2023.04.03
ジャブスアルキヴィオの進化系パンツ、定番人気は永久クリースにドローコード付き「マサッチョ」です。このマサッチョには素材をアップグレードした「ゴールド」ラインがあり、これまでラグジュアリーブランドを着てきた都会の大人たちにも高く支持されています。
・ジャブスアルキヴィオ / パンツ MASACCIO GOLD (ネイビー) 41,800円
・アンティーチポ / Tシャツ NEBBIOLO 11,550円
・エンメティ / ライダース BR別注MASSIMO 181,500円
・シーキューピー / スリッポンタイプ スニーカー 49,500円
進化系パンツはテック系の生地がいかにもナイロンっぽくて、トップスが合わせづらかったりして苦手という声も聞かれます。しかしジャブスアルキヴィオは素材が秀逸。とくにジャブスのゴールドラインは、素材にこだわり、ディテールにこだわった上位コレクションだけに、その高級感はドレスパンツと比肩するレベルにありました。
たとえばこちらの「マサッチョ ゴールド」はウールにポリエステルと伸縮性あるポリウレタンを混紡した三織混トロピカルウール。外観はドレスパンツで使われるウール調ですが、ストレッチ性を備えるテック素材です。ポリエステルを混紡していることで速乾性に優れるので、夏場もさらりとしたタッチが快適。シワになりにくく耐久性に優れるうえ、自宅でも洗濯(※手洗いを推奨)できるイージーケアも、今どきらしいポイントとなっています。
マサッチョでお馴染みの永久クリースが縦のラインを強調して大人っぽいシルエットを描きます。今回はライダースと合わせてスポーティにまとめましたが、このルックスなら上質なウールのテーラードジャケットとも合わせられることは言うまでもないでしょう。スタイリングの幅も、ドレスからカジュアルまでと幅広く、ウエストのドローコードの見せ方ひとつで、ぐっとリラックスした表情を醸せるとあって、なるほどいまどき感あるボトムズとわかります。
・ジャブスアルキヴィオ / パンツ MASACCIO GOLD (ネイビー) 41,800円
ディテールをみていくと、腰元のドローコードがノーマルはファブリックコードなのですが、ゴールドは編み込みコードになっていました。先端にゴールドのメタルパーツが取り付けられているのは「ゴールド」ラインならでは。ラグジュアリーな気分を、さりげなく醸しています。
前述した永久クリースとウエストのサイドシャーリング、ドローコードを内側の取り込むことができるのもマサッチョならでは。ベルトループも付いているので、普通のドレスパンツ風にスタイリングも可能なだけに、応用範囲が広いのも頷けます。
・ジャブスアルキヴィオ / パンツ MASACCIO/M1(LIGHT JERSEY) 33,000円
・アンティーチポ / Tシャツ NEBBIOLO 11,550円
・ヘルノ / MA-1タイプ ブルゾン 97,900円
・シーキューピー / レースアップスニーカー 50,600円
こちらはノーマルのマサッチョ。気軽に穿いて日常使いがしやすい理由は、素材の軽さにありました。今季は定番のスタンダードサマージャージーを、より軽さを増した新ジャージーにアップグレード。吸湿性の高いコットンに速乾性を高めるナイロン、伸縮性あるポリウレタンの3素材をミックスして編まれたハイブリッドなジャージー素材となりました。
ルックスこそスポーツテックなイメージですが、ドレス&シックなシルエットと永久クリースによって、カジュアルなスタイリングも上品に格上げしてくれます。しかもウォッシャブルなので、これからの季節ヘビーローテーションで穿いても、いつでも清潔感をキープすることができるとあって、ついつい出番が増えてしまうのではないでしょうか。
・ジャブスアルキヴィオ / パンツ DANTE (TECHNO WOOL) 34,100円
・アンティーチポ / ポロ NEBBIOLO POLO 17,600円
・フェデリ / クルーネックニット 71,500円
もう一点、ご紹介しておきたいモデルはダンテ。「SPACE FIT」と名付けられたカテゴリーに属し、プリーツ仕様にすることで、ウエスト周りに余裕のあるシルエットを描くモデルです。ジャブスならではのテーパードシルエットは、膝から裾にかけて絞ったほんのりキャロット。こちらは永久クリース仕様ではないこともあり自由度が増した印象を醸しつつ、デフォルトでくるぶし丈ゆえ、モダンなボトムズコーデが可能です。素材は伸縮性に加えパリッと硬めで清涼感あるテクノウール。鮮やかなカラーにクラシックな表情を湛える大人っぽい素材です。
ここではブルーのダンテにクルーネックニットのインにポロシャツを合わせ、襟を出してアクセントに。足元も白スニにすることでパンツのシルエットが引き立つコーディネートとなりました。このぐらいシンプルに着こなしたときにも、けっして「普通」にならないのはボトムズシルエットの妙。ジャブスアルキヴィオのパンツは、ボトムス一点でスタイルを左右する実力があるということなんです。
右から
・ジャブスアルキヴィオ / パンツ MASACCIO/M1(LIGHT JERSEY) 33,000円
・ジャブスアルキヴィオ / パンツ DANTE (TECHNO WOOL) 34,100円
洗練されたデザインに加え、多彩なスタイルに合わせることができるジャブスアルキヴィオのパンツコレクションは、どれもドレスパンツで培った職人技術と現代的なスタイルセンスが融合したもの。その魅力はオリジナルティある素材使いとコンフォートな穿き心地にあることが、リピーターの多さからも伝わります。
・ジャブスアルキヴィオ / ジャケット STROZZI (TECHNO WOOL) 66,000円
・アンティーチポ / Tシャツ NEBBIOLO 11,550円
さて、ここまでパンツのコレクションを見てきましたが、ジャブスアルキヴィオでは今季、ジャケットが1型ラインナップされています。以前もカットソー(後に「アンティーチポ」ブランドとして独立)やパーカが登場することがあったのですが、こちらはテーラード型のジャケットです。
それがこの「ストロッツィ」。一枚仕立てで、軽く羽織るためのリラックスジャケットは、もちろんジャブスアルキヴィオの各モデルとの相性は抜群です。ややボックス型のシルエットに、飾りボタンをつけない筒袖仕様。こちらの素材は先程の「ダンテ」と同じテクノウールですが、ほかにもテクノリネンやシルキージャージーなどのバリエーションが用意されています。
進化系パンツをベースに作られたジャケットだけに、進化系パンツにしか合わないと思われるかもしれませんが、このジャケット、意外と応用範囲が広くて、ドレス系のウールパンツはもちろん、デニムやチノとも相性良好です。むしろ羽織った印象はジャケットというより、シャツに近い感覚もあるので、インナーは断然Tシャツやカットソーの類がいいでしょう。襟付きシャツを着るなら、ドレスシャツよりカジュアル系のシャツが似合うはず。いずれにしても、ノータイが似合うジャケットとして気軽に普段使いができそう。そう、ジャブスアルキヴィオはパンツもジャケットも、普段のスタイルに取り入れて、毎日を新鮮に過ごせるワードローブを提供してくれるのではないでしょうか。
そして今年2023年は母体であるGIAB'S(ジャブス)社が70周年を迎えます。それを記念し、ジャブスアルキヴィオのスペシャルピースやコレクションが今後発売されるということなので、そちらもご期待ください。
ジャブスアルキヴィオに関するお問い合わせ先
F.E.N. LTD.
info@fen.co.jp
https://giabs.fen.co.jp/
Styling & Direction : 四方章敬 / Photographer : 渡辺修身 / Hair&Make : Takuya Baba (Sept) / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎 / Model : James Prosser (donna) / Producer : 大和一彦