
2017.05.05
プリーツパンツの登場で、ボトムズシルエットにいま大きな変革期が訪れています。腰回りはゆったり。膝まで余裕のあるワタリはヒザ下からテーパードにして、くるぶしが覗く丈が基本です。そんなボトムズに影響されてか、トップスシルエットもタイトでピタピタなシルエットから、ゆったりとリラックスしたシルエットへと変化しつつある様子。そんななか、靴だけいつもと同じってわけにはいかないですよね。
くるぶし見せではく足元は、軽めのシューズが似合うもの。ローカットのシンプルなスニーカーやローファーなどのスリッポンとなるわけですが、もっと夏らしくはくならエスパドリーユなどのキャンバススリッポンがオススメです。エスパはキャンバスアッパーにジュート麻の靴底を組み合わせた靴で、フランスとスペインの国境付近、バスク・カタルーニャ地方を発祥とする民俗靴ですが、これがヨーロッパの富裕層が集まるマリンリゾートで大流行したことから世界中に知られるようになりました。簡素な作りで価格も安く、ワンシーズン履いたらサヨナラが基本ですが、このエスパドリーユを思わせる、フランス生まれの素敵なスリッポンシューズの名ブランドがあります。
それが南仏リゾート地の名を冠したRivieras。サイドに配されたリベットとヒール仕様のデザインが特徴的でエレガントなこのスリッポンは、バリエーションが多彩なことでも知られていますが、今季はさらにリュクスな表情のニューモデルが登場して旬のテーパードパンツブームをさらに盛り上げています。たとえばコチラの「Montecristi Zebra」は、ラフィア風素材を編み込んだストライプ柄。フレンチシックな夏のスタイルにぴったりで、西海岸や南イタリアにはない上品で繊細な雰囲気が醸せます。たとえばこんなふうに、オープンカラーシャツとシアサッカーのプリーツパンツに合わせ、ハットを被れば、ニュアンスは南仏の夏。この空気感は、Rivierasならではの洗練された軽さがあって出せるものなのです。
Rivierasは大人の夏カジュアルにコーディネートしやすいカラバリが揃っています。右の「Classic 20°」は定番のコットンメッシュ。ボルドーカラーはフレンチシックな足元に最適ですし、こちらも人気の「Cocarde」ホワイトは、トリコロールのエラスティックバンドがアイコンになって、足元ワンポイントに有効です。
上掲の「Montecristi Zebra」のカラバリはブルーともう1色ブラックを揃え、今季新登場の「Khalif」は、ブロンズ、イエローゴールド、オフホワイト、ブラックという4色レザーを編み挙げたメッシュのアッパーがリュクスな足元を演出してくれます。軽くて見た目も爽やかで、しかもライニング付きで裸足が快適です。トレンドに左右されにくい丸いトゥと、低いヴァンプとスマートなアッパー。さらに履きやすさを備えているとあれば、夏カジュアルにRivierasがマストな理由がおわかりいただけますよね。