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トガオシ。Vol.233インコテックス。誰もが認める美脚パンツ

2022.10.20

秋から冬にかけて、華麗に白パンを穿きこなす戸賀さんですが、今日の白パンは美脚の洗練度が違いますよね。よくよく見ると、デニムではなくコットンスラックスの様子。伺ってみたら、誰もが知っている、あのブランドでした。


白の伝道師も愛する美脚なホワイトスラックス

▲ ザノーネ/モックネックニット ¥31,900(税込)
▲ インコテックス/ホワイトパンツ(30) ¥38,500(税込)

秋冬シーズンは、どうしても茶系や黒系が多くなりがちなところ、しっかり白を選ぶあたりが戸賀さんです。しかも清潔感あふれる白を、ベーシックなアイテムで着るのが、大人のお洒落というものですよね。

「大人の白はモード系よりクラシック系のブランドのほうが、大人のスタイルに相応しいよね。礼節をわきまえた大人にはスタンダードなカジュアルのほうが絶対似合うし、好感度も上がるというもの。デザイナーズ系のデコな白は、やりすぎ感が強すぎて、いい大人には、ちょっと痛いのでね(笑)」

そんな戸賀さんが今日、選んだのはインコテックスのコンフォートチノでした。いまやイタリア美脚パンツブランドは多種多様なブランドがありますが、日本にその存在を知らしめたパイオニア的ブランドであり、いまもそのトップランナーでもあるブランドです。本国ではスローウエアというグループ企業で、ニットブランド「ザノーネ」やシャツに特化した「グランシャツ」、アウター専門の「モンテドーロ」と、それぞれがファクトリーの得意分野を生かしたモノ作りを行っていることもよく知られています。

「男の服装はパンツが大事だっていうことを教えてくれた、僕ら世代には忘れられないブランドです。何本も穿いてきたけど、やっぱり間違いないよね。白パンひとつとっても、ワイドでもスキニーでもなく、ほどよい細美脚。流行に左右されないし、絶対上品に見える、大人のためのシルエットだよね。みんながカジュアル志向になっている時代だからこそ、インコテックスみたいにエレガントなパンツは、クローゼットに必要なんじゃないかな。」

こちらの白パンは「30モデル」と呼ばれる定番のスリムテーパードシルエット。フロントの持ち出し部分のボタンが比翼仕様で、ヒップポケットにボタンがないのが特徴です。股上は浅め設定なので脚長に見える視覚効果とともに、ノープリーツですっきりと穿けるところも、大人に嬉しい理由なのでしょう。

ドレススタイルも似合うコットンチノ

▲ ザノーネ/ニットブルゾン ¥57,200(税込)
▲ インコテックス/アイボリーパンツ(100) ¥39,050(税込)

ほんのり黄味がかったアイボリーカラーの「100モデル」は、洗い加工を施すことでこなれた風合いが特徴的。ソフトクリース入りですっきりとした細身のシルエットに、裾を折り返せば赤耳が覗くというところも服好きの琴線に触れまくりです。

「いまはインコテックス スラックスというラインだけど、かつてはインコテックス REDと呼ばれたモデルなので知っている人も多いよね。穿きこんだかのようなこなれ具合で、いい感じの洗い加工がされているのに、明らかに育ちが良さそうに見えるところが流石だよね。チノパン風なのにスラックスっぽく合わせたくなるコットンパンツだから、ニットブルゾンを合わせてもこんなに上品にまとまるんだ。もちろんジャケットスタイルも似合うしね。」

ちなみにこちらのニットブルゾンは、インコテックスと共にスローウエアの看板ブランドでもあるザノーネの「CHIOTO(キョート)」という人気のモデル。日本の都市名を冠したアイテムがあることからもわかるように、スローウエアは日本との関係性も深く、日本人の体型をよく知っています。だからこそインコテックスのパンツは欧米人のようにヒップラインにメリハリがない扁平体型の日本人でも、美脚かつ美尻なシルエットが描けるんです。

モードなスタイルにも合わせられるグレースラックス

▲ インコテックス/グレースラックス(35) ¥44,000(税込)
▲ ザノーネ/タートルネックニット ¥42,900(税込)

そして安心のグレスラは、インコテックスの定番「35モデル」。グレーサキソニーを用い、持ち出し付きでポケット縁にはAMFステッチ入り。ドレスはもちろんカジュアルにも穿ける大定番であり、誰が穿いてもスタイリッシュに似合う最高峰のスラックスです。

「かの名品、J35の流れを汲むノープリーツのスリムテーパードパンツだよね。このパンツで美脚シルエットを知って、このパンツでクラシックな仕立てを知ったという人は多いんじゃないかな。このモデルは、少しアップデートされているようだけど、今日穿いてみて思ったのは、意外とモードなスタイルにも穿けそうなところもあるよね。手持ちの服、なんでも似合っちゃうっていう懐の深さがあるんだ。」

たしかに35モデルは、紺ジャケと合わせてオンタイムのジャケパンスタイルにも合わせられますし、戸賀さんのようにくるぶし丈で穿くカジュアルもこなせます。絶妙に膝位置が絞れているシルエットだからこそ誰もがこの美脚を得られるのでしょうね。

「いまどきのグレスラは、おじさんのジャケパンだけでなく、若い人にも自由にデニム感覚で穿けるものであってほしいじゃない。そういうときにインコテックスの実力が発揮できると思うんだ。やんちゃな大人の遊び着でもあり、知性と良識ある若いIT系の経営者のビジネススタイルまで、なんでもこなせるパンツは、なかなか無いと思う。それに、服マニアっぽく見えないところもインコテックスならでは。気軽に穿けるのに、しっかり洒落ている。いま改めて、新しいんじゃないかな。」

どれもスタイルを問わないインコテックスのバリエーション

▲ インコテックス/ホワイトパンツ(30) ¥38,500(税込)
▲ インコテックス/アイボリーパンツ(100) ¥39,050(税込)
▲ インコテックス/グレースラックス(35) ¥44,000(税込)

戸賀さんは「30」「100」「35」と3タイプのインコテックスを穿いたうえで、その実力のほどを再確認。とくに30の白パンは、スラックス感覚なので、ジャケットに合わせたいボトムズNo.1とお墨付きを頂きました。たしかにこのパンツには、ホワイトデニムにはない都会的な洗練さと、イタリアの風を運んでくれるスタイリッシュな気分が漂います。

ベージュチノよりも清潔感にあふれる100モデルのアイボリーのウォッシュドコットンパンツも、カジュアルに穿けるのにチノパンよりドレス感が漂う逸品でした。グレーサキソニーの35モデルは、100モデルとは逆にドレスパンツに見えながらも、カジュアル&モードな穿き方が自由自在。なるほど、インコテックスの名を知らない方はいらっしゃらないと思いますが、今あらためて穿きたくなる理由は、自由度の高さはもちろん、誰でも品良く見せられるという部分にあるかもしれません。

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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