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■ F.lli　Giacometti フラテッリジャコメッティ ■

多くの靴・服好きをうならせ、一度足入れすれば沼にハマるように次なる一足を求めたくなるブランドから今年も新作が到着しました。
「F.lli Giacometti(フラテッリジャコメッティ)」は多くの有名ブランドもその技術の高さに生産依頼をかけるファクトリーブランド。
今季は久々の木型、そして希少な素材を使用したローファーが到着しています。
まず目を惹くのがアッパー。TEJUS(イグアナ革)を使用した本モデルは、細かく並んだ斑と独特の艶が魅力的。
革のサイズに限界もある為サイドの継ぎは入ってしまいますが、フロント部分は一枚でとってあり、職人の手によって丁寧にモカ部分を縫い上げられています。
継ぎがあることによって、ヒール部分にかけて斑の表情が変わっていくのを楽しめるのもポイント。
トップラインに向けて絞られたヒールカップも収まりが良く、ローファーの抜ける感じを予防した作り、そして隙の無い後ろ姿を魅せてくれます。
木型は「JONATHAN」を使用。定番のLUIGINOと異なり、スクエアトゥの本木型はジャコメッティらしいサイドウォールの力強い立ち上がりと組み合うことでグラマラスな色気ある足元を演出します。フレアやバギーなど裾幅広めなパンツと合わせたスタイリングをお勧めしたいところ。
製法は技術の高い職人を多く抱える同社ならではのハンドソーングッドイヤー製法。マッケイ製法と勘違いするような屈曲性の良さで履き初めからよく足に馴染んでくれる一足です。
カラーはGRIGIO(グレー)をご用意。履き込んでいくことにより徐々に生まれてくる退色もまたアジのある表情に変わっていきそうです。
足入れ・履き心地の良さ、上質な素材使い、職人の技術。全てが高いレベルで融合したジャコメッティの一足を是非ご体感ください。

■ ブランド説明 ■

イタリア北部ドロミテ、アルプスを眺めるVENETO（ベネト）地方に唯一残る職人メーカーの自社ブランドです。
マネージャー兼底付け、仕上げ磨き担当の兄「LUGINO」と、型紙担当であり自社内縫製ラインの厳しいコントロールを行う弟「ROBERTO」の兄弟が中心になって、クオリティの高いハンドメイドシューズを制作しています。
ベネト地方は、農業や登山用に向けたノルベジューゼ製法に代表されるハンドメイドの深い歴史を持つ地域で、その伝統的な文化を現代化する事に成功したジャコメッティ兄弟だけが、現在では唯一残る紳士靴メーカーとなりました。
イタリア内外の高級タンナーとも深い関係を持つため、ライニング素材に至るまで徹底してクオリティの高いマテリアルを使用する事が可能で、手間を掛けることを惜しまず、頑なに新世代に向けたハンドメイドのクラシックシューズを生み出し続けています。