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C.QP Recommend Style / 2019SS Vol.1スウェーデン発、日本本格上陸スニーカー 「C.QP」 にB.R.SHOPがホワイトソールを別注!

2019.03.27

いまどきのボリューム感あるハイテクスニーカーも、学生っぽいキャンバスのローテクスニーカーもイマイチで、簡単そうで難しい大人のスニーカー選び。今春、そんな悩みを一発で解決する大人のスニーカーブランドが日本本格上陸しました。


大人の着流しスーツに相応しい足元を考える

シーキューピー / スウェード スリッポンスニーカー
デ・ペトリロ / 3B スーツ
フェデーリ / クルーネック ニット

今季注目の茶色のスーツ。人気のデ・ペトリロからもラインナップされています。清涼感あるフレスコ織りの素材使いは、そのままタイドアップするならリネンのシャツと合わせたいところですが、気軽にカットソー&クルーネックニットでカジュアルに合わせるのが今風の着方です。

茶色をモダンに着こなすうえで、キーカラーとなるのは黒。そこで黒のニットに襟元から白Tをのぞかせることで“抜き”のポイントを作ったスタイリング。そうなると足元はレザーのスリッポンを履きたいところですが、そろそろ季節的にも素足にスニーカー的な着方がしたくなる頃ではないでしょうか。それもキャンバスではなく、上品なスエードのスニーカーが良さそうです。

そこでピックアップしたのはC.QPのスエードスリッポン。もちろん色は黒にして、色数を抑えるのが大人のカラーリングです。スケートシューズ風のストリート感ある足元に、毛足の美しい上質なスエードを使うことで大人っぽい遊び心を取り入れました。白のソールと襟元の白Tを呼応させているのもバランスをとるポイントだけに、覚えておきたいテクニックです。

シンプルでモダンなスーツの着流し方ですが、素足にスエードスリッポンのイメージはどこか90年代ストリートシックで、大人にも受け入れやすい着方なのです。最近のスニーカーブームは、スポーツブランドもラグジュアリーメゾンも、ボリューミーなダッドスニーカー一辺倒ですので、こんなスマートなスニーカーは、ありそうでなかなか見つからないんですよね。

シンプルなコーディネートほど足元にこだわって

シーキューピー / スウェード レースアップ スニーカー
バグッタ / ウェスタンシャツ
ピーティーゼロウーノ / 1プリーツ パンツ

シャツ&パンツのシンプルなルックスですが、これってじつは何気に難しいスタイルなんです。シャツのシルエットや裾丈、インのTシャツの裾の見せ方から、パンツのシルエットまで緻密な計算が求められます。なかでも足元は重過ぎても軽すぎてもバランスがとれないので、シューズ選びは重要です。スニーカーがバランスいいのはすぐ理解できますが、上品なカジュアル感を活かすためにはスエードのレースアップがマストになります。

でもクラシックなローカットでは、昔のまんま。とはいえ先程もお話したとおり、いまどきスニーカーはボリューミーなダッド系ばかり。そこへC.QPのスエードレースアップスニーカーは、ローカットとハイカットの中間のカットで、ほどよいバランスなのが魅力的です。それにお馴染みのシューズブランドより新鮮なのは、そのラスト。北欧ブランドならではのシンプルでモダンな顔つきで、足元に新風を吹き込む新進ブランドとしてもC.QPはちょうどいいセレクトと言えそうです。

トップス&ボトムズをスニーカーでバランシング

シーキューピー / スウェード スリッポンスニーカー
サイレンス / スゥエード ライダーズ ブルゾン
フェデーリ / クルーネック ニット
ナンバーエム / 1プリーツ パンツ

大人のカジュアルアウターとして定番のスエードブルゾンのときこそ、足元はスエードシューズがバランスよく似合うというもの。とくに今春はスエードアウターが人気なだけに、足元チョイスはいつもより慎重になりがちですので、スエードスリッポンの活躍はいうまでもありません。

スエードライダーズにグレスラ、白のクルーネックはTシャツよりニットがリッチな大人の選びというもの。こんなシンプルコーデにグレースエードのスリッポンが軽快です。もちろん素足履きするのは基本の「き」といっていいでしょう。足元が軽ければ軽いほどライダーズの重さを中和してくれることに気がつくはず。ここでブーツでは、秋冬に逆戻りしてしまいます。

ハイテクブームに異を唱える大人スニーカー「C.QP」

ここでご紹介したC.QPは、この春、日本に本格上陸したスウェーデン発のスニーカーブランド。スエードアッパーのスリッポン「ジェッティー」とブラックのレースアップタイプ「ターマック」に、インラインには存在しないホワイトソールを別注したのはB.R.SHOPのエクスクルーシヴモデルです。ラストのフォルムはラウンドトウのトウを薄めに仕上げることで、アメリカやイタリアのスニーカーとはひと味違うノルディックスタイルともいえるエレガンスが漂います。

インソールはカップインタイプで現代的な履き心地を備え、ミッドソールにシャンクと呼ばれる芯材を使っているため返りがよいのも特徴的です。吟味された素材を使い、ハイブランドのスニーカーを手がける工場で生産されているところまで、見えないところまでこだわったシューメーカーは、主張の強いイマドキのハイテックなスニーカーブームとは一線を画す大人のスニーカーといえるのではないでしょうか。

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 野口貴司 (San・Drago) / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : ANTONINO (Cinq Deux Un)

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