
2018.09.10
・デ・ペトリロ / フランネル 6B スーツ
・セッテフィーリカシミア / クルーネック ニット
・クルチアーニ / ショートスリーブクルーネックTシャツ
ここ数シーズン、カジュアルな着こなしが店頭を賑わせていますが、大人のオトコにはスーツやジャケットがどうしても必要なシーンが多々あるものです。お仕事はもちろん、意中の女性と食事に行くときにも、見映えが“簡単に盛れる”アイテムといえば、やはりスーツが筆頭です。しかも、この秋オススメはダブルのスーツ。スーツといえばシングルを選びがちですが、タイドアップ以外にも案外使えるのがダブルのスーツなんです。
というのも、シングルスーツが多いなか、ダブルというカタチだけでまず目立ててしまえる。また、シングル以上に立体的な見えるので、インナーに凝る必要がないのです。前ボタンを開けたままで闊歩するさまは、まるでピーコートを羽織るかのように難なくキマって見えるというわけなのです。しかも、スーツはそれだけで上下揃うので、実はコーディネートに悩む必要がありません。例えばインナーをニットにしてしまうだけで襟元はすっきりするなど、着こなしはとっても楽チンなんです。そして何より、スーツを着なれた大人にこそバシッと似合うという点も見逃せないポイント。
着流しのコツとしては、襟元のニットの間から白Tシャツをチラ見せさせて、白ソールのスニーカーを合わせれば、どなたが着てもお洒落に見える仕上がりに。どうです? 平日も休日も使えてしまえるダブルのスーツを選ばない理由が見当たらなくなりましたね。
・デ・ペトリロ / キャバルリーツイル 6B スーツ
・セッテフィーリカシミア / クルーネック ニット
・クルチアーニ / ショートスリーブクルーネックTシャツ
意外と思われるかもしれませんが、フランネルやツイードというクラシックな素材というのは、そのマットな質感がコットンと似ていることから、カジュアルなアイテムと相性がいいんです。その逆に光沢がありツヤっとした素材のスーツは、どうしてもカジュアルなアイテムと合いません。
こちらのダブルのスーツは、素材感のあるツイルで、しかもパッチポケット仕様というややカジュアルな雰囲気が特徴。インナーに黒いニットを合わせて、白Tをチラ見せさせることで、黒×白のコントラストが効いて、着こなし全体をシックな雰囲気に導いてくれます。バックパックも黒で統一することで、さらにリッチな雰囲気も加味されます。
・ザ・ジジ / 8B ヘリンボーン ストレッチ ジャケット
・ザ・ジジ / 1プリーツ ヘリンボーン ストレッチ パンツ
・グランサッソ / ハイゲージ クルーネック ニット
・クルチアーニ / ショートスリーブクルーネックTシャツ
ダブルスーツをさらに、カジュアルにブルゾン感覚で着こなすなら、インナーにイエローなどのキレイ色のニットを挟むというのも手です。
例えばこちらのスタイリングでは、ネイビー×イエローのコントラストが若々しく軽快で、一気にいまどきな色調のコーディネートになるのです。コントラストといってもビビットな色使いではないので、あくまで小さな面積で上品に映るというのも大人らしい着こなしのポイント。こちらの足元も白ソールのスニーカーで軽快感をプラスすることをお忘れなく。
Producer : 大和一彦 / Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 野口貴司 (San Drago) / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : Hiro / Designer : 中野慎一郎 / Model : Dorde (Cinq Deux Un)