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トガオシ。Vol.176色を楽しむことが大人の余裕

2021.09.16

いまやレザージャケットは、オールマイティーなシーンで使えるアイテムとして認識されているのではないでしょうか。オフだけでなく、オンタイムとしても着られる時代です。戸賀さんも打ち合わせや、ミシュランホルダーのレストランへレザーを着ていくと公言しているほど。そんな戸賀さんも愛用するサイレンスの最新作は“色”に注目です


羽織るだけで特別なオーラを放つスエードパーカ

サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ スウェード ジップアップ パーカー

「革はカッコいいだけじゃなく、女性にウケないと」という戸賀さんが、プライベートでも愛用するのはサイレンス。レザーの聖地・トスカーナのファクトリーブランドですが、コレクションはカーフ(牛革)ではなくゴート(山羊革)を中心としたラインナップが特徴です。

「サイレンスを着て以来、ゴートの良さを知ったんだ。同時にカーフの重さもよくわかったよ(笑)。このスエードもそうだけど、6ミリ厚としっかり肉厚なのにしなやかで、しっかり身体にまとわりつくようにフィットするんだ。自分でも革を着ていることを忘れてしまうほど、スポーティで軽快なんだよ。」

着込んで身体に馴染ませるカーフレザーは、時間がたっぷりある若い人の特権アイテム。大人のレザーは、新品のうちから軽くて柔らかいほうが、安心して袖を通せますよね。今日、試着していただいてるサイレンスは、ゴートスエードのレザーパーカ。BRが型紙から別注した特別な新作モデルなんです。

「このオレンジカラーはすごくいいと思う。レザーのハードな男クサさを感じさせないし、なんならレザーっていうことすら感じさせないよね、フードも前台衿が高くなっているところがサマになるし。」

ジップの加減で着方にアクセントを付けられるダブルジップ。ドローコードのメタルパーツもゴールドになっていて、ラグジュアリーなイメージにもこだわりました。

「これまでいろんなレザーを着てきたけど、このタイプのレザーは初めてかな。色が派手かもって思う人いるかも知れないけど、こんな風に白パンで簡単に着こなせる。うん、気に入ったよ!」

レザーであることを忘れてしまうカラーパレット

▲ サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ スウェード ジップアップ パーカー
オレンジレッド / ホワイト / ブルー / ダークネイビー

スエードレザーといえば、渋色が一般的ですが、カラーバリエーションは、オレンジ、ブルー、ホワイト、ブラックという、まるでアウトドアパーカのようにスポーティなラインナップ。おかげでレザーウェアであることを一瞬忘れてしまいます。だからこそ、軽快な着こなしが可能になるのかもしれません。

誰でもどこでもお洒落になれる大人のワインカラー

サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ スウェード ダブル ライダース ブルゾン

ダブルのライダーズもゴートスエードのラインナップ。大人のワインカラーは、しっとりと落ち着いたこれからの季節にぴったり。あえて色を使わず白や黒といったモノトーンを合わせることで魅力を存分に味わえます。

「ワインカラーは好きな色。以前、戸賀が乗っていたフェラーリ カリフォルニアのシートカラーがワインカラーだったんだ。BRのワインカラーには定評があって、毎シーズン、どれかのアイテムには入っている色。鮨屋みたいに明るい照明の店に行く時は、黒いライダースだと重すぎる気がしてるんだ。そんなときもワインカラーならスマートだよね。」

ダブルならではのボリューム感も、ゴートスエードの軽さで軽快な印象です。フロントジップはあえて留めずに、開けておくことで、より着こなれた印象を与えてくれます。

ダブルもスムース&スエードの2タイプをラインナップ

▲ サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ スウェード ダブル ライダース ブルゾン
ボルドー / ダークブラウン / ブラック

こちらのカラバリはスエードでブラック&ワインを、表革でブラックを設定。

「ライダースとして正統な配色。お洒落だけど、決して服に着られている感じはなくて、余裕があるっていうのかな。羽織るだけで、ファッションはあまり詳しくないという人でも、相当上級者に見せてくれる。それぐらい堂々した自信を与えてくれるラインナップになってるんだ。」

こちらもゴールドパーツと袖をカフスタイプに別注。ラギッド感を薄めながらも、ラグジュアリーな一着。袖を通せば、戸賀さんのように、きっと気に入っていただけるはずです。

甘すぎず、ほのかに“男”な定番ブラックも忘れずに

サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ ゴートスキンレザー シングル ライダース ブルゾン

カラフルスエードの後に着ていただいたのは、オーセンティックな表革のシングルライダース。もちろんこちらもゴートレザーなので、軽くて柔らかくて動きやすいのは言うまでもありません。

「革質がいいよね。ゴートって、ちょっとラギッドな印象だったけど、こんなに滑らかに鞣せるんだ。一瞬ラムかなって思うぐらい柔らかいんだけど、ラムみたいに甘すぎないっていうのかな。ちゃんと男が着るレザーだってことが伝わるんだよね。革にうるさい大人たちが集まっても、ちゃんと一目置いてもらえるし、エレガントな女性もエスコートできるライダースって貴重だと思うよ。」

スムース&スエードのシングルは黒で統一

サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ スウェード シングル ライダース ブルゾン (ブラック)
サイレンス / BR別注 ゴールドパーツ ゴートスキンレザー シングル ライダース ブルゾン (ブラック)

こちらはスエードとスムースの2種類を用意。ともにブラックですが、ゴートレザーならではの軽くてやわらかな着心地です。胸元のジップポケットを省いたり、メタルパーツをゴールドにしたり、ラグジュアリーなブルゾンらしさを別注しました。

「メタルパーツをゴールドにするのはBR別注の定番。さらにハードさを感じさせるジップポケットを外したことで、さらに上品に仕上がってる。袖をボタン留めのカフスタイプになっているのは、よくわかってるよね。袖がジップだと、着たままテーブルに手をついたとき、カチャカチャ気になるんだ。オフィスでレザーを着られる人なら、知ってるよね(笑)」

都会的でモダンな印象は、どこかのデザイナーズメゾンの新作って言われても通じそうなクオリティ。実際にサイレンスを手掛けるCR社は、某メゾンのレザーアイテムを作ってるファクトリーでもあるんです。

レザージャケットが市民権を得た昨今、色やディテールで周りと差をつけることが、できるオトコであり、大人の余裕です。

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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