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トガオシ。Vol.83この冬、ベージュの差し色は「レッド」で決まり!

2019.12.05

上質素材の美しい発色のベージュは、リッチでモダンな大人の印象を与えます。そんなベージュをさらに引き立てるのは「レッド」だという事を、戸賀敬城が教えてくれました。


ベージュに差し色の赤いニットが
着こなしに色気をプラス

デ・ペトリロ / フランネル 6B スーツ
フェデーリ / クルーネック ニット (CASHMERE)

「トガベージュ」の例を出すまでもなく、ベージュはリッチな大人を引き立ててくれる色なのですが、なぜベージュがリッチな大人の印象を与えるのでしょうか? じつはこのベージュ、上質な素材でないと色味がくすんだりして、美しい発色にならないんです。それゆえ美しいベージュは上質素材の証。美しいベージュ=上質素材=リッチな大人という図式が成り立つわけなのです。

茶系統に属するベージュ色は、濃色の焦げ茶から、淡色のアイボリーに至るまで、途中のニュアンスカラーからトーンの濃淡によって様々な色目があります。しかも赤味や黄味が加わることで印象も変わり、ひと口にベージュといっても多種多様。たとえばお馴染みの「トガベージュ」なら、少し赤味がかっているので品格と同時に色気をも漂わせるベージュ色になるんです。

そんなベージュの着こなし方はベージュ使いに長けた戸賀敬城に聞くべし、というわけで聞いてみました。戸賀さん、今季ベージュを取り入れるポイントは何でしょう?

「これまでならベージュには白や黒を合わせたと思うけど、今季はあえて赤を合わせてみてはどうでしょう。ほら、トガベージュって、ベージュに少し赤味のトーンが入った色味でしょ。普通のベージュにも赤を差すと、着こなしに色気を加えることができるんです。イタリアでロッソ(赤)は情熱の色と言われるので、このテクを使わない手はないですよね。」

温かそうなベージュフランネルのスーツのインには、カシミヤのクルーネックニット。少し濃いトーンの赤は、大人っぽい雰囲気が漂います。でも赤って、着る人を選ぶのでは?

「印象としては、前向きなイメージがある人のほうが似合う色。仕事に情熱的に打ち込んでいて、成功している人に陰湿な人はいないから、必ず似合うはず。これから成功したい、成功しようという意欲を盛り上げてくれる色ともいえるんじゃないかな。」

ウィンターホワイトも加えれば、よりお洒落度もUP

スティレ ラティーノ / カシミア ホップサック 3B ジャケット
グランサッソ / ハイゲージ ケーブル クルーネック ニット
ジャブスアルキヴィオ / ストレッチ イレギュラー コーデュロイ 1プリーツ パンツ

こちらはカシミヤホップサックのベージュジャケットに、ケーブル編みの赤いニットを。ボトムズはウィンターホワイトらしく白パンで爽やかなカジュアルスタイルです。

「ベージュのジャケットを着るとき、ボトムズはグレーより白のほうがリッチな気分が高まるんですが、そこに赤いニットで色気をプラスしてみました。普段、ネイビーやグレーばかり着ている人には、ちょっと難易度高く見えるかもしれませんが、1色ずつトライしていけば、意外と似合ってくるものです。こんなカラーリングがさらりと着こなせれば、お洒落上手にも見えるはず!」

ベージュのスーツとまではいかなくても、ジャケット1着でここまで洒落て見えるなら、トライしてみようという気にもなるかと。赤いジャケットや赤いパンツはさすがにどうかと思いますが、インナーに見せるこれぐらいの分量なら抵抗なく着られますし、それだけで赤の持つ「色気」という効果が出せるのなら、ぜひ使ってみたいものです。そういえば、イタリアのスポーツカーでも赤は特別な色と言われますよね。

「昔乗ってた、フェラーリのカリフォルニアは、内装が真っ赤な血赤でね。乗る人を選ぶと言われたけれど、意外と老若男女問わず品格ある人に似合う色だなと思っていました。赤のレザーはバッグに使うと男のアクセサリーとして最強です。インナーに、小物に、小さいパートで使う赤の効果は絶大なので、ぜひ実践してもらいたいです!」

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