guji

  • TOP
  • MALL
  • guji
  • FEATURE
  • 春のスーツ&ジャケット最前線 大人のためのデイリーなクラシック 3ブランド3スタイル

guji Recommend Style / 2018SS Vol.1春のスーツ&ジャケット最前線 大人のためのデイリーなクラシック 3ブランド3スタイル

2018.03.19

デ・ペトリロのコロニアルカラーを纏う

・ダブルスーツ / De Petrillo
・ラウンドカラーシャツ / BOLZONELLA
・レジメンタルタイ / Atto Vannucci

春本番に何を着るか、もうお決まりでしょうか。社会的な地位もある大人の男にとって、スーツ&ジャケットは仕事着でもあり遊び着でもある、日常の定番スタイルですが、春には春らしく、若々しくアクティブに着こなしたいもの。そこで、その最旬を探りに京都に本店を構え昨年、東京・六本木にオープンしたセレクトショップgujiに伺いました。

この春、gujiがリコメンドするスタイリングテーマはズバリ「コロニアルカラー」。植民地時代のアジアや中南米の国と地域に見られる、赤褐色の土や砂埃、色褪せたヨーロッパ様式の建築物などをイメージしたカラーパレットをベースに、モダンに着こなすドレススタイルに注目しています。そこでまずはコロニアルカラーの中心を担うブラウンのスーツの着こなしからご紹介しましょう。

こちらのスーツは、お馴染みのデ・ペトリロですが、今回あえてダブルをチョイスしています。素材は春夏にドライなタッチが清涼感を生むリネン。しかもゴリッと男っぽいアイリッシュリネンを選びました。着込むほどにやわらかさが増していくうえ、着ジワすら着る人の個性を演出してくれるリネンの王様ともいえる素材使いは、他所のヤワなリネンスーツと差をつける確信犯的なチョイスと言えましょう。シルエットはスリムでコンパクトながら、ラペルに「ソレント」を選ぶことで優雅さと色気を加え、リネンの堅さも少々緩和してくれている点はなかなか巧みです。

シャツはラウンドカラーの白シャツですが、こちらはカラーバーが付属していて襟元をキュッと絞れるタイプになっています。6BダブルのVゾーンは狭いので、襟羽根を短く見せてタイのノットを小さく結ぶことで、バランスが良好になるんですね。仕事にパーティに、ダブルのスーツを着用される場合は、ぜひともご参考ください。ちなみにこの素朴ながら木目の細かなオックスフォード地は、ボルゾネッラだけのエクスクルーシヴ生地を使用しています。

最後にタイについても触れておかねばならないでしょう。ここで選んだのはシャンタン風シルクのレジメンタルタイ。イエロー×ネイビーのカラーリングはどこかプレッピー調で、あえて狙って組み合わせることでポップで若々しい印象を引き立てます。ダブルのスーツの“重さ”を軽減するのに、いつもとはひと味違うシャツとタイの組み合わせが、じつにうまく機能していると言えるのではないでしょうか。


ザ・ジジはコットンスーツで英国気分を日常に

・2Bスーツ / THE GIGI
・ショートスリーブTシャツ / MAISON CORNICHON
・ニット / ZANONE

さて、こちらは春夏のカジュアルスーツとして昨年あたりから大人気となっているベージュのコットンスーツです。白Tにニットを肩がけして、足元はスニーカーと、スポーティに着こなすのに最適なザ・ジジの一着は、あえてストレッチを混紡せず、これまた上掲のアイリッシュリネンスーツ同様、男っぽくガンガン着倒してほしい一着といえるでしょう。

シングルですがラペルはピークド。しかもチェンジポケットを配しているあたりから、カジュアルなコットンスーツに、英国モダンのエッセンスが注入されていることがよくわかります。実際今シーズンは、チェンジポケットが百花繚乱ですし、英国トレンドをを上手く取り入れながらも気軽なコットンスーツは、大人のデイリーウェアとして活用されてみるのもわるくないのでは無いでしょうか。


バルバの黒ジャケットが醸すモダンクラシック

・ダブルジャケット / BARBA
・ショートスリーブTシャツ / MAISON CORNICHON
・パンツ / BERWICH

ジャケットスタイルもチェックしておきたい方には、こちらバルバのリネンのダブルジャケットを。クラシックスタイルではレアな黒ですが、ボタン色がほんのり青みを帯びているあたりがじつに洒落ています。ビジネスにも使える端正なフォルムはフルキャンバス仕立てならでは。コールパンツを合わせればフォーマルに着用することもできますし、デニムや白パンと合わせれば大人リゾートなスタイルも簡単に仕上がりそうです。

ここではベルウィッチのパンツをセット。じつはこのパンツ、きっちりクリース入りですがウェストにはドローコードが通されていて、ポケットはファティーグパンツのソレを意識したデザインなんです。しかもシルエットはやや太目なうえに、デフォルトでクロップド丈。ミリタリーパンツの要素を今風のシルエットに仕上げたボトムズを、ドレッシーなジャケットトミックスするのは、今春らしいミックステクニックといってもよいかもしれません。

といった具合いに3つのスタイルをご紹介してきましたが、gujiではエグゼクティブのデイリースタイルを様々な角度から提案しています。モダンとクラシック、ドレスとスポーツなど、対極にある感性を現代的にミックスするのもお得意ですので、この春、いままでとはひと味違ったスーツ&ジャケットスタイルをお望みでしたら、きっとご期待に答えてくれるセレクションがあるはずです。


CREDIT
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 畑中清孝 (um) / Hair&Make : Takuya Baba (SEPT) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : DIMYTRI (Cinq Deux Un)
TAGS

関連特集記事

LOAD MORE

loading

最新記事

LOAD MORE

loading

franckmuller BOGLIOLI BERWICH
RakutenPay

*当サイトの税込価格表示は、掲載時の消費税率に応じた価格で記載しております。 お間違えになりませんようご注意ください。

arrow