2024.04.09
「ホワイトデニムはキザに見えるので最近は穿いていません。」そんなコメントをよく頂くのですが、ホワイトデニムに罪はないのに敬遠されがち。しかし上手に使いこなせれば、垢抜けた大人のパンツとなるはずですし、女性からも高確率で支持をもらえるのに…。ホワイトデニムを選ばないなんて勿体なさすぎます。
・セッテフィーリカシミア / リネン&コットン クルーネック ニット ¥45,100
・フィナモレ / リネン カッタウェイカラー シャツ ¥39,600
・ピーティートリノデニム / BR別注 ホワイトデニム パンツ(ROCK) ¥42,900
・フェランテ / シュリンクレザー コインローファー ホワイトソール ¥59,400
今回は前置きなしに正解から「ホワイトデニムのトップスにはグレーかベージュを選ぶこと」。これを基準に気をつけたい点としては「上品に」「育ちが良さそうに見える」「清潔感」です。
まずは「上品に」と聞いてピンとくるのは上質なニット。色は優しいグレーやベージュを筆頭に、カラーを取り入れるなら淡いトーンがいいでしょう。逆にビビットカラーの強い色やホワイト&ブラックは、着る人によってはキザに見えてしまうのでホワイトデニムをこれから挑戦するという人は避けるべき色合わせです。
次に「育ちが良さそうに見える」ですが、BRでニットの着こなしといえば白Tチラ見せでもOKなのですが、ここではシャツをタックアウトして合わせます。いかにも上質なニットを幼少期から着ていて育ちが良さそうに見えるじゃないですか。ニットでも襟があるとないとでは与える印象が大きく変わるという好例。足元もローファーを選ぶあたりがカジュアルに振れすぎてしまった今、とても新鮮で育ちの良さをうかがえる完璧なコーディネートに仕上がります。
少し長くなりましたので「清潔感」に関しては次のセンテンスで。最重要項目なので最後までお付き合いください。
・ロイロジャース / テーパードデニムライクスウェット パンツ ¥35,200
B.R.CHANNEL には美しく素敵な女性に多く出演していただいていますが、男性のファッションに求めるものとして口を揃えるのが「清潔感」です。ホワイトデニムは上掲のスタイリング写真のように清潔感を象徴するアイテムですが、少しだけ注意が必要です。
まずシルエットに関しては細身というのは言わずもがな。しかし脚の筋肉が発達していてタイトすぎると一気にヤンチャなイメージになってしまうので、ご自身の脚にあった細身を探しましょう。そして「清潔であってこその清潔感」ですからマメに洗濯をしましょう。ホワイトデニムならスラックスなどに比べれば気軽にご自宅でケアできますからね。
さらにBR ユーザーの中には「白くないホワイトデニムはホワイトデニムではない」とおっしゃる方もいて毎シーズン買い換える強者もいらっしゃいます。それほどホワイトデニムは BR のアイテムとも相性がいいということを物語っています。
コーディネートやケアに至るまでファッションのみならず自分の意識まで高めてくれるのがホワイトデニムなのかもしれません。昔から今に至るまで BR ユーザーにとっては大好物なアイテムであり、ホワイトデニムは未来永劫、愛され続けるのでしょう。
Photographer : 鈴木泰之 / Styling : 堀内 亮志 / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Designer : 中野慎一郎 / Model : OBE JONES (CINQ DEUX UN) / Edit:B.R.ONLINE編集部 / Producer : 大和一彦