
2023.11.07
BR ユーザーのワードローブには、もはやなくてはならない存在となったライダース。なぜ、ここまで支持され1枚のみならず、色違い、素材違いと揃えたくなってしまうのか。そこには従来の常識を覆す理由があったのです。
・エンメティ / BR別注 シングルライダース / MASSIMO_BR
・フェデリ / シルク&カシミア クルーネック ニット
・ピーティートリノデニム / BR別注 ブルーデニム パンツ(ROCK)
・エンツォ ボナフェ / ゴールドビット ローファー
ここまでライダースに注目が集まる前までの世間のライダースのイメージは「バイクに乗るための道具」「ワイルドな男の象徴」など、一部のコアなファンだけのアイテムだと思われていました。それが今では、テーラードジャケットと並ぶほどの男の定番になったのは細かすぎる仕掛けがあったのです。
それは「いかにライダースっぽく見せない」というのがポイントで、日常使いする上で、必要のない機能性を省き、肌馴染みのいい素材とラグジュアリーに見えるパーツを選ぶことがファッションとしてのライダースでは重要になるのです。
こちらのスタイリングは、ゆったりとしたリラックスシルエットにゴールドパーツを使用。足元にビットローファーを合わせられるライダースからは、エレガンスを感じられます。
このムーブメントを巻き起こしたのはエンメティ「 JURI 」と言っても過言ではないでしょう。腰ポケットにはシーム・ポケットを採用してパーツを目立ちにくく、ライダースの袖口といえばジップですが、あえてのカフスにすることで、「いかにライダースっぽく見せない」という理由から考えれば、代表的なモデルで発売から今まで売れ続けるというのも頷けます。
「ライダースなのにエレガント」、「ライダースなのにどこか優しい」こんなギャップがあるからこそ、何着も揃えたくなる魅力があるのでしょう。他にもライダースにはモテる秘密があるのですが、それはまたの機会にお話することにしましょう。
Photographer : 鈴木泰之 / Styling : 堀内 亮志 / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Designer : 中野慎一郎 / Model : Sandu(Image) / Edit:B.R.ONLINE編集部 / Producer : 大和一彦