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2023.04.16
ちょうど1年前にニューフィットとしてお披露目し、ありがたいことに我々の想像を超えるスピードで受け入れられたRELAXED FIT。昨年はツイルのチェックとポプリンベンガルが好評を博しましたが、この春にご紹介するのはよりオーセンティックな2生地です。
今に続くアメリカントラディショナルスタイルの走りともいえるアイビールックが誕生したのは1950年代。この系譜は長く続き、70年代の終わりにはラルフローレンの躍進とともにプレッピースタイル(ブリティッシュアメリカン)が興隆します。たとえばボタンダウン、ネイビーブレザー、レジメンタルタイとスタイルを構成する要素の定番は変わらずも、大きく変化したのがシルエットです。
テーパーが当たり前だったスリムパンツはワイドなツープリーツに移り変わり、大流行したナロータイは時代遅れに。シャツも例外ではなく、ボディラインに沿ったシルエットからゆとりを持たせたスタイルへと流行が変化しました。このゆとりこそが「アメリカらしいシャツ」だと、ラルフローレン、J.クルー、GAPあたりのカジュアルブランドがこぞって打ち出した80年代から90年代。INDIVIDUALIZED SHIRTSがRELAXED FITで切り取るのはまさにこの時代のアメリカです。
CAMBRIDGE OXFORD RELAXED FIT BD 29,700 IN-TAX
インディビにおけるフィットという概念のオリジンであり、横方向のゆとりが特徴的なご存知クラシックフィット。このクラシック以上にルーズな実寸を誇るのがリラックスドフィットです。肩幅、身幅はもちろん、比例してアームホールが広がることでシャツ全体のゆとりは飛躍的に大きくなります。1生地目は押しも押されぬオックスフォードクロスの王様ケンブリッジ。最定番のご用意が遅れたことをみなさまに謝らなくてはなりません。
縦横双方にオーバーサイズなので裾を出した時のバランスも抜群です。なんともリラクシング。
HERITAGE CHAMBRAY RELAXED FIT BD 29,700 IN-TAX
対するもう1生地もソリッドに、こちらは長いインディビの歴史の中では新鋭に位置するヘリテージシャンブレー(ベージュカラー)。昨年リリースしたスタンダードフィットは大人気で一時完売となっていましたが、クラシックとリラックスドを携えてパワーアップでカムバックです。
シャンブレーとは名乗るものの、実際には縦横ベージュの交差からなる単色の平織りです。さきほどのケンブリッジオックスフォードと比べれば幾分も柔らかく、しなやかさがリラックスドフィットのゆとりとマッチしています。サイジングはいつもよりカジュアルですが面構えはしっかりとトラディショナル。いつもとは少し違う雰囲気のアメリカンクラシックを楽しめそうです。
“Vヘム”のポケット
リラックスドフィットのアイコンとして標準装備されるのがVステッチの胸ポケット。Vヘムと称されるこのスタイルは古くを見ればアメリカンシャツの証明でもあります。
やっと日中は暖かくなり、シャツ1枚で出かけられる陽気を想像できるようになりました。リラックスドフィットで23年の春の先取りをいかがでしょうか。お待たせしているINDIVIDUALIZED SHIRTS 23SSのコレクションもまもなく。乞うご期待!
■B.RMALL THE STORE by maidensでは、RELAXED FIT 以外の、
も展開してます。
PROFILE
From Staff
ディストリビューター、リテイラーとして世界中を周り・・・そして出逢った素晴らしいプロダクツ。世界各地のデザイナーやクラフツマンのこだわり・・・、思い・・・。クリエイティビティーが込められた“WELL-MADE-PRODUCTS”、や海外のトレンドやリアルな“STYLE”の楽しさを提案します。
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