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トガオシ。Vol.329エンメティのムートンが男心を刺激する

2024.08.22

今年はちょっと変則的でしたが、オリンピックは4年ごとに開かれるものですが、このトガオシ。でも約4年ぶりに登場するアイテムが今回の主役です。それは何かといえばムートンブルゾン。この日、都内は35度を超える酷暑日でしたが、冷房がガンガンに効いた室内での撮影でしたので、安心してお読みください。


あえてスルーしてきた「気になる」アイテム、それがムートン

エンメティ / スペシャルムートン ジップアップ ブルゾン ¥258,500
セッテフィーリカシミア / BR別注 コットン&カシミア ニット ¥69,300
ピーティートリノデニム / BR別注 ホワイトデニム パンツ ¥42,900 (税込)

戸賀さんがいつも「毎シーズン、気にはなってる」「あんまり着ないんだけど、とりあえずチェックはしてる」というアイテムがあるとのこと。それってなんですか? と訪ねたら「ムートンブルゾン」なのだそう。

「ムートンって、機能性とラグジュアリーと、エレガンスと男っぽさ、男にとってのすべてが詰まってるアイテムだと思うんだよね。あったかいのは言うまでもないし、レザーとファーのコンビネーションはラグジュアリーの極みでしょ。そのうえでドレスアップしたときに羽織るムートンコートのなんともいえないゴージャスでドレッシーなイメージには、エレガンスと男らしさの両方がある。こんな服、ほかにないよね。」

仰るとおり、ムートンには独特の魅力があるものです。ラグジュアリーブランドのムートンコートは贅沢の極みですし、ミリタリー系のB-3ジャケットは機能性を追求した本格派。両極端なアイテムが同じ素材で作られていることには驚きを禁じえません。

「毎シーズン、コレクションチェックをしていてムートンがあると、おっ!って思って袖を通してみる。でもって鏡を見て悦に入って、値札を見てあきらめる(笑)。時計でいえばクロノグラフ、コンプリケーション時計みたいなもので、毎回気になるけど、毎回あきらめるみたいな。」

そんな戸賀さんが約4年ぶりに「本気で欲しい!」と思われたのがエンメティのムートンブルゾン。エンメティはレザーライダースでお馴染みのブランドですが、じつはファクトリーの発祥はムートン(ファー)専門工場だったという老舗中の老舗なのです。

「ファー部分の毛足の美しさといいシボレザーのやわらかさといい絶品!それでいて男クサさがないところがいいよね。ショート丈のブルゾンジャケットなんだけど、すごく上品な雰囲気で黒を選んでも、ロックっぽさとかオラオラ感とかがまったくないんだ。カシミアニットの上からも羽織れそうだし、グレスラも似合いそう。着方をいろいろ試したくなる、久々に本気で欲しいムートンに出会ったよ!」

ムートンファクトリーならではのクオリティとプライスバランス

エンメティ / スペシャルムートン ジップアップ ブルゾン ¥258,500(ブラック)
エンメティ / スペシャルムートン ジップアップ ブルゾン ¥242,000(ライトベージュ)

新作が並ぶラックで見て、袖を通して納得したエンメティの「ORWELL」。さらに戸賀さんが、太鼓判を押した理由は、その価格にありました。

「これで20万円台はありえないプライス。いま世界的にもレザーが高騰している中で、さすがはムートンから始まったエンメティならではのクオリティと価格設定だと思う。しかもベージュの美しさは堪らないね。トガベージュ認定にしたいぐらいです!」

BRのリクエストでゴールドパーツを採用したORWELLは、フライトジャケットのB-3をベースに余計なパーツを削ぎ落としたムートンジャケット。エンメティのインラインにはないハイグレードなシボ革を採用しており、ハギ部分にナッパレザーのストリップを使うことでメリハリのあるデザインに仕上げています。ダブルジップゆえライダース感覚で着こなせそうなところも魅力的です。

あの人気ライダースのムートンバージョンが新登場!

エンメティ / スペシャルムートン シングルライダース ¥231,000
セッテフィーリカシミア / BR別注 コットン&カシミア ニット ¥69,300
シーキューピー / スウェード スリッポンタイプ スニーカー ¥55,000

もう一着のムートンは戸賀さんも愛用するエンメティのライダース「JURI」のムートンバージョンです。人気定番のシングルライダースをムートン仕様にしたこのモデルが今季登場です。

「ライダースは、もう今の時代、大人服のスタンダードだから、誰でも着やすいんじゃないかな。それにしても、このグレーはすごい洒落てる!黒でも男クサさは感じさせないけど、中間色になると完全に払拭できていて、まるでモダンなデザイナーズウェアみたい。」

黒ニットにブラックデニムというシンプルな着方に合わせたグレーのJURIムートン。シンプルなスタイリングだけにムートンのラグジュアリーな印象が引き立ちます。ムートンの魅了をそのままに、マッチョ感を削ぎ落としたことで、今の時代に合った男服に仕上がってるような感じがします。

「この手の服は、ロックとかミリタリーとか、輩っぽさをいかに削ぎ落として洗練するのかってところのが課題だよね。そういうところを上手く解決しているのがエンメティの実力。これみよがしにラグジュアリーを見せびらかすでもなく、かといって没個性的なベーシックウェアに陥ることもない。ずっと見送ってきたムートンだけど、今季は本気で全部欲しい!」

JURI愛用者にもおすすめしたい2着目のJURIムートン

エンメティ / スペシャルムートン シングルライダース ¥231,000 (グレー)
エンメティ / メリノムートン シングルライダース¥247,500 (ブラック)

戸賀さんを本気にさせた「JURI ムートン」は、人気定番シングルライダースのムートンバージョン。グレーの表面はハイグレードレザーのマットなシボ革ですが、ファーがカールヘアになっており、ブラックの表面は上品なスウェードで、ファーはストレートヘア。先ほどの「ORWELL」とは、少し趣を異にしています。

こちらはジップ&スナップなどのメタルパーツはシルバーカラー。それゆえラグジュアリーというよりはストイックな気分で、大人の街着としてはクールな表情といったところ。エンメティとしてスペシャルな一着となっています。

ファッション誌やカタログ撮影などでは見た目のオシャレ感とは裏腹に“過酷”といわれるのが「真冬のTシャツ、真夏のムートン」。寒さに打ち震えるか、暑さに耐え忍ぶかを求められるうえ、過酷な気候下では試着はもちろん、しっかり商品チェックもする気がおきないものですが、涼しい室内でじっくり見れば見るほど、男心をくすぐるムートン。「いつ入荷?いつから店頭?」と、戸賀さんも撮影中もしきりに尋ねられていましたので、気になった方は、ぜひお問い合わせください。

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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