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『ニットレイヤードのすゝめ』 ~クルーネックにはシャツを、Vネックにはカットソーを~

2021.03.09

 

ニットレイヤードのすゝめ

 

ファッションにこだわりを持つ男である以上、やはり気になるのが女性からの見られ方。 

ファッションジャンル的に、そういった俗念を一切排除した"我が道をいく"スタイルもありますが、『色』『艶』『夜』というキーワードをエッセンスとして、ビジネスからオフまでの『勝負服』をセレクトするgujiとしては、やはり"モテ"というキーワードはさけて通れません。

では「何がモテるの?」といった、ある意味男性のファッションにおける永遠の疑問に対して一つ答えを挙げるとすれば、オフスタイルにおいてその代表格の一つが"ニット"でしょうか。

そんなモテアイテム(であろう)ニット、中でも定番中の定番であるクルーネックとVネックにフォーカスし、その魅力を最大限に引き出せるようなアレンジテクニックについて今回は触れてきたいと思います。

 

少しのアレンジで新鮮な雰囲気に

 

春はコットン夏はリネン、秋冬はウールにモヘアさらにはカシミアと、シーズンごとに素材を変え色を変え"主役も脇役もこなしてくれる"とても有能なアイテム、それがニット

オーバーミドルの男性を時に大人に、そして時にカジュアルにと、選ぶ色や素材・着こなしによって着る人の雰囲気をガラッと変えてくれるんですよね。

そんな"ワードローブには必要不可欠なアイテム"でもあるニット、中でもベーシックなデザインのモノはそのシンプルさ故に時として"何か"物足りなさを感じたりすることもしばしば...

シンプルに一枚でサラリと…というのも勿論カッコいいことには変わりはありませんが、シャツやカットソーとバランス良くレイヤードアレンジをすることで少し新鮮に、そしてまた違った魅力的を引き出してくれるんです。

 

バイヤーが今季最もオススメするスタイル「ニット+シャツ」

 

恐らく大半の方がワードローブとして、少なくとも数枚は所持しているであろうクルーネックニット。

基本的な着方としては、中にアンダーウエア的なTシャツを一枚重ねてサラリと…といったスタイルが多いかと思いますが、今シーズンの春夏gujiとして推していきたい着こなしの一つが、シャツとのレイヤードスタイル

「そんなん普通やん…」という声が少し聞こえてきそうですが(汗)、従来の"上品で誠実そうなイメージ"のスタイルではなく、今の時代らしい"少し肩の力を抜いたニュアンス"を持たせたイメージでしょうか。

また、クルーネックニットの中にシャツを重ね着する事で、より洒落た雰囲気に見えると言いますか、スタイリングに華やかさとボリューム感がプラスされるんですよね。

では、実際に今シーズンのニットとシャツを使って"この春gujiがオススメするニットの着こなし"について具体的なサンプルご紹介していきたいと思います。

 

スタイリングに程良いボリュームをプラス

 

まずはクラシックなイタリアン(カジュアル)スタイルをベースとしたこちらのguji的なスタイリング。

これまではクルーネックニットのインナーにカットソーを忍ばせただけのシンプルな提案が主流で、着こなしに関してはパンツとの色味や素材の組み合わせに最も気を使っていましたが、今シーズンはそれにプラスしてシャツとのコンビネーションでいかに魅力的に見せるか?といったところがポイントでしょうか。

上着を羽織っている画像を見て頂くとお判りいただけますが、シャツをレイヤードする事でスタイリングにボリュームが生まれ、より品の良い雰囲気もプラスされるんですよね。

 

サラッとしていた印象の首回りも、シャツの襟をのぞかせる事でアクセントにもなり、より洒落た雰囲気を演出してくれます。

(中に合わせるシャツのバリエーションも豊富に揃っています)

 

あと、このレイヤードをするにあたって重要なポイントが"ニットのサイズの選び方"。

スタイリングのテイストによって多少変わってくるかと思いますが、オフのカジュアルスタイルにおいては、ジャストサイズ~シャツを重ねることを加味して1サイズアップといったところでしょうか。

一見なんてことのないプレーンな無地のニットも、インナーの組み合わせ方によって様々な表情を見せてくれるのがスタイリングの醍醐味ですよね。

 

シャツ一枚をプラスするだけで華やかな印象に

(抜け感のあるネイビーニットに同色系のストライプシャツ。 カジュアルながらもクリーンで品のある組合せ)

 

次に、コンテンポラリーなブランドを多く扱うbalcone(バルコーネ)カテゴリーのアイテムで組み合わせたこちら。

クルーネック+シャツといった組み合わせ自体はgujiと何ら変わりないのですが、アイテムそれぞれの個性+モードやストリートといったシーンのトレンドを加味したスタイリングとあって印象が少し変わりますよね。

balcone(バルコーネ)をメインとしたスタイリングでは、もちろん好みもありますが、元々ボリュームのあるシルエットであればサイズを上げる必要はありません
ただ、ジャストフィットするバランスのモノであれば1サイズアップして頂き、ほんのり"抜け感"をプラスするのが気分といったところでしょうか。

気を付けて頂きたいのが、「流行りのオーバーサイズで」といった意味合いではなく、あくまでも程良く力を抜いた雰囲気をプラスするイメージですので、過度にサイズアップしないようにだけご注意を….

(ニットと同様、クルーネックスウェットなどでも応用が可能)

 

比較的カジュアルな印象の強いこれらクルーネックのプルオーバー類に、シャツをレイヤードする事でこれまた上品さがプラスされ、オーバーミドルに相応しいミックス感のあるスタイリングに仕上げてくれるこのスタイル、たったシャツを一枚プラスすることで少し新鮮な気分を味わわせてくれます。

ちなみに、クルーネックTシャツをインナーに使って首元と裾からチョロ出しするテクニックは昔からベーシックなスタイルとして確立されていますので、トレンド云々関係なくいつの時代も有効。

気分によって、シャツとレイヤードスタイルと使い分けて頂くのが良いかと思います。

弊社代表を含めたバイヤー陣が、今シーズン最もお勧めする"クルーネックプルオーバー+シャツ"、是非お試しを。

 

Vネックニットは肌の露出を抑えて程良くカジュアルに

gujiに関係する各種SNSをチェックしてくださっている方の中には、もしかしたらお気付きになられている方もいらっしゃるかもしれませんが、弊社代表である田野のインスタグラムのスナップにおいて、最近よく使われているインナーがVネックニットのインナーに白いTシャツといった組み合わせ。

 

基本的にジャケットの中にはシャツ+タイ、もしくはタートルニットといったクラシックなスタイリングイメージが強い弊社代表とあって少し意外?に感じられたかもしれませんが、このVネックニット(+インナーに白T)使いこそがgujiの今シーズンのもう一つの提案でもあるんです。

ここ半年ぐらいの投稿を見ると、レザーブルゾンをメインとしたカジュアルスタイルのみならずエレガントなジャケットの中などにも合わせていますね。

比較的クラシックでエレガントな組み合わせを好む弊社代表も少しハマっているVネック+クルーネックT。 そうさせるのは、ほんのりカジュアルなムードでした。

 

マンネリ化したインナーに少し変化をつけてくれます

 

アパレル業界全体で広く見ても、カットソーやニットといったプルオーバートップスに関しては長きに渡ってクルーネックタイプが主流となっている現在。

過去、(特にTシャツに関しては)クルーネックよりもVネックがもてはやされた時代もあった様に思いますが、ここ最近では様々なお店のトップスのラインナップを見ても、一昔前に比べてVネックタイプは見かける機会が少し減ったイメージがありますよね。

原因の一つとして、やはりスタイリングのカジュアル化が傾向が強くなったといったという点が挙げられるかと思いますが、そういったトレンド的な背景を踏まえた上で、今敢えてVネックを上手く取り入れる事が逆に新鮮というのがguji的見解…といったところでしょうか。

未だクルーネック優勢は変わらないものの、「インナーに少し変化をつけたい」という方にオススメのこの組み合わせ。

 

クルーネックTシャツを重ねることでVネック特有の肌の露出を抑え、必要以上に色気がでてしまう事を防ぐのと同時に、適度にリラックスした雰囲気をプラスしてくれるのがこのレイヤードスタイル。

高級感や上品さをキープしつつ適度にこなれた感じを演出、首元と裾にちょっとしたアクセントをつけてくれるので「インナーがおとなしくてちょっと物足りないかな…」といった事も無くなるといったワケなんです。

サイズ選びに関しては、シャツとのレイヤードの件で述べた通り、ジャストから場合によっては1サイズアップが今の気分かと。

アパレル関係の方からすると昔からお馴染みの定番テクニックではあるかと思いますが、「これまでVネックは一枚で着ないといけないとばかり思っていた…」という方は、これまた是非この機会にお試しを。

 

最後に

 

トレンドの最先端を行くモードやストリートなど、これまでに無かった新しい価値観を次から次へと生み出していくファッションシーンとは違い、昔ながらのルールやセオリーが重要視されてきたイタリアンスタイル。

私たちgujiが主戦場とするそれらのジャンルおいても、昔と比べてこと洋服の"着こなし"という点において今はとても自由度が高くなってきており、"色気を出してなんぼ"といった時代から"リラックス"や"抜け感"といったキーワードが重要視されるようになるなど、その価値観もここ数年で大きく変わってきています

そういった時代背景、さらにgujiならではのカラーといったところを踏まえた上で、今年の春のニットの着こなしとして提案する2つのレイヤードテクニック。

クルーネックにはシャツを、Vネックにはカットソーを。この春の首元はコレで決まりです。

PROFILE

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From Staff


Charles and Ray Eamesの言葉、「Take a Pleasure Seriously」=「楽しいことを真剣に…」を共通の価値観とし、ベーシックなアイテムに「色」「艶」「夜」というキーワードのもと、ビジネスからオフまでの「勝負服」をセレクトしています。

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