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トガオシ。Vol.3274年ぶりにBR別注で復活!
セッテフィーリの新作ニット

2024.08.08

春夏はシャリッと軽快な半袖ニット、秋冬はラグジュアリーなカシミアニットを愛用する戸賀さんは自他ともに認めるニットマスター。ニット選びにも余念がなく、すでに新商品に目星を付けているようです。


あのコットンカシミアがBR別注で復活!

セッテフィーリカシミア / BR別注 コットン&カシミア クルーネック ニット ¥69,300
ピーティートリノデニム / BR別注 ホワイトデニム パンツ ¥42,900

そろそろ秋の新作情報第一弾が出揃う頃。戸賀さんが注目しているのは、やっぱりニットでした。一年通して、ニットを愛用する戸賀さんにとって、ニットは毎日のコーディネートに欠かせないアイテム。そんな戸賀さんが、真っ先にチェックしたのが、オールシーズンで着られるセッテフィーリカシミアのニットでした。

「セッテフィーリのいいところは、糸のクオリティとシルエット。ブランド名に”カシミア”と冠されているだけに、カシミアの品質にはこだわりがあるんだ。ヴィンテージ編み機を使うことで知られるファクトリーだから編み立てが本当に見事。シルエットも研究されていて、流行りのルーズフィットに手を出さないところも好感度だね。大人のベーシックなインナーニットに誇りを持っているブランドだなと、ひしひしと感じるんだ。」

こちらの新作ニットはコットンカシミアのダブルフェイスクルーネック。以前コレクションにあったコットンカシミアをBRの別注オーダーで復活させたものです。

「4年ほど前のコレクションにあったカシミア10%の14ゲージニット。ダブルフェイスにすることで、さらっとしたコットンの風合いと、ふわりと空気を編み込んだような風合いが、秋から冬のはじまりはもちろん春先にもちょうどいい肉感だね。メランジ調のニュアンスカラーは清潔感もあって大人っぽい。肩掛けしたり、腰に巻いたりしてアクセサリーっぽく使っても良さそうだね。」

さらに、このニット、以前より進化を遂げているポイントがいくつもあります。戸賀さんも、「それってファクトリーの信頼感が高いってことだよね」と感心されていました。

ブランドセレクトに垣間見える大人の余裕

▲ セッテフィーリカシミア / BR別注 コットン&カシミア クルーネック ニット¥69,300
( サックス×グレー/ペールグリーン×ホワイト )
( ホワイト×ピンクベージュ/ラベンダー×ダークネイビー/ピンクベージュ×ホワイト )
( ブラック×サックス/ダークネイビー×ラベンダー )

セッテフィーリカシミアの研究熱心さが伺えるのは、BRの細やかな別注リクエストを高い精度で実現している点。計算されたシルエットとともに襟、袖、裾のリブ幅を3cmで統一しているのはBRのリクエスト。これがカットソーのように軽快に見えるポイントです。さらに自宅で手洗いできるイージーケアも現代的な進化のポイントと言えそうです。

「ウォッシャブル&イージーケアだったり、カシミアの良さを活かしながら型くずれしにくい混紡率だったり、現代人のライフスタイルに合わせた進化は先進性の表れ。ブランドの考え方とか、未来の見通し、地球環境への配慮なんかも、これからのワードローブを選ぶうえで大切なセレクトの基準だと思うんだ。」

たしかにセッテフィーリカシミアの真面目な姿勢がよく表れている、今回のニット。ちなみにイタリアらしい遊び心も備えていて、このニット、襟タグや品質表示の縫い付けが甘いのは、取り外してリバーシブルでも着られるからです。

「裏返すとリブと身頃のカラーがバイカラーになるんだね。なるほどー。戸賀は表面だけで着ると思うけど(笑)、内側に縫い合わせが浮かない仕様は高度な技術力があってこそ。こういうブランドを選べる人は、ファッションを流行りで捉えるのではなく、その背景やストーリーに価値を見出せる人。大人の余裕を感じさせるのって、そういうところにあるんじゃないかな。」

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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