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2021.05.01
こんにちは。Web担当の品川です。
店舗は緊急事態宣言によりお休みをいただいておりますが、皆様もご自宅でお過ごしの方も多いかと思います。
暇つぶしになればと思い、今日はちょっとしたお話を。
ちょっとどころではないくらい長いやん・・・と自分でも思いましたが、Maison Margiela(メゾンマルジェラ)について改めてご紹介したいと思います。
知れば知るほどこのブランド面白いんですよね。
ファッションが好きな方はご存じかと思いますが、私も改めて新しく発見したこともあるので、ぜひ皆様と共有したくて書いてます。
ということで張り切って!!連載でご紹介していきます。第1回はタグのお話です。
奥が深いマルジェラのブランドタグ。
ブランドの名前が書かれておらず、カレンダーのように数字が並んでいるのが印刷されています。
この番号服によって数字に〇がされているのはご存じですか?
そしてこのブランドタグにはブランドの名前が書かれていません。
隅の4カ所だけを白い糸で簡易に縫われていますが、どうしてそんな簡易なんでしょう。
今日はそのブランドタグに隠された秘密に迫ります。
今ではすっかりアイコンにもなった4つの白い糸のステッチ。
このタグはブランド設立した1988年に遡ります。
デザイナーであるマルタン・マルジェラと、クリエイティフ&ビジネスパートナーのジェニー・メイレンスにより誕生しました。
最初にブランド名をなくしたタグを作りたいと提案したのはジェニー・メイレンス。
当時1990年代はブランド志向がとても強くなっていく一方でした。
いつしか人々は洋服の質やデザインそのものより、ブランド力を重視して服を買うようになり、デザインの本質的な部分が重視されなくなりつつありました。
ブランドネームではなく、デザインが良く手に取ってもらいたいという、デザインを本来の姿に戻したい信念を象徴するものとして白のタグを提案したのがきっかけです。
「マルタンマルジェラの名前の付いたタグなんてつけるべきでない。」
「ブティックに入って、インパクトのある服を手に取った時ブランド名が書かれていない。その方が更に興味がわくでしょう?」
説得され、マルジェラ自身は最初あまり乗り気ではなかったそうだが、最終的に1つ条件を加えて賛成しました。
それが表側にはっきりとわかるように白い糸を4本縫い付けること。
そしてマルジェラのブランドタグが誕生しました。
「ブランド名で選んだのではなく、その服の良さに惹かれて選んだのであれば、ラベルなどいらないだろう」
それ故、昔ながらのファンは、この意思を汲んでブランドタグを外して着用する方もいます。
一方、今ではこの後の白いステッチが一目でマルジェラだと分かるアイコンになってしまっていたりも。
ブランドタグを外すべきか、残すべきか。
服が好きな人にとっても悩ましい議題であることでしょう。それも個人のお好みで楽しんでいただきたいです。
着る人の体型にとらわれず、自身の思いのままに服を自由に着用してほしいというブランドは願っているので。
ブランドを設立して16年間、世間から高い評価を得ても2人は公の場に姿を魅せることがなく、服のタグと同じように徹底した匿名性を貫いたと言います。
そんな2人の話はまた次回に・・・。
■Maison Margielaの商品の取り扱いはこちらからご覧いただけます。
Maison Margielaはメーカーの意向で実店舗のみの展開となっております。
オンラインショップでは商品情報のみ公開しておりますが、気になる商品などhございましたらお気軽にお問合せくださいませ。
お問合せ先✉
info@biglietta.jp
参考文献:The New York Times Style
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biglietta(ビリエッタ)は株式会社グジが運営するインポートレディースセレクトショップです。ヨーロッパのブランドを中心にこだわりのアイテムをセレクトしています。30代、40代の女性にとって「お洒落でリアリティのある服」を提案し続けます。 bigliettaはチケット、切符、旅券を意味するイタリア語 biglietto(m)を存在しない女性名詞に変換した造語です。このチケットが目指すのは、流行にとらわれない生き方。あなた自身が、価値ある存在になるために。
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