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トガオシ。Vol.331色気より品格なカシミアジャケット

2024.09.05

今日はオトナのマストアイテム、ジャケットのお話しです。定番のネイビーも、モダンなブラックも、クラシックなフルキャンバスも、カジュアルなアンコンストラクションも、もちろんTPOで着分けるものですが、戸賀さんにとって「いま着たいジャケット」とは、どんなものか伺いました。


気軽なのに品格がある。今の時代のマストなジャケットとは

タリアトーレ / カシミア 2つボタン ジャケット ¥214,500
フェデリ / カシミア クルーネック ニット ¥113,300
インコテックス / 【限定販売モデル】ストレッチ コットンツイル パンツ ¥49,500

最近は“残酷暑”と言うらしいのですが、9月に入ったことですし、そろそろ秋のジャケットを考えておきたいところ。戸賀さんは、今秋、どんなジャケットを着るご予定でしょうか。

「以前、後輩が着ていたシャツ地のシアサッカージャケットが、ユルい感じなだけど上品見えして、とても好感度が高かったんだ。今日のこのジャケットも、快適なのにすごく端正に見えるところがいいよね。」

そういって袖を通したのはタリアトーレのカシミアジャケット。裏地のない一枚仕立てですが、胸板はしっかり映えるよう身返しを添わせ、着心地を左右する袖裏には滑りのよいキュプラ地を使っているので、へんにモタつくこともなくシルエットがきれいに浮き上がります。

「気軽なんだけどエレガントと見えるというのは、自分もそうなんだけど、BRが目指しているスタイルそのもの。しっかり毛芯を使って仕立てたクラシックなジャケットは間違いなく品格を表現できるけど、着ている側は緊張感が拭えないのもまた事実。ニットやカーディガンを羽織っているような着心地なのに、背筋が伸びて見えるというのは、このブランドならではだね。」

カシミア100のフワッとしたタッチと繊細な毛足感から生まれる光沢の美しさはもとより、着る人の姿をも際立たせるのは、タリアトーレというブランド名が示している「裁断士」ならではのカッティングのお陰かもしれません。

「いままでジャケットをあまり着てこなかった人でも、エレガントに見せてくれるし、魅せてもくれる。スーツやジャケットが、必ずしもマストじゃなくなった時代には、こういうジャケットが必要なんじゃないかな。」

キーワードはクワイエットラグジュアリー

タリアトーレ / カシミア 2つボタン ジャケット ブラック ¥214,500
タリアトーレ / カシミア 2つボタン ジャケット ダークブルー ¥220,000

カラーはブラックとダークブルーの2色をラインナップ。戸賀さんのように、モノトーンベースでモダンに着るならブラック、薄いトーンのグレスラを合わせて普通のネイビージャケットとはちょっと異なる着こなしが出来るのが、青みが美しいダークブルーになります。

「タリアトーレは“色気”で語られることが多いブランドなんだけど、このジャケットはそういった印象は抑えられていて、もっと品格とか上質とか内面に求められる価値観を表していると思う。だからかな、すごく上質なカシミアなんだけど、目立ち過ぎる感がないよね。意図せず指先が触れたときに、カシミアだったっていう感動。そういうクワイエットなところもいいね。」

折しも「クワイエットラグジュアリー」がトレンドキーワードな時代。流行だからという視点ではなく、こんなジャケットを選べる目を持つ人でありたいものです

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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