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トガオシ。Vol.350大人シルエットに進化したBR別注ムートンダウン

2025.01.16

エンメティといえば「JURI」や「MASSIMO」といったレザーライダースが定番人気ですが、ブランドスタート当初からレザーに限らず幅広いアイテムをリリースしていることでも注目されています。この日、戸賀さんが試着していたのはダウン&ニットのハイブリッドジャケット。「今年はクラシックより、モードなデザインが気になる」というその真相を伺いました。


異素材ハイブリッドアウターをBRが別注オーダー

エンメティ / BR別注 フーデッド ムートンダウン ジャケット¥236,500
エンメティ / カシミア モックネック ニット ¥121,000
▲ ピーティートリノデニム / BR別注ブラックデニム

昨年、人工皮革「テックレザー」シリーズをリリースして話題のエンメティ。リアルレザーに比肩するする高級感あるタッチに、自宅で洗えるユーティリティ性能をもつ、新時代のレザーとしても画期的で話題となりました。

そんなエンメティが、ファーとダウンとニットの異素材をコンビ使いした「ムートンダウン」がこちらのモデル「GART BR」。もともとインラインにあったモデルにBRがサイズとフィッティングを別注でオーダーすることで、大人な表情にリモデルしました。

「ダウンベストとニットをフェイクレイヤードしたコンビブルゾンは一着でも存在感ある冬アウター。しかも大好物のフードアイテムだ。ファートリムをあしらうことでラグジュアリーな雰囲気を出しているところもいい。都会の大人にオーバースペックなダウンは不要って公言してるけど、ダウンベストならヘビロテしたいんだよね。」

戸賀さんが「南極にいかないぐらい(笑)」という程よいダウンのボリューム感。シルエットにほんのりゆとりを持たせたことでグレスラもデニムも似合うようになりました。

「クワイエットラグジュアリーだとか、ビッグシルエットとかヴィンテージとか、いろんなファッショントレンドがひしめく中で、クラシックは肩身が狭いと感じる時代。オーセンティックなテーラードより、カジュアルにモードっぽさがミックスされていたり、スポーティにラグジュアリーが薫る服が気になるよね。そんな気分にズバっと刺さる異素材コンビブルゾン。これまでライダースの印象が強かったエンメティのイメージも一新してくれそうだよね。」

BR別注ならではのこだわりが満載なのです

▲ エンメティ / BR別注 フーデッド ムートンダウン ジャケット¥236,500 ( ブラック ) ( オフホワイト )

従来の「GART」をBR別注によってリラックスフィットにアップデート。ボディはもちろん、袖丈や着丈も調整することで着やすく、大人っぽいシルエットにモディファイしました。

「身頃がフード付きのダウンベストで、スリーブがニットだから、モコモコしすぎないんだ。腕周り、肩周りに開放感があって、クルマの運転もしやすいのに、ちゃんとニットスリーブには滑りをよくする裏地もついていて着心地もしっかり考慮されている。さらにはニットとダウンとファーに加えて、ポケット縁にはスウェードが使われていたりして、細かいところまでこだわってるよね。もちろんBR別注らしくメタルパーツはゴールド!ナイロン(ダウン部分)の汚れを落とすケア用品が付属するという心遣いも嬉しいよね。」

見れば見るほど、細部まで手を尽くしたディテールに関心ひとしお。目の肥えた戸賀さんをも魅了するだけの価値ある一着と保証します。

エンメティから初のピュアカシミアニットが登場

▲ エンメティ / カシミア モックネック ニット ¥121,000 ( グレー ) ( ブラック )

もう一点、今回、戸賀さんがインナーに着ていたニットもエンメティのもの。なんとファー&レザーファクトリーに始まるエンメティが、今回ピュアカシミア100%のニットをブランド設立以来初めてリリースしたんです。

「一瞬、超極上のスウェットかなって思ったほど、目の詰まったカシミアニット。スポーティな印象がありながら、着心地、タッチは“最上質”を絵に描いたよう。アイテム名はモックネックとなっているけど、モックよりハイネックといったほうがいいかな。モックが苦手な人にも着られる程よい高さだからね。」

世界的にもカシミア原毛の品質が高い内モンゴル産のカシミアを採用。さらに現地でEU製の編み機を使用することで、変則的な18ゲージゴム編みニットを編み立てました。それはまるでヴィンテージスウェットのようなヘビーウエイト。

「この編み立てがスポーティなのにラグジュアリー感を漂わせるポイント。最近市場に出回っているなんちゃってカシミアとは別物。本当のラグジュアリーカシミアを知っている人なら、絶対これだ!ってわかるニットだし、この価格でも十分リーズナブルといえるレベル。希少な“本物”は、多くを語らなくてもわかってもらえる雄弁さがあるよね。」

CREDIT

Photo : 鈴木泰之 / Text : 池田保行 (ゼロヨン) / Design : 中野慎一郎 / Produce : 大和一彦

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