
2025.04.17
ブラックデニムを愛用する戸賀さんも、初夏から秋まではショーツスタイルというのが多いのですが、今年はもうしばらくデニムスタイルが続けられそうです。それというのも、傑作なジャージーデニムに出会えたから。そのデニムとは、イタリア最古のデニムブランドが手がけたジャージーデニム。早速、ご紹介します!
▲ セッテフィーリカシミア / BR別注 リネン&コットン ニット ¥52,800
▲ ロイロジャース / BR別注 ブラックデニムパンツ ¥38,500
普段からブラックデニムを愛用している戸賀さんは、この「トガオシ。」でも、最新のおすすめアイテムをブラックデニムで着こなすスタイリングが多く見られますよね。とはいえ、そろそろ暖かくなってきたこともあり、いつもならショーツスタイルに転換される頃かと。しかし今年は、まだしばらくブラックデニムスタイルで過ごせそうです。
「いやホント、BRがよくぞ見つけた!って感じだよね。こういうデニムは以前からあるにはあったんだけど、これはシルエット、加工の具合、はき心地、そしてプライスまで納得の1本。ブラックデニムにうるさいトガも、これは本気で仲良くさせてもらいたい。」
さりげなく裾をワンターンして小技を効かせた戸賀さんがはいているのは、イタリアのデニムブランド、ロイ ロジャースの「レオナルド」。ロイ ロジャースは1952年、フランチェスコ・バッチ夫妻によって創業された、イタリアンデニムのパイオニア的存在であり、イタリア最古のデニムブランドなのです。それまで“作業着”だったデニムをリメイクし、ファッションアイテムとして取り入れたイタリアンスタイルは、何を隠そう、このブランドから始まったのです。
「このモデルはジャージーデニムなのに、リアリティある色落ち感。ヴィンテージっぽいルックスは、イタリア職人の手作業ならではの絶妙な仕上がりだね。はき心地はめちゃくちゃ軽くて、細身のシルエットもきれい。日本人向けにヒップがコンパクトに仕立てられてるので後ろ姿もバックシャン。これをBRお馴染みの別注モデルにしちゃったっていうんだから、さらに見逃せないよね!」
気に入ったブランド、アイテムは他では買えないスペシャルなモデルに別注オーダーさせていただくのがBR流。今回のブラックジャージーデニムも、期待通りの別注オーダーをさせていただきました!
リベットやフロントボタン、ジップなどのメタルパーツは、通常シルバーのところをゴールドに変更するのは、BRならではの別注ポイント。ニットの裾で隠れていても、何気ない動きでチラりと見えたときの効果は絶大。黒に浮かび上がるゴールドは、さりげなく見えたときこそラグジュアリーな雰囲気が引き立ちます。
レザーパッチをブラック&ホワイトロゴに変更しているのもBRならではの別注ポイント。インラインモデルはアメリカンデニムよろしく、茶色のレザーパッチが取り付けられているのだそうです。後ろ姿からも、モダンなブラックデニムらしいスタイルが一目瞭然ですね。
「ちなみにバックポケットが4枚ハギになっているのは、もともとロイロジャースがアメリカンデニムのリメイクにはじまったことを表しているから。いまもステッチではなく、あえて4枚のパーツを縫い合わせて作られているんだって。」
伝統とモダン、そして素材へのこだわりが融合した一本はデニム生地ではなくても、戸賀さんが太鼓判を押す大人のリアルデニム。デニムローテーションのひと枠に加えたら、自然と登板回数が増えてしまう、そんな一本となっています。