットがキーワード。

極地などアウトドアでのリアルギアから都会のアウターへと進化したダウンジャケット。ナイロン、ウール、光沢、マットなどシェルの素材も様々なうえ、着丈やシルエットはショートブルゾンタイプからロングコート型まで、ダウンの量も薄めのものからたっぷりボリューミーなものまでと時代とともに進化しています。最近ではデザインにもトレンドがあり、機能性だけでなくスタイルもセレクトの基準です。一時はオリジナルからボリューム控えめでスリム&コンパクトな街着ダウンが主流でしたが、今またモード発信のビッグシルエットへと人気のモデルは移り変わってきています。

なかでもダウンジャケットのトレンドセッターとして評価の高いDUVETICAは、いち早くビッグシルエットダウンに着目したダウン専業ブランドです。イタリア・ヴェニス郊外のモリアーノ ヴェネトから世界基準のダウンジャケットを作り出しています。こちらの「ネカルドゥエ」は、ミドル丈の定番人気モデル。スーツの上から羽織れるビッグシルエットに、取り外し可能なフード付き。ポケットも大きく、グローブのまま両手をインできるうえ中身の出し入れも容易です。

セミマットなシェルはちょっとモダンなモノトーンスタイルにも、大人の落ち着きある雰囲気でもはまりますし、シンプルなデザインはドレッシーなスタイリングを崩しません。ニットの上から1枚でも、レイヤードを意識したこんなスーチングにもスポーティなムードを加えたスタイリングが可能です。しかもこのダウン、ものすごく軽いんです。ボリュームあるシルエットは、上質なダウンの証。それでいて羽衣のようにふわっと軽く温かいので、冬コーデに最高のパフォーマンスを与えてくれます。

このボリュームと軽さは最高品質のダウンならでは。

御覧くださいこのボリューム感。いまトレンドのドロップショルダー気味のビッグシルエットは、今季のテーラードコートにも見られるキーワード。ふわっと羽織るようなシルエットに、プリーツパンツから裾まで美しくテーパードするパンツを合わせるのが、まさに今どきなシルエットでしょ。中身のダウンはフランス・ペリゴール地方を中心とした南仏産のグレイグースのみを使用。フランスで最高品質のダウンに与えられるキャトルフロコンを授与されていますので、軽量でかさ高があり、回復力に優れ保温性も抜群です。腰までの着丈はジャケットの裾が覗かず、フォーマルスタイルにも合わせられ、テーラードコートよりアクティブなルックス。フードは取り外し可能ですので、お好みに合わせることができます。

表と裏とでナイロンシェルを異素材使いしています。

表地のシェルはイタリア・GIPI TEX社製の軽量ナイロン。セミマットな黒ですが、襟もとを開いたり、裾が翻ったときにチラ見えする裏面にはシャイニー素材が使われています。この意外性ある素材の切り替えがポイントで、ふとしたときに覗くシャイニーナイロンは、きりりと引き締まったモードな感性を漂わせます。黒のスーツに黒のタートルニットというストイックなモノトーンスタイルに、異素材を組み合わせることで黒のコントラストが付くので、スタイリングも洒脱な印象に仕上がるのです。

ショート丈のダウンジャケットには復刻モデルが。

こちらはショート丈のダウンジャケット「ベガトレ」。2005年に登場し、長くDUVETICAのエントリーモデルとして人気だった「ベガ」をベースに、シルエットやディテール、ダウンの量などを見直してアップデイトさせた復刻モデルです。シェルにはイタリア・GIPI TEX社製のナイロン素材を採用。フードトリムにはラクーンファーを使用しています。ショート丈になると着こなしはよりスポーティな印象になるので、インはニットやカットソーが似合います。ウールパンツに白スニという大人カジュアルな合わせ方も、スポーティなトップスといい具合にハマっています。