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guji e biglietta Recommend Style / 2023SS Vol.1爽快で華やか色を纏う春

2023.03.24

春から夏に向け、陽光が輝きを増す時期。それに合わせるかのようにファッションも色彩が豊かになっていきます。ファッションにおいて「色」はとても重要な要素。着る人のパーソナリティやその日の気分を表すものとして周囲に受け止められるから、自分自身を日々アップデートするツールとして「色」を活用しない選択はありません。この春は清潔で爽快な印象を与える”ブルー”を基軸に商品ラインナップを組むgujiとbigliettaで「色」の活用法を見ていきましょう。


ネイビーではなくブルーの理由

タリアトーレ / 4Bジャケット 101,200円
イレーヴ / レギュラーカラーシャツ 30,800円 (gujiオフィシャルオンラインショップ)
アネー / シルクスカーフ 22,000円
五十嵐トラウザーズ / 2プリーツパンツ 60,500円
ジャコメッティ / スウェード モンクモカスリッポン 117,700円
ブラン / サングラス (シルバー) 35,200円

デニムを始め、マリンやミリタリー、スクールといったファッションのさまざまなジャンルの基本色であり、日本人にも最も馴染み深い色と言えるネイビー。それよりも淡い色合いのブルーをgujiとbigliettaが2023年春夏シーズンのキーカラーとした理由を端的に表せば、基本色のアップデート、と言えるでしょう。それは上掲写真の白シャツとベージュトラウザーズにブルージャケットを合わせたスタイリングで一目瞭然かもしれません。ジャケットの色合いがネイビーではなくブルーになっただけで、白とベージュに対するコントラストが和らぎ、ネイビー系色が持つ清潔感はそのままに洒落っ気が増しています。
つまり、基本色であるネイビージャケットに合わせるアイテムはお持ちの方が多いので、このブルージャケットさえ手に入れれば簡単にいつものジャケットスタイルをアップデートできる、というわけです。

ジャケットは軽量仕立てを得意とする「TAGLIATORE(タリアトーレ)」のもので、gujiが今シーズンから採用した4つボタンモデルの”GLEN”。ダブルブレステッドのジャケットでもボタンを留めずに前開きで羽織るような着方に適しており、リラックス感が漂う秀逸モデルで注目を集めています。実は本記事掲載時点で何と完売!でもご安心ください。今シーズンのgujiにはブルージャケットが豊富にラインナップされているため、掲載商品以外にもチョイスできます。ぜひこちらからチェックを。

bigliettaのショップカラーでもあるブルー

デボーション ツウィンズ / ベルテッド ロングワンピース 42,900円

gujiグループには8つほどのレーベルがあり、bigliettaもその一つ。京都・大阪・東京の3都市で現状店舗展開をしており、bigliettaは大阪にショップを構えています。それぞれの店舗にはどのレーベルが入っているかが一目で分かるようレーベル毎に色分けされたサインが置かれており、bigliettaにはブルーが採用されています。つまり、それほどブルーという色を大切にしているという証なのです。

スタイリングに使ったブルーの色合いが爽快なワンピースは、ギリシャ発のブランド「Devotion TWINS(デボーションツウィンズ)」。袖や身頃にギャザーをあしらう凝った仕立て、ウエストをマークする共地ベルトに施された刺繍にクラフトマンシップを感じさせます。ふんわりとしたシルエットから想像される通り、コットン100%の生地は柔らかく軽やか。これほどたくさんの生地を使っていても、重さを感じさせないということはパターンと仕立ての良さを物語ります。また、ポケット付きというのも気が利いており嬉しいポイント。

あのドーメルにカラー別注したブルースーツ

guji別注リングヂャケット / 6Bスーツ 170,500円
ギ ローバー / クレリック タブカラーシャツ 23,100円
アット ヴァンヌッチ / ストライプタイ 35,200円
ムンガイ / コットンチーフ 6,600円
ジャコメッティ / タッセル スリッポン 102,300円

B.R.CHANNELでもお馴染み、近年gujiが力を注いでいる「RING JACKET(リングヂャケット)」からは、あのドーメル社にカラー別注をしたという生地が載った自信作がリリースされています。モヘア混ファブリックの中でもトップグレードのSUPER BRIOに別注をするということ自体が驚きではあるものの、何よりも注目したいのはこの色合い。ブルーにグレーがほどよい塩梅にブレンドされることで、何とも絶妙なブルースーツに仕上がっています。モヘア特有の光沢感はどうなっているの?と気にされる向きもあるかと思いますが、ご心配なく。トップグレードSUPER RRIOのクオリティーとこの絶妙な色合いが相まって、アンダーステイトメント(控えめ)且つエレガントに映ります。

コーディネートしたのは、ボディがサックスブルーのクレリックタブカラーシャツにパープルが効いている段落ちストライプタイ。チーフはホワイトとサックスブルーが配色されたもの。これがネイビースーツだった場合には、ネイビー+パープル、そしてダブルブレステッドスーツということで英国調ムードの正統派になりますが、ブルースーツになるだけで色使いが中庸な印象となり、パリッとしつつも親やすくソフトなパーソナリティを打ち出すことができます。

華やかなイエローにも注目

マンゾーニ24 / ベルテッド ロングジレ 170,500円
マルニ / スキッパーシャツ 83,600円
マザー / スキニー デニムパンツ 39,600円

bigliettaが今シーズンのキーカラーとするのは、ブルーだけではなく、他にイエローとピンクがあります。ブルーの爽快さに加え、華やかなイエローとピンクを身に着けることで、明るくポジティブな姿勢をはっきりと打ち出しています。

見るからにハイクオリティーな素材使いが見て取れる「manzoni24(マンゾーニ)」からは、美しいレモンイエローの発色に目を奪われるロングジレをご紹介。フロントにボタンは無く、ノーカラーにサイドスリットとベルトのみというデザインは清々しく、生地の良さに自信が滲み出ています。それもそのはず、生地はあのLoro Piana(ロロピアーナ)社のダブルフェイスでウール100%。優雅に翻った裾から覗くのはイエローベージュで、実にエレガントなダブルフェイスの配色です。共地のベルトの色を変えて結び、絶妙な色のコントラストを楽しむこともできる着こなしの幅が広い一着。コーディネートはジレの色合いと素材の良さを際立たせるためシンプルにまとめたいところ。白シャツとブルーデニムで十分に洗練されたスタイルが手に入ります。

リラックスし過ぎないモードなブルー

モンサオ / バンドカラーシャツ 46,200円
フェデリ / ショートスリーブ Tシャツ (ダークブラウン) 22,000円
モンサオ / シャーリングパンツ 46,200円
ブラン / サングラス 27,500円

gujiからブルー使いのカジュアルスタイルもご紹介しましょう。緑が控えめで青みの強いターコイズブルーが効果的に使われているバンドカラーシャツは「moncao(モンサオ)」から。レーヨンをベースにシルクなど全部で4素材がブレンドされた生地は、スルリと滑らかで上質感があります。チェック柄にはブラウンも配色されており、イタリアで言うところの“アズーロ・エ・マローネ”。スタイリング自体もTシャツ、パンツ、サンダルとブラウンを用いているものの、濃淡をつけることで合わせ過ぎにならず、且つブルーが活きるコーディネートとなっています。

バンドカラーシャツ、ウエストゴムシャーリングパンツにサンダルというスタイリングだとちょっとリラックスし過ぎで、ともするとだらしなく見えてしまう可能性もありますが、シャツのブルーが見事に効いて全体の雰囲気を引き締めています。その上、ほんのりモード感が漂うのは、「moncao(モンサオ)」を手掛けるデザインチームの二人が、イタリアはミラノを本拠地とするラグジュアリーブランドが出自だからかもしれませんね。

ピンクはヘルシーに着こなす

レ トリコ ドール / オープン カーディガン (FULU GREEN×LILAC) 63,800円
ジョンスメドレー / ノースリーブ ニット 31,900円
ピーティートリノ / テーパードパンツ 41,800円

最後の主役はピンクのボトムズで、メンズでも絶大な人気を誇る「PT TORINO(ピーティートリノ)」。近年はトータルコレクション展開となるなど話題に事欠かないブランドですが、ブレイクのキッカケとなったのはこのようなカラーパンツ。今でも他のパンツブランドに追随を許さないほどのカラーバリエーションが揃えられており、このようなパキッとした発色も得意としています。

ピンクと言えば、かつては女性を象徴する色でしたが、ジェンダーレスとなった今ではその着こなし方も変わり、ヘルシーに見せたいところ。ノースリーブにローゲージニットのオープンカーディガンを写真のように肩を抜いて羽織れば、ヘルシーな肌見せに。ポイントはカーディガンの着こなしだけではなく、インナーのノースリーブがカットソーではなくニットだということ。これによって全体に品の良さが加わるのです。

INFORMATION


人気ブランドのイベントを多数開催!

guji大阪店
・LARDINI POP UP FAIR 3/25-4/10
・TAGLIATORE POP UP FAIR 4/11-4/25
・HUGEN POP UP FAIR 4/26-5/10
・INCOTEX POP UP FAIR 5/11-6/12

guji東京店
・HUGEN POP UP FAIR 3/28-4/12
・RING JACKET ORDER FAIR 4/8-4/9
・LARDINI MORE VARIATION 4/13-4/27
・MARIA SANTANGELO CUSTOM ORDER & MORE VARIATION 4/28-5/22

CREDIT

Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 川田有二 (Riverta Inc.) / Hair : Takuya Baba (Sept) / Makeup : SHINO ARIIZUMI (TORON) / Designer : 中野慎一郎 (launch inc.) / Model : Barbara Fonseca (donna), Cezary (Image) / Editor : 佐々木利浩 (B.R.ONLINE) / Producer : 大和一彦 (B.R.ONLINE)

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