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guji THINGS WE PICKS Recommend Style / 2017AW Vol.1旬のブリティッシュテイストはgujiセレクトのブランドで味わう

2017.10.06

ブリティッシュテイストは
知的な紳士にこそ相応しいのです。

今シーズン、クラシック回帰の流れからドレスクロージングはよりブリティッシュなテイストを再評価しています。それはたとえば英国の伝統柄やノーブルな貴族的装いとでも言いましょうか、大人の男がもっとも紳士であった時代へのオマージュとなる正統派のスタイルです。セレクト・ショップのgujiでは、そんな「ブリティッシュ」をキーワードにしたイタリア・パルマ発のpaideia(パイデア)に注目しています。

paideiaは、新進のジャケットブランドとして知られるERNESTOのエンリコ・メッツァドリが手がけるブランドです。内タグにギリシャ文字で表記されたブランドロゴが示すとおり、「paideia」とはギリシャ語で「教養」を意味する言葉。立ち居振る舞いにも教養が溢れる紳士たちに着て欲しいという意味が込められています。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、PAIDEAのデザイナー、エンリコはジャンフランコ・ボンメッツァドリ(GBF)の義理の息子にあたる人物。そのためERNESTOもPADEIAもGBFのファクトリー仕立てです。なかでもpaideiaは、サルトから身を起こしたジャンフランコが誇る技術を存分に駆使したフル毛芯仕立てを採用しています。技術と仕立てはGBFから、3パッチポケットのスポーティなデザインはERNESTO譲り。スーツはとっても上品で、かつ今どきなトレンドも解した格調高いものになっています。

ベースカラーをスモーキートーンにした英国の伝統柄であるグレンチェックに、オレンジ、ブラウン、パープルと3色のラインで格子を乗せた素材も、ブリティッシュトレンドを表しています。3パッチポケット式というスポーティなデザインですが、ジャケットはフルキャンバス仕立てで、パンツは今風ワンプリーツというクラシックな一着です。TATEOSSIANのカラークリップで襟もとをタイトに装うのも、ニットながらGran Sassoのダブルのジレを重ねるのも、英国貴族的なムードを漂わせる紳士の装い。INDIVIDUALIZED SHIRTSのボタンダウンシャツの襟ボタンを外して着るなんていう洒落心はpaideiaならではの知的な遊び心といえるでしょう。


着崩せる“英国調”はイタリアブランドならでは

スーツを着崩すという概念は、英国紳士にはありませんが、イタリア男にとってはアタリマエのこと。先程のボタンダウンシャツの襟ボタンをはずすテクや、スーツにTシャツ、最近ではタイドアップ&クルーネックニットなんていう着方も流行りました。では今季はというと、スーツにパーカ、これが最新です。

ロゴ入りのスウェットパーカでアメカジ足しもアリですが、ここではma’ry’yaのウールカシミヤニットパーカを合わせています。スウェットよりぐっと大人っぽく、それでいてスポーティなパーカの気分はしっかりと継承していることがおわかりいただけることと思います。もっと自由にスーツを着ようというイタリアブランドならではの遊び心なのです。

スポーティなパーカとブリティッシュなスーツのレイヤードは、カジュアルなスーツの着崩しテクとしては誰にでも簡単に真似できるコーディネートですが、スーツが堅すぎてもいけませんし、アンコン過ぎてもいけません。ほどよいバランス感覚のあるpaideiaだからこその崩し方です。英国のど真ん中、サヴィルロウ仕立てのスーツでこれをやるとやけどしますのでご注意を。


英×伊から生まれるクリエイティブなスーツスタイル

明るいネイビーが今風なスリーピース。ドレッシーな艶はモヘアかシルク混?と思わせて、じつはヘビーオンスのキャバルリーツイルです。打ち込みがよく耐久性に優れるこのツイル生地は、英国の騎兵隊「キャバルリー」の制服に用いられたことから名付けられました。単色ではなく濃淡のあるネイビー系の糸を織り交ぜ、上品な光沢と仕立て映えするハリとコシを備えています。それを紳士の正統着スリーピースに仕立てているのは、paideiaがブリティッシュの本質を理解しているからといえるでしょう。

ときに英国紳士はイタリア男よりも派手なVゾーンで装います。Maria Santangeloのロンドンストライプシャツに、Drake'sのレッド×カーキのレジメンタルタイという、派手めのVゾーンもいかにも英国的です。そして茶靴ではなく黒靴というセレクトもまた、きわめて英国的な合わせ方。ここらへんの機微がわかってくると、スーツはとてもクリエリティブなスタイルであることがわかるはずです。とくにイタリアと英国、双方を巧みにミックスしたpaideiaならでは、なおさらのことではないでしょうか。


guji TOKYOがring TOKYOとおなじビルに出店

京都発のセレクト・ショップgujiの姉妹店ring。伝統と革新、そして情熱あるリアルクロージングをモダンに提案するringに対して、ベーシック服を中心に「色」「艶」「夜」をキーワードに掲げるgujiは、ビジネスからオフまでの洗煉された「勝負服」を取り揃えています。

店内は大阪店同様、balcone di gujiからsalotto di gujiまで、編集されたラインナップ。インテリアは先日リニューアルしたguji OSAKAのコンセプトをベースに共通のデザインを多用しています。ring東京と自由に行き来しながら幅広いセレクトができるうえ、gujiの店内にはリフォームのスペシャリストである心斎橋リフォームが工房を出店して裾上げなどのクイックリフォームに即日対応していただけます。

六本木の喧騒から少し離れた裏通りの隠れ家的な男のセレクトショップ。通いたくなる店が、またひとつ増えました。


guji TOKYO
住所 : 東京都港区六本木7-5-6 KCテラス1F
電話 : 03-6721-0027
営業時間 : 平日12:00-21:00 土日祝11:00-20:00
定休日 : 無休(年末年始を除く)


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 野口貴司 (San Drago) / Hair&Make : 松本和也 (W) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : EDUARD BADALITA (Donna)
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