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トガオシ。Vol.34戸賀敬城がカシミアマフラーを選ぶ理由

2019.01.03

真冬でも戸賀さんは分厚いダウンやコートを着ることはあまりありません。上質なカシミアのマフラーひとつで済ませることが多いのだそうです。その理由は、普段からクルマで移動しているからなのですが、もうひとつの理由はカシミアが醸すオーラが大事だからなんだとか。


上質なマフラーはオーラが違うんです

ジョシュア エリス / カシミア マフラー (チェック)

厚手のコートを着る機会が極端に少ないという戸賀さんは、スーツでもカジュアルでも、マフラーひとつで済ませることが少なくないそう。たしかに日常の足がクルマの戸賀さんに、分厚い防寒着は不要ですよね。

「多少の寒さでもマフラーをひと巻きするだけで、かなりあったかいですよ。もちろん長時間の外は無理ですが。クルマ移動なら最寄りの駐車場から2~3分、タクシーならほぼドア・トゥ・ドアで移動できるので、寒いのは一瞬と割り切っています。それよりなにより、クルマを降りてコートを着て、また店についてコートを脱ぐって面倒じゃないですか。」

ボリューミーなダウンジャケットや、ロング丈のコートの代わりに戸賀さんが愛用しているのが、カシミアのマフラーです。色柄もブランドも様々ですがタイを替えるようにマフラーのコーディネートを愉しんでいるのだそう。色柄はベーシック系がお好きなようですが、素材にはめちゃくちゃこだわっています。

「カシミアって手に届きやすい値段のものから、目の玉が飛び出るぐらい高額なものまで様々ですよね。リーズナブルなカシミアにも良いものはあるけれど、本当に良質なカシミアは相応の価格を支払わないと手に入りません。高級なものは温かさが全然違います。でも必ず金額に見合っただけのことはあります。見た目も断然ラグジュアリーですし、すごい上質なオーラがある。その分、自分のモチベーションもあがります。価格に見合うだけの身返りは十分あると思います。」

コロンボ / カシミアマフラー (ビーバー)

「カシミアは市場に出回っている量が生産量を上回るといわれるくらい、粗悪なものとかニセモノが多いんです。確かなカシミア選びの基準はブランドです。信頼のおけるブランドのカシミアマフラーは、巻いた瞬間にふわっと温かくなります。これを知っちゃうと偽カシミアなんかすぐにわかるようになるので、手を出さなくなりますよ。」

英国最古のテキスタイルメーカーといわれる「ジョシュアエリス」や、北イタリア・ビエラのファブリックメーカー「コロンボ」は、戸賀さん好みの色柄が揃うとお気に入りブランド。一般的なウールの太さは20ミクロン前後ですが、カシミアは14〜16ミクロンと細く、100%のピュアカシミアには美しい光沢が浮き上がります。これがドレッシーな極上の美観を生み出すわけです。

カシミアマフラーが上質であるべき、もうひとつの理由

ジョシュア エリス

「どんな服装にも合うので、普段は黒やネイビーといったベーシックカラーのマフラーが多いですね。軽く首元に垂らすだけでもいいし、ぐるりと一回巻くぐらいが今風でしょうか。ピッティ巻き? ピッティ巻きは、今はしないかな?(笑)」

巻き方にも流行がありますもんね。今日のマフラーは柄物ですが、英国調のチェック柄ですね。トレンドを意識してのことですか?

「いやいや、流行とはあまり関係なく、ある程度年齢のいった大人の柄モノはクラシックなほうがいいでしょう。プリント柄とかは、ちょっと痛いしね。今日は着こなしが地味かなと思ったのでチェック柄のマフラーにしたんです。最近はベージュとかブラウン系のマフラーもいいかなとも思っています。僕はあまり派手な色を差すことはないけど、上質なカシミアには発色が良いものが多いのでアクセント的に使ってもいいのでは。」

高級ブランドが保証する高品質なカシミアのマフラーは色柄も上品ですので、戸賀さんのモノ選びは理にかなっているといえますよね。

「それに、マフラーが上質でなければならない理由は、もうひとつあるんです。」

「冬場、コートやマフラーを預けるじゃないですか。お店の方にお渡ししたときに上質な素材だと相手が瞬時にこちらのステイタスをわかってくれますよね。初めての店で、コレは抜群に効果あるんです。」

確かに、冬場にホテルやレストランでコートやマフラーを預けるとき、カシミアなら手渡しした瞬間に伝わりますよね。時計や靴、鞄と同じ男性のステイタスを示す重要なアイテムなんですね。

「とくに女性はカシミアを見る目がありますよね。上質なカシミアのマフラーは一発で気づかれますし、触らせてって言われることも多いように思います。ちょっと貸してあげればトロけるような肌触りが喜ばれますし、気に入られて持っていかれちゃうこともよくあるんです(笑)」

それじゃマフラーが何本あっても足りないですね。

「これは内緒のテクですが、マフラーに軽くフレグランスを付けておくと、さらに喜ばれますね。持っていかれちゃう率がさらに上がるんですけど(笑)」

CREDIT

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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