2021.11.09
今年はようやく落ち着いた秋冬シーズンを迎えられそうなムード。大切なパートナーと自由にお出掛けすることも叶いそうですね。というわけで、この機会に改めてパートナーと連れ立つ際のファッションを考えてみませんか?メンズ・ウィメンズともに幅広いラインナップを展開するセレクトショップgujiとbiglietta にはその答えがあるはず…。
・カルーゾ / ストレッチウール 4B ジャケット
・カルーゾ / ストレッチウール 1プリーツ パンツ
・フィリッポ デ ローレンティス / ウールカシミア クルーネックニット
・ベグアンドコー / カシミア ドットプリント スカーフ
・パイン / ボストングラス
・ブレッシアーニ / コットンリブドレスソックス(キャメル)
・ジャコメッティ / スウェード モンクストラップ
世界で起こるさまざまな出来事によって、人々の多数が「いいね」と思う男女像は移り変わっていくもの。ジェンダーレス、ダイバーシティといった流れを受けて、特に男性には「可愛げ」や「優しさ」を求められることが増えているようです。これをファッション的に紐解くならば「柔らかさ」と「上品さ」というワードに置き換えられるでしょうか。となると、パートナーと出掛ける際に今意識すべきはこの2点を感じさせるスタイルにすべき、ということになりますね。取り入れ方は色使いを入口にするのが簡単です。
上掲はまさに「柔らかさ」と「上品さ」を備えたスタイリング。今シーズンgujiが注目しているニュートラルカラーのベージュ、そして淡いブルーの組み合わせです。絶妙な色合いのセットアップスーツは、新潮流をドレスクロージングにもたらしている「CARUSO(カルーゾ)」。4つボタンのダブルブレステッドでゴージとボタン位置が低めになっており、そのバランスで生まれる独特の抜け感が持ち味です。中間色ゆえ地味にならないよう、インナーには同系色もしくははっきりとした色のどちらかを合わせるのが正解!さりげなくカシミアのドットスカーフ、ボストンタイプのメガネを顔まわりに配し、洒落た色合いのソックスをスウェードシューズに合わせれば、フレンチ感のあるお出掛けスタイルが完成します。
・アンスクリア / フラワープリント ボウタイドレス
・チンクアンタ / ダブルライダースジャケット
シックめな男性に対して、女性には華やかさがあるとバランス良く映るもの。大柄なフラワープリントが目を惹くワンピースは、メンズスタイルを再解釈し生まれるカジュアルウェアが注目度大の「INSCRERE(アンスクリア)」。秋らしいカラーリングと襟元のボウタイデザインが他にはない品の良さを演出し、丈感を含めてレイヤードしやすいバランスに仕上げられています。MD、バイヤーなどファッション業界での経験が豊富な日本人デザイナーの力量が推し計れる一着です。これに同色系のライダースを合わせたのがポイント!マイルドな色合いはもちろんのこと、襟部分のディテールをbigliettaが別注することでライダースながらシンプルなルックスに仕上げられています。品の良いワンピースにライダース、ともすれば強弱がつき過ぎてしまうところを、同系色にすることで柔らかくしなやかに見せる、これが今のミックススタイルです。
・タリアトーレ / カシミア 2B ジャケット (ミディアムグレー)
・フィナモレ / ネル ワイドカラーシャツ
・フェデリ / カシミア クルーネックニット (グレー)
・イカイ / ロブスト ホワイトデニム パンツ
・ブレッシアーニ / コットンリブドレスソックス (キャメル)
・ジャコメッティ / カーフスコッチグレイン ローファー
「TAGLIATORE(タリアトーレ)」のジャケット、「FEDELI(フェデリ)」のニットとグレーカシミアを重ねたスタイリングは、同系色ながら濃淡によって奥行きを感じさせますが、gujiのオススメはシャツとのレイヤード。こちらではカジュアルシャツの雄「Finamore(フィナモレ)」のベージュネルシャツを合わせることで、奥行き感を増すとともにきちんと感をプラス。カットソーをレイヤードするのも手ではありますが、上品さを出すならやっぱりシャツに限る!というわけです。ボトムズは「YCHAI(イカイ)」のホワイトデニム。秋冬シーズンにホワイトデニムを穿く場合は夏っぽく見せないためにソックスを合わせるのもオススメ。色がベージュならば素足感覚でスタイリングできますね。
・エンメティ / ショートスリーブ ムートンジャケット
・ジョンスメドレー / 30Gウール タートルネックニット (PERSIAN RED)
・ピーティートリノデニム / ミディアムウォッシュ フレアデニムパンツ
ウィメンズは元々ボトムズのバリエーションが豊富なわけですが、近年はさらに拡がりを見せており、2000年代初頭のトレンドだったLAセレブファッションを象徴するフレアシルエットも登場しています。カジュアル感の強いブルーデニムのフレアであるものの「PT TORINO(ピーティートリノ)」の手に掛かれば洗練された仕上がりに。、こういったボトムズだからこそ、トップスをラグジュアリーにするのが今の流れ。そこで「EMMETI(エンメティ)」のムートンジャケットを合わせました。こちらはショートスリーブという抜け感が技ありでレイヤードスタイル向けの一着です。インナーの赤いタートルネックが良く映えて、トータルで見るとこなれた品の良さが漂います。こちらの男女スタイリングは共通点がなさそうに見せておいて、レイヤードというキーワードが隠されているというわけなのです。
・リングヂャケット / マイスターライン guji別注 カシミア チョークストライプ スーツ
・ギ ローバー / ピンオックスフォード クレリックカラーシャツ
・フランチェスコ マリーノ / シルク ペイズリープリント タイ (ダークブルーグレー)
・ムンガイ / リネンチーフ
・ブレッシアーニ / コットンリブドレスソックス (ダークグリーン)
・ジャコメッティ / カーフ タッセル スリッポン
パートナーとお出掛けする際に最も気を使うべきスタイルはスーツ、それもタイドアップスタイルです。意外とビジネスっぽく見えないタイドアップって難しいですよね?これも簡単な解決策はニュートラルカラーのスーツを選ぶこと。濃過ぎない色だからこそビジネス感がなく、洒落っ気が生まれるのです。こちらでは日本が世界に誇るファクトリー「RING JACKET(リングヂャケット)」のguji別注スーツ、しかもマイスターライン。さらに生地はゼニアのカシミア100%!これらによりもたらされる品格こそがパートナーをエスコートするのに不可欠な要素になるわけです。Vゾーンはクレリックシャツやプリントタイで多少遊びを入れるのもOK。これでビジネス感が皆無なスーツスタイルの完成です。
・マンゾーニ24 / ウールカシミア リバーシブル ノーカラーコート
・ジョンスメドレー / 30Gウール 配色長袖ニットポロ (掲載色は完売)
・セラードアー / キルティング フレアスカート
・マルニ / TRUNK SOFT MINI ショルダーバッグ
見るからにエレガントな「manzoni24(マンゾーニ)」のノーカラーコートは、ロロピアーナ社のウール&カシミア生地を使用。この上質感を活かすべく合わせる色はベージュが正解です。洗練された色の組み合わせとして定着したベージュ×ブラックを使わない手はありません。でも、ノーカラーコートにニットポロだとややコンサバ過ぎてこなれ感が欲しいところ。そこでスポーティなキルティング生地で仕立てた「Cellar Door(セラードアー)」のフレアスカートを合わせています。これによってエレガントなシルエットをキープ。さらに2色しか使っていないのに生地などの組み合わせにメリハリがあるため、立体感のあるスタイリングに仕上がるのです。
Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 野口貴司 (San・Drago) / Hair : Takuya Baba (Sept) / Make : CHACHA (Beauty Direction) / Model : KSENIIA GRENKOVA (CINQ DEUX UN), Anton Wormann (Image) / Designer : 中野慎一郎 / Editor : 佐々木利浩 (B.R.ONLINE) / Producer : 大和一彦 (B.R.ONLINE)