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ring Recommend Style / 2023SS Vol.1ゆったりアイテムを着こなす最旬テクニック

2023.03.30

ドレススタイルやテーラリングをベースにしたセレクトショップが提案するカジュアル。そのアイテムやスタイルがここ数年で変貌していることをご存知でしょうか?どちらかと言えば、身体に沿ったタイトめなシルエットをもつアイテムが主軸でしたが、トップス、ボトムズともにゆったりとリラックス感あるアイテムが確実に増えているのです。ともすれば、ルーズにだらしなく見えがちなゆったりアイテムをどう着こなせばよいのか?そんな悩みを「REAL CLOTHING」を掲げるセレクトショップringのスタイリングで解消していきましょう。


白パンならゆったりシルエットが簡単に

ロワイヤル メール / ニットカーディガン 35,200円
ロワイヤル メール / ボーダーニットT 28,600円
ベルナール ザンス / 2プリーツ ワイドパンツ (HUBERT) 45,100円
クラークス / デザートブーツ 25,300円

ジェンダーレスに受け入れられている、ゆったりとしたシルエットを持つアイテム。その着こなし方の定石として知られていることは、上下ともにゆったりさせず、どちらかをタイトめにすればOK、というもの。つまり三角形を描くようにすれば、上下どちらかに締まりが出るのでシルエットが決まりやすい、という訳です。これを基本としつつ、さらに歩みを進めたスタイリングを提案しているショップがringです。

トップスに合わせたのは「ROYAL MER(ロワイヤルメール)」のニットカーディガンと半袖クルーネックニットのアンサンブル。ご覧にようにふっくらとした肉厚感ある編み地にドロップショルダーでゆったりとしたシルエットを持つアイテムです。着こなし方の定石からすると、この場合はボトムズをタイトめにするはずなのですが、ring はワイドシルエットを合わせました。それでもだらしなく見えないようにするテクニックは二つあります。

一つ目は、色を白にしたという点。 だらしない、の対極と言える“きちんと感”を表現するには、白以上に適している色はありません。また、ヘビーウエイトでハリのあるコットンツイルが用いられているため、綺麗にセンタークリースラインが入っていることも見逃せません。二つ目は立体的なスラックス仕立てであるという点です。3サイズ展開の中サイズで、ワタリ36センチ(裾22センチ)という数値からも分かるようにワイドシルエットではあるものの、スラックス仕立て特有の横に広がらないパターンとなっているため、前から見た際はさほど太さを感じさせないシルエットになっているのです。このパンツを手掛けるのはフランスの名門「BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)」と聞けば納得する方も多いのでは。ちなみにトップスの「ROYAL MER(ロワイヤルメール)」もフランスブランドです。

デニムならゆったりワイドも穿きこなせる

ティト アレグレット / 6B ジャケット 168,300円
ジョンスメドレー / クルーネックニットT 33,000円
サイ ベーシックス / ワイド デニムパンツ 31,900円
ジャコメッティ / スウェード モンク モカスリッポン 117,700円

ringが得意とするジャケットスタイルでもワイドシルエットのボトムズを合わせたスタイリングがこちら。ジャケットは、特徴あるナポリ仕立てを継承しつつ、マシンメイドを巧みに取り入れることで高いコストパフォーマンスも魅力の「TITO ALLEGRETTO(ティト アレグレット)」。ナポリ仕立てのダブルブレステッドならではのグラマラスなワイドラペルは、ボトムズがワイドでもどっしりと受け止めてくれるのでしょうか?

ボトムズは昨年秋冬シーズンからringが導入した「Scye(サイ)」。コアな服好きからの支持が厚い日本のカジュアルブランドとして知られているため、ringでの取り扱いは意外に思われる方も多いかもしれません。しかし、ブランド名の由来を聞けば納得。“袖ぐり”や“鎌(カマ)”を意味するテーラー用語が「Scye(サイ)」。また、デザイナーとパタンナーがタッグを組んで設立されており、テーラーの本場イギリス仕立てをベースとしているのです。そんな「Scye(サイ)」が生み出したのは、ワイドシルエットながら腰廻りをコンパクトに設計したデニムパンツ。かなり太い(ウエスト31インチでワタリ38センチ強)シルエットではあるものの、コンパクトな腰廻りによって、ヒップ下やワタリに生地が溜まらず、ルーズには見えずらいという特徴があります。

迫力あるラペルを持つナポリ仕立てのダブルブレステッドジャケットにワイドシルエットのボトムズを合わせるのはなかなかの高難度。でもこれが纏まりを見せるのは“デニム”という素材にあります。もはやファッションのジャンルにもなっている“デニム”という誰もが所有し着用している素材を合わせることで、馴染んで見えるという訳です。このテクニック、ぜひお試しください。

セットアップならユルくてもキマる

サイ ベーシックス / 3B ジャケット 53,900円
サイ ベーシックス / チノパンツ 34,100円
バレナ / ストライプ シャツ 36,300円
グラルナー チューヒリ / スカーフ 16,500円
サイ / ナローベルト 17,600円
クロケット & ジョーンズ / スウェード タッセル (CAVENDISH3) 92,400円

最後にご紹介するのは、オンオフ問わず定番となったセットアップスタイル。ありとあらゆるブランドからリリースされていますが、軸となるのは機能素材。そのためストレッチ素材でタイトめなセットアップが多い中で、変化を求める方も多いのではないでしょうか。もちろん、ringでも「giabsarchivio(ジャブスアルキヴィオ)」のタイトめなシルエットもご用意していますが、こちらでは「Scye(サイ)」のカルフォルニア産コットンを使用したワークジャケットとミリタリーチノをベースにしたセットアップでスタイリングを組んでみました。

ワークジャケットということでウエストシェイプのないボックスシルエット。ゆったりとした身幅が特徴です。パンツはミリタリーパンツの名品をベースとしており、やはりこちらもワイドシルエット。それらを着こなすためのテクニックは二つあり、シャツ合わせとタックインです。テーラードのドレススタイルとは異なり、ルールの無いカジュアルスタイルゆえ、インナーはカットソーでもニットでもOKなのですが、やはり襟のあるシャツを合わせるときちんと感が生まれます。もう一つのタックインについては、カットソーやニットだと高難度になるものの、シャツであれば簡単に、そして自然にキマリますよね?タックインすることでベルトを見せられ、スニーカーではなくドレス感のあるスウェードタッセルを合わせることもしやすくなる、というテクニックです。

ここまで、ゆったりアイテムを着こなすテクニックをご紹介してきましたが、最後に一つ。それはどのスタイリングも挿し色を使っている、ということにお気づきでしょうか?ボーダーのターコイズブルー、インナーのブルーニットT、そしてスカーフのピンク。このように効果的に綺麗な挿し色を使うことで、上下ともにゆったりアイテムを組み合わせても、さりげなく品格を保つことができるのです。

INFORMATION


ring京都店がニューオープン

gujiグループ発祥の地「京都」にringが待望のニューオープン!ゆったりとしたエリアに立地し、自然光たっぷりの店内で、ringの魅力をたっぷりと味わうことができます。

ring KYOTO
住所 / 京都市左京区松ヶ崎雲路町8-9 デリージア北山1F
アクセス / 地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」から徒歩7分、駐車場も完備
営業時間 / 11:00~20:00
TEL / 075-708-3656

CREDIT

Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 渡辺修身 / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Designer : 中野慎一郎 / Model : James Prosser (donna) / Editor : 佐々木利浩 (B.R.ONLINE) / Producer : 大和一彦

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