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トガオシ。Vol.13ゴルフを愛する男、戸賀敬城がプロデュース ! ナノ・ユニバースのゴルフコレクションがデビュー

2018.06.25



街着のエッセンスを取り入れた
大人のゴルフウェアが誕生しました

▲ ナノ ライブラリー / ダブルフェイスポロシャツ
▲ ナノ ライブラリー / ジオメトリーストレッチパンツ

戸賀さんにとって、もはやライフワークと言ってもいいゴルフですが、この度、満を持して自身が手がけるナノ・ユニバースからゴルフラインが登場しました。通常、新ブランドのお披露目は、ワンシーズン前もしくはシーズンの立ち上がりに合わせるものですが、戸賀氏がこだわりにこだわったがゆえ、コレクションは何度も練りに練られ、この時期に発表になったのだとか。最近ではビッグメゾンはどこも「See Now Buy Now」を目指していることですし、ナノ・ゴルフも今見て買って、すぐ着られるという潮流に乗っているともいえますが。

「アメリカンゴルフスタイルとも言うのですが、僕は家から着ていった服でそのままグリーンに出たいんです。帰りも渋滞を避けるために、早めに上がってきますし、場合によってはそのまま仕事のスケジュールが入っていたりもするので着替える時間も惜しい。そこで街着でもゴルフ場でも、違和感のないゴルフウェアを目指しました。街で着られるゴルフウェアじゃなくて、ゴルフができる街着というほうが合っているかな ? ベクトルが違うと全く違う服になっちゃうから、そこはメチャクチャこだわったつもりです。ゴルフはするけどファッションはあまり興味がない人も、ファッションは好きだけどゴルフはやったことない人も、どちらの人も満足できて、できればゴルフに興味を持ってもらいたい。そしてゴルフを趣味にしてもらいたい。それが僕にできるゴルフとファッションへの恩返しみたいなものですから」

つい熱を帯びる口調から、戸賀さんの本気度が伝わってきます。アイテムはポロシャツ、シアサッカーのセットアップ、織り柄パンツの3アイテム。なにしろ時間を掛けただけあって、どれもこだわりを語り出したら時間と文字数がいくらあっても足りません。さっそくナノ・ゴルフを着用してプレイしてきたというだけあってゴルフ談義とファッション談義という2つの大好物を前に昂ぶる気持ちは止められないのでしょう。ともあれ、まずはデビューコレクション、早速ご覧いただくとしましょう。


ナノ・ユニバースのゴルフウェアには戸賀氏の思いが詰まっています

街着に着られるポロシャツは白とグレーを用意しました。素材は戸賀氏がこだわった“乳首が透けない”厚地の鹿の子。裏目が天竺織りなので着心地は快適です。コットンブレンドの機能性素材は吸汗速乾、シワになりにくいのも特徴で、ともに「Turf it Easy」と刺繍が入っています。「Take it Easy」を捩ったこの言葉、ナノ・ゴルフのコンセプトなのだそう。「気軽にゴルフしようよ ! という感じでしょうか。道具にもウェアにも、こだわろうと思えば、いくらでもこだわれる世界ですが、まずは気軽に気楽にコースに出てみようという思いを感じてもらえれば」

流行りの小衿仕様ですがブラケットは深めの4つボタンになっています。戸賀さんは、ボタンをがっつり開けて着るのがお得意とか。「ゴルフするときぐらい、気持ちもファッションも遊んだほうが良いでしょう。ポロシャツの襟は立てないけど、ボタンは3つぐらい開けて、ネックレスをギラリとさせたりしてますよ」。そう言いながら、胸元からダミアーニのベル・エポックが覗いていましたが、こちらダイヤがズラリのギラリでなんともゴージャスな逸品でした。

「それと裾がスクエアになっている点もこだわってます。近年、関東地方のゴルフ場ではポロシャツの裾出しが解禁されてきているんです。裾出しを着慣れた僕らの世代は、短パン&ポロシャツ裾出しのアメリカンゴルフスタイルで気軽にプレイしたいですからね ! 」

左袖に入った同色刺繍ロゴもこだわりのポイント。「なぜかゴルフウェアには、ロゴがマストなんですが、街で着るならロゴは目立たないほうがい。そこでボディと同色で刺繍することにしました。バックヨークにも入っています。ゴルフって、意外と後ろ姿を見られるスポーツなので、バックロゴも重要なんですよ」

小衿でも立ち上がりのよいポロカラーは台衿つき。ジャケットを着たときに衿の収まりがよく、シルエットもほどよいタイトフィットゆえゴワつくこともありません。4ボタンのブラケットは、Vゾーンのアクセントにもなりますので、ありがちな2ボタンのポロよりも洒脱な感があります。「ジャケット着用がドレスコードのクラブハウスで、ゴルフウェアの上からジャケットを羽織っただけで済まそうとするのは無理があります。台衿付きのポロシャツが重要なのは、そういうところですよね」

パンツはジオメトリックなジャカードの織り柄入り。トップスがシンプルなポロシャツ1枚でも、十分お洒落をアピールできます。シルエットは今どきの腰回り余裕の美脚テーパード。スイングはもちろんストレッチ素材なので、ティーアップやホールアウトするのも余裕でしゃがめますよ。「ゴルフ場では派手な色柄のパンツをはくひとが多いけど、それじゃ街では浮くじゃないですか。これなら帰りに着替えなくても仕事や食事に立ち寄れます」。ポケットサイドに入った刺繍ロゴも、ポロシャツ同様、同色使い。街着で着やすい黒とグレーを用意しています。

ちなみに今回ご紹介していませんが、コレクションにはシアサッカー素材を使ったジャケット&ショーツのセットアップスーツもラインナップされています。ポロシャツの上から羽織れて、シワになりにくいのでゴルフ場に向かうクルマの運転もそのままでOK。着いたらロッカールームでジャケットだけ預ければ、そのまま練習場に向かえるという具合です。コース上でもコース外でも、ファストプレイはゴルフの基本ですからね。

「コレクションはどれも長年ゴルフをプレイしてきた僕の実体験が反映されています。グリーンはプレイヤーのランウェイみたいなものですから、派手なゴルファーを否定するつもりはないんですが、街に出るには着替えたほうがいいですよね。近年、ビジネススタイルがカジュアル化しているように、ゴルフもカジュアル化の傾向が強まっているんです。関西の名門コースはドレスコードに厳しいところがまだ多く、短パンにはハイソックスが必要だったりするんですが、関東地方の名門ゴルフ場は一部を除いて短パンもポロシャツの裾出しもOKなところが増えています。スパイクレスシューズなら家から履いて行ってそのままグリーンにでられますし、プレーしたスタイルのまま着替えず都内に戻って、そのまま仕事の打ち合わせにも顔が出せるのは僕にとってはメリットなんです」。

これほどまでにゴルフウェアが重要なのは、ファッション的な観点だけでなく、プレイの側面からも重要なのだとか。

「ゴルフはメンタルがとても大事。クラブハウスでウェアがかぶるとテンションも下がりますし、スコアに影響は否めません。僕みたいにメンタルの弱いゴルファーは、特にウェアのカブリは避けないと。デビューしたばかりのナノ・ユニバースのゴルフラインなら、カブる心配はないですから。僕はもうすでにコレ着て、プレーしてきました。スコアも上々でした ! 」



戸賀 敬城 さん

1967年、東京生まれ。編集者。ハースト メンズ メディア ブランド アンバサダー。その他、多くのメディアや、ファッション、車、時計、ビューティー用品など、様々な有名ブランドのディレクターやアンバサダーを兼任している。 学生時代からBegin編集部(世界文化社)でアルバイト、大学卒業後にそのまま配属となる。1994年Men’s Ex(世界文化社)の創刊スタッフ、2002年Men’s Ex編集長に。2005年時計Begin(世界文化社)編集長、及びメルセデスマガジン編集長兼任。2006年UOMO(集英社)エディトリアル・ディレクター就任。10代目MEN'S CLUB編集長。エスクァイアBBB日本創刊編集長。レクサスマガジン「ビヨンド」元編集長(ハースト婦人画報社)

>>「トガブロ。」


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 /
Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎
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