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できるオトコはこなし上手 vol.21「襟」で表情が変わる大人の春ブルゾン

2025.04.14

プライベートなシーンはもちろんオフィスでさえも、レザーのライダースでアクティブに颯爽と…というのが現代のできるオトコのスタイルです。しかしながら、もはや定番となったスタンドカラーのライダースでは、差別化を図ることが難しい、とお悩みのユーザーもいらっしゃるかと。そんな悩みを解消するのは「襟」。今回は、「襟」付きのアウターについて考えてみたいと思います。


レザージャケットは襟付きで品格が薫る

・エンメティ / BR別注 GIACOMO_BR ナッパチェラータ ゴールドパーツ ジップアップブルゾン 214,500円 (予約受注販売商品)
フェデリ / シルク&カシミア クルーネックニット(チャコール) 110,000円
ベルウィッチ / BR別注 scotch RELAX_GOLD ストレッチコットン パンツ 35,200円
ジャコメッティ / ユタカーフ ローファー 129,800円
ブラン / チタンフレーム サングラス B0024 40,700円

ドレスコードの緩和やドレスとカジュアルの境界が曖昧になったことと共に、「ジャケットよりブルゾン」というのが最近のオトコのスタイルの傾向です。ラペル付きのジャケットよりショート丈のブルゾンが、レザーならライダースが支持されるのも、そんな時代の流れなのでしょう。

とはいえ大人気のライダースでは「仕事着としては軽装すぎるのでは?」「ハード過ぎない?」といった悩みが拭えないこともまた事実。そんなとき「襟付き」のレザーブルゾンを選ぶと、グッと落ち着いて見え、この人はカジュアルスタイルでも抜かりない、という印象を与えることができます。

たとえばライダースが人気のエンメティには、「GIACOMO」という襟付きモデルが今シーズンリリースされました。こちら、ウエスト丈のショートレザーブルゾンですが、襟がついていることで大人っぽい印象です。都会的なモノトーンを意識したスタイリングでも、パンツはクリース入りで、しかもウエストにドローコードが覗くことで、抜け感もプラスできています。そして全体のバランスとして足元もレザーのローファーが似合うわけです。レザーで、きれいめな着こなしができるのは、襟つきならではなのです。

BR別注モデルならよりエレガント

エンメティの「GIACOMO」は襟があることで、インにはクルーネックのTシャツやニット、さらにはパーカーも合わせられます。ドレスシャツの出番が減った昨今のスタイリングにもってこいではないでしょうか。

ちなみにこちらはBR別注モデル。インラインの「GIACOMO」とは、シルエットが異なります。別注モデルは身頃に余裕をもたせることで、スラックスが似合うスタイリングもできる仕様。通常の「GIACOMO」よりリラックスした仕上がりとなっています。こちらの別注モデルは、今後、予約受注販売を予定しているので、サイトチェックいただければと思います。

サルトリアーレのトラッカーJK

ガボ / リネン&コットン ジャージー トラッカージャケット 183,700円
ロレンツォーニ / ショートスリーブ クルーネックT 31,900円
ベルウィッチ / BR別注 scotch RELAX_GOLD ポリエステル&ウール パンツ 38,500円
・パラブーツ / コンビローファー DAX (参考商品)

こちらは襟付きショートブルゾンの定番、トラッカージャケット。いわゆる“Gジャン”ですね。ウエストを絞らないボックス型のシルエット、フロントボタン、両胸の2フラップポケットなどのデザインはオーセンティックですが、襟や袖など着心地を左右する箇所は手作業で縫い付けられています。身返しもあり、内ポケットが配されるなど、ガボならではのサルトリアーレ(=テーラードの技法)が駆使されていることがよくわかる仕上がりです。

素材はコットンジャージー。襟は曲線を描くカッティングで立体的に取り付けられているので、少し立てて着ることができるようになっているのもガボのトラッカージャケットならでは。ショート丈&ボックス型シルエットですので現代的なスタイリングを考慮すると、ボトムズはゆったりめのスラックスが似合いそうです。

オーバーシャツという新しい選択肢

シーズ / コットン&ナイロン スナップボタン オーバーシャツ 148,500円
ロレンツォーニ / ショートスリーブ クルーネックT 31,900円
ピーティートリノ / ジャージー 裾ゴムシャーリング パンツ 48,400円
・シーキューピー / BR別注 GENOA WHITE レースアップスニーカー(今後発売予定)

最後にご紹介するのはオーバーシャツです。シャツをベースにしながらも、アウターとして着られるようにデザインがされている新機軸のトップス。リラックスフィットのシャツを羽織る感覚のような、ブルゾン感覚のような、気軽に着こなすことができる肩の力の抜けたアウターです。

シーズのオーバーシャツは裾にドローコードが配されているので、ブラウジングしたような着方ができるのが特徴的です。素材はストレッチの効いたコットン×ナイロン。薄手で軽量、しなやかでシワになりにくい素材を採用しました。フロントボタンはスナップ式で、胸と腰にはコンシールジップのポケットが配されており、袖の剣ボロにリフレクターテープが圧着されているなど、各部にユーティリティなデザインが施されているのもスポーティな印象を際立てます。

シャツベースの襟が取り付けられているのも上品さを誘うディテールですが、この淡い色味もスポーティでありながら上質を感じさせるポイント。イタリアの高級生地ブランド、ロロ・ピアーナ創業家系の兄弟が手掛けるヨーロッパの上流階級の日常着として話題のブランドアイテムだけに、都会の大人たちのライフスタイルにこそ相応しいのではないでしょうか。

ごく当たり前のようでいて、いざ気づいてみると、上品な大人の服としてマストな襟付きアウター。いまでも格式あるホテルやレストラン、ゴルフ倶楽部などのドレスコードで、襟付きの服が求められるのも、襟があることでドレスウェアの品格を保てるからこそ。日常の服選びにも、襟の有無を意識していただければ幸いです。

CREDIT

Direction & Styling : 四方章敬 / Photo : 川田有二(Riverta Inc) / Hair : Takuya Baba(Sept) / Text : 池田保行 (ゼロヨン) / Design : 中野慎一郎(launch inc) / Model : KAJUS(CINQ DEUX UN) / Management : 佐々木利浩(B.R.ONLINE) / Produce : 大和一彦 (B.R.ONLINE)

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