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AVINO Laboratorio Napoletano STYLING / 2017AW vol.1スリムにモダナイズされた
AVINOの進化と真価

2017.10.17

フォーマルな気分を取り入れた最旬のタブカラー

スーツを引き立てるのにもっとも重要なアイテムは、なんといってもシャツです。どんなに高価なスーツを着ていても、シャツがダメではダサく見えてしまいます。シャツは衿羽根の表情はもちろんのこと、Vゾーンに覗く身頃部分に余計な皺が寄らない適度な身幅など、どれだけ自分に合ったシャツを着ているかによって、スーツ姿もキマるのです。

AVINO Laboratorio Napoletanoは、その名が示すとおり、ナポリのファクトリーが手がけるシャツブランドです。歴史はまだ浅いのですが、手の良い工房でナポリの著名なブランドやテーラーのシャツを手がけています。着心地に関わる襟、ヨーク、アームホールの縫製は手仕事で行っており、さらにボタン付け、ガゼット、カンヌキ、前立ての8箇所もハンド仕様と、高級ブランドの既製シャツと同じレベルで仕立てられています。

トレンドにも敏感で、たとえばこちらの衿型はタブカラー「KONRADO」。ほどよくロングポイントで、タイのノットが懐に収まり良いのも特徴です。衿羽根の芯地に柔らかめのものを選び、ラウンドカフス仕様にしているこちらはB.R.SHOP別注です。

英国調の正統派スーツスタイルに合わせれば、ノーブルな紳士の装いに。襟もとをタイトにキュッと絞るだけで、フォーマルな印象が際立ちます。ドレスアップにはもちろん、ビジネススーツでも新鮮な気分が演出できるので、キメのタイミングで着ていただきたいですね。


着心地は良好なまま、すっきりスリムなボディを採用

このAVINO、今シーズンからボディを変更して、すっきり細身に生まれ変わりました。「MINORI(ミノーリ)」は、B.R.SHOPが特別にリクエストしたボディの名称です。そのうえ余裕ある身幅をスリムに見せるよう各部を微細に調整しています。バックダーツをとらないパターンとカッティングは高度な技術力を要するもの。ヨーク部分の細かいギャザーは、背中のゆとりを確保して腕や身体の動きを妨げない仕様です。シェイプを効かせたボディは男っぽさも漂わせながら、360度どこから見てもエレガントなスタイルにこだわりました。

着心地はもちろんルックスも重視しているため、肩とアームホールのフィット感を保ついせ込み量も多めです。第2ボタンまで開けても胸元がはだけ過ぎないように、ボタン位置の調整もされていますので、ノータイスタイルも、おまかせください。


スポーティに着こなすラウンド&クレリック

こちらはラウンドカラーのクレリックシャツ「T11」。襟腰がやや低めでスポーティな雰囲気ですので、ジャケットやスーツもカジュアルなイメージのものが似合います。ここではコーデュロイのスーツでタイドアップしてみました。

女性受けの良いラウンドカラーは、ついつい生真面目でお堅い印象に見えてしまうタイドアップスタイルを適度に和らげてくれるのに最適です。しかも身頃と切り替えになったクレリックカラーなので、より軽快でお洒落な気分が高いのもポイントです。クレリックシャツというとノータイで着るイメージがありますが、タイドアップすることで若々しくアクティブな印象も添えてくれるんです。

ボディはほんのりグレーのストライプ、オーセンティックな雰囲気ですので、ビジネススーツにはもちろん、こんなオフのコーデュロイスーツにも馴染みやすいはずです。サラリとしたタッチの平織り生地は滑らかな肌触りで快適な着心地を約束してくれます。


オーセンティックビジネスに似合うワイドカラー

現代的に見えるよう、衿羽根の大きさや開き角度を吟味したワイドカラー「C9」。正統派のビジネススーツにぴったりの衿型です。ブルーのシャツはネイビースーツと合わせるのが常套ですが、あえて無地同士という組み合わせならば、タイを少々派手な色柄にしてもVゾーンは受け入れてくれます。

素材は高級超長綿GIZAを使った、きめ細かい生地感が特徴のピンポイントオックスフォード。滑らかでドライなタッチは通年着心地が抜群です。適度な厚みがあり、透け感はさほどありませんので一枚で着ても大丈夫。同じ生地はレギュラーカラー、タブカラーにもラインナップされています。


プレステージ性ならワイドカラー

こちらはストライプの「C9」。淡いトーンが上品なピンクのストライプと、白場に同色の織り縞が入ったオルタネイトでスーツ姿は余裕ある堂々たるものに。社会的地位や社内でも役付きの立場の人に似合いそうなストライプシャツです。

ピンクのシャツはほんのり色気が漂いますので、グレースーツなど地味になってしまいそうなときに活躍してくれます。ここではタイにピンクと相性のよい茶色を選びましたが、同じピンクの柄を使った小紋なども似合うので、ビジネスタイの色柄選びにも幅が出せます。


シャツイチ姿こそ、雄弁に語ります

こちらワイドカラーの「C9」をシャツイチ姿で着たところ。ウェストまわりが細くシェイプされているのは、後ろに託し寄せているからではありません。B.R.SHOP別注のボディ「MINORI」ならではの細身なのです。背中にダーツをとらずにこの細身を実現するのは結構な技術を要するものです。単に細いだけでは、お腹周りがきつくて着られる人が限られてしまいますので。第一ボタンと第二ボタンの間隔が狭いので、ノータイ姿も品よく決まりますし、第二ボタンまで外しても、だらしない印象にならないようにボタン位置が調整されています。


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 野口貴司 (San Drago) / Hair&Make : 松本和也 (W) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : EDUARD BADALITA (Donna)
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